★たいせつなこと★絵本 マーガレット・ワイズ・ブラウン:作 レナード・ワイスガード:絵 うちだ ややこ:訳 フレーベル館 〜グラスにとって たいせつなのは スプーンにとって たいせつなのは ひなぎくにとって たいせつなのは あめにとって たいせつなのは くさにとって たいせつなのは ゆきにとって たいせつなのは りんごにとって たいせつなのは そらにとって たいせつなのは くつにとって たいせつなのは あなたにとって たいせつなのは 〜本文より抜粋 *今年三月の小学校の卒業式の謝辞に参考にした絵本です。今年初めに、ネット書店でみつけて、とても感動しました。 子どもよりもむかし子どもだった大人の絵本のように思います。
毎日飲む飲み物は、やっぱり煎茶に限ります。 お隣の駅のお茶屋さんに行く機会がないまま、お茶がなくなってしまいました。 仕方がないので、近くのショッピングセンターのお茶屋さんを覗いてみました。 「秋のお茶」が店頭に出ていました。 ここのお店で買った春先の「知覧走り新茶」がとてもまろやかで美味しかったことを思い出しました。 試しに買ってみました。 同じ知覧で採れた秋のお茶は、少し渋みのある濃いお味のお茶でしたが、それなりにおいしかったです。 いつもは八女の深緑煎茶を飲んでいるのですが、同じお茶でもそのときどきによって、おいしかったり、味がなかったりします。 おいしい煎茶に出合うとしあわせです。
★落ち葉★絵本 平山和子:絵と文 平山英三:構成と写真 福音館書店 美しい一枚の落ち葉との出合いから、色あせていく落ち葉を美しいまま残したい思い、絵に残すことになりました。同じ樹の落ち葉でも色付き方は様々です。 〜そうして描いていると、いつのまにか、小さな起伏が、山々のつらなりや、丘や森のように感じられたりします。ときには、湖だったりします。 風の音や、なつかしい音楽がかすかに聞こえます。 私はしらべを聞きながら歩いたり、立ち止まって景色を眺めたりしています。〜本文より *この絵本との出合いで、落ち葉の季節になると道に落ちている落ち葉の美しさに気が付くようになりました。 これから様々な落ち葉が美しい色彩を楽しませてくれる季節に入ります。楽しみです。
どんよりとした曇りの時間が長かった一日でした。 気温も15℃〜18℃で、肌寒い日でした。寒がりなわたしは、洋服を重ね着しました。 時折、所々に顔を見せる青空を切り取りました。 不思議な雲の形の妙を見せてくれました。 遠くから、黒い線がこちらへ近付いてくるのをよく見ると渡り鳥なのか?鳥の群れでした。
★にいさん★〜芸術に生き、つよい絆でむすばれた兄と弟〜 いせひでこ:作 偕成社 この絵本は私の中のゴッホとテオのものがたりだ。 1990年以来ずっと、オランダ、ベルギー、フランスと、ゴッホの足跡をたどる旅をつづけてきた。光と影を追いながら、どれほど生と死について考えさせられてきたことだろう。エッセイ『ふたりのゴッホ』、絵本『絵描き』、妹と共訳した伝記『テオもうひとりのゴッホ』をへて、どうしても描きたかった兄と弟のものがたり。兄の死後、テオがオランダの母に宛てた手紙の中のことば「にいさんは、ぼくだけのにいさんだったのです!」がこの絵本を製作するあいだ心をはなれることがなかった。〜作者あとがきより 高校生の頃、ゴッホに恋をしていました。 その頃毎日持ち歩いていたのが『ゴッホの旅』でした。 生まれた時に自分の名と同じ名が墓碑に刻まれていたゴッホ(ゴッホより1年前の同じ日に生れ、生後数週間で死んだ兄の墓)の死との闘いが始まります。 牧師館に生れ、父の後を継ぐ夢を叶えようとするのに純粋過ぎるが故に理解されない日々。そして、魂に導かれて画家へと・・・けれども苦闘の日々は続きます。 傷付き死に引き摺られていくゴッホをその頃のわたしは「ゴッホを理解してあげられるのはわたしだけ」と一途に想っていました(ゴッホは遥か昔に死んでいるのですが・・・) そして、今年になって友人がこの絵本を紹介してくれました。 わたしの中のゴッホとは、少し違いますが、この絵本の中には、しっかりとゴッホが描かれています。 そう、ゴッホとテオは、兄弟愛というよりも最強の愛で繋がっていたのだと思います。
薄っすらと天使の梯子がかかる朝 曇りで始まったお天気もお昼には、雲の切れ間が・・・ 風によりさまざまな表情を見せる青空の白い雲 白い線を引くのは、ひこうき雲 夕日が沈むのは電線の向こう 薄茜色に染まる雲 今日の終わりに巻き起こる雲 そして、暮れ色へ。 以前からスライドショーをUPしてみたいと思っていました。 ようやくできました。
お天気の悪い日には、空の本を見て元気をもらいます。 今日は、もくもく雲さんの間から、時々おひさまが顔を出しています。気温22℃。 ★雲のてんらん会★絵本 作:いせ ひでこ 講談社 〜空は無限のキャンパス〜 私たちは 空の底に棲んでいて 泣いたり 笑ったり 考えたり かぜをひいたりしている 空のあちこちにも 風は吹いていて 雲が毎日 空の地図を かきかえている 空の世界は 物語に充ちていて その日の心もようと重なりながら 額ぶちのない展覧会 私は目を細めては 空のやぶれめなんか さがしている いせ ひでこ *空の世界が美しい日本語と美しい色彩で描かれている絵本です。 子どもから大人まで楽しめます。 ★空の名前★写真文集 高橋 健司:作 角川書店 雲の章 水の章 氷の章 光の章 風の章 季節の章 空や天候、季節の移ろいに日本語を、それをイメージした写真と共に紹介する歳時記風天気図鑑です。316点の写真を掲載しています。〜本文より *日本の空がぎっしりと詰まっている作品です。
美しい満月の時期が終わってしまいましたが、名残りの月をもう少し楽しみたいです。 ここのところ、曇りや雨の空模様で、名残りの月もなかなか顔を出してくれません。 お月さまの絵本は、たくさんありますが、3冊ご紹介します。 3冊とも満月の夜のおはなしです。 ☆お月さまってどんなあじ?☆ 絵と文:マイケル・グレイニエツ 「お月さまってどんなあじなんだろう。あまいのかな。しっぱいのかな。ほんのひとくち、たべてみたいね」どうぶつたちは、よる、お月さまをみながら、いつもそうおもっていました。 ある日、ちいさなカメがけっしんしました。いちばんたかいあの山にのぼって、お月さまをかじってみよう。 ・・・さて、お月さまをかじることができるのでしょうか? *小学校で読み聞かせをする時によく読む本です。読んであげるなら、幼児から楽しめます。 ★山いっぱいのきんか 中国のむかし話★ 文:君島久子 絵:太田大八 むかしむかし、ある中国の里山に、ランフーという若者がくらしておりました。 ランフーは、月夜のばんに、山へ草かりにいきました。・・・おばあさんは、ランフーに「こんやは、八月の十五夜さまで、山の神さまが、月の光に、きんかをさらす日じゃ。そなたは、うんよくそれにであったから、これをあげよう」といって、きんかを三つひろってくれました。 ランフーは、きんかをもらってほくほくがお。かえりかけてふとふりかえると、道いっぱいにならべられたきんかがきらきらかがやいています。 「まてよ。もうちょっともらっても、よかろうて」ランフーはひきかえしました。・・・さて、ランフーは、たくさんのきんかを手にすることができるのでしょうか? *これは、わたしにとって「人生の書」です。 ☆つきよのかいじゅう☆ 作:長 新太 おとこは、ずっとかいじゅうが姿をあらわすのを何年も何年も待っていました。 あるつきよのこと、かいじゅうだ!かいじゅうだ!ついに、みずうみにいるかいじゅうをはっけん・・・さて、おとこは、見事にかいじゅうを写真に撮ることができるのでしょうか? *大人も子どもも楽しめるナンセンス絵本です。