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四季織々〜景望綴

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読書マラソン〜角田光代さんからバトンを!!

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読書マラソン〜角田光代さんから...
角田光代さんが来校しての「読書公開授業」「読書講演会」に行ってきました。
ちゃっかり・・・サインをいただいてきました。
「うたた、羨ましいでしょ♪おはなしも少ししましたよ。ふふっ」

公開授業と講演会の内容は、半分くらい同じでしたが、ほんわかな方でした。
公開授業の前に生徒は『さがしもの』を読んで、読書に対する気持ちを作文にしていたようです。

***

本は、読まなくても生きていける。
本が嫌いなら、映画でも、漫画でも、スポーツでも、何か夢中になれることを見つけるといい思う。
スポーツと同じように、本も大人になってから、読まなくてはと読んでも、簡単に読むことはできない。積み重ねが大切。

例えば・・・コーヒーカップの場合・・・
映画だと映像でそれが限定される、マンガだと絵でそれが限定される・・・
本の場合は、その人それぞれが想うコーヒーカップになる。

話すことが苦手で、書く方が楽だったので、小説家になった。

面白くない本に出合った時は、まず読んでみて、どこが面白くないのか考えてみると楽しい。
「わたしだったらこうしない」「ここが分からない」「考え方がおかしい」等々・・・思うことが「読む」こと。
それが数年後、またはそれ以上先に、面白いと感じる時が来ることがある。
例えば夏目漱石の「こころ」全く面白くなかったのに、高校の教科書で再び出合って感動した。
それから、中学時代に対人関係が一生懸命で、離れていた本の世界に戻るきっかけになった。

人生の転機の時には、今まで読んできた本の歴史が逃げ場になり、また励みにもなった。

本を読むことは、五感を感じること。

どんな分野に進んでも「言葉」は必ず使う。
自分の意志を伝え、分かち合うのは「言葉」
10の言葉しか知らないより、1000の言葉で説明できると自分の内面が豊かになる。

そのうち、本屋さんで、本のほうから「わたしを読んで!!」と声をかけてくれるようになる。



公開授業と講演会の間が少しあったので、近くのショッピングセンターで『さがしもの』を買ってきました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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題名と表紙に釘付け・・・『赤朽葉家の伝説』

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題名と表紙に釘付け・・・『赤朽...
図書館に貸出リクエストをしていた絶版本の『所有せざる人々』アーシュラ・K・ル=グイン嬢(←おりょんちゃんの希望)を借りに行きました。

折角ここまで来たのだから、6月15日の読書マラソン講演に来てくれる角田光代さんの本を借りて帰りましょうと探しました。
その時に見つけました。

『赤朽葉家の伝説』・桜庭一樹著 桜庭一樹という名前は、以前から気になっていました。
『桜物語』を書いている時にさくらば(桜葉)と入力すると「桜庭」と出て来ていましたので・・・。
桜を冠する名前は、どうしても気になってしまいます。

本の名前『赤朽葉家の伝説』に惹かれ、手に取ると、表紙の赤紅葉色に釘付けになりました。

第一部 最後の神話の時代(一九五三〜一九七五年)赤朽葉万葉
第二部 巨と虚の時代(一九七九〜一九九八年)赤朽葉毛毬
第三部 殺人者(二〇〇〇〜未来)赤朽葉瞳子

神話の時代でありながら、昭和からスタートする島根県の製鉄業のおはなしです。
島根でありながら、八幡製鉄所をイメージしていました(←生家からは遠く、親しみがあるわけではないのですが・・・)

昭和の匂いが漂う作品です。

最近、本が進まないわたしなのに、一頁が二段書きの分厚い本を一気に読みました。
★四つです。


出版社 / 内容紹介
「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。

島根・たたらの伝説←クリックするとたたらの伝説にリンクします。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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季節のかたみ〜幸田文。

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季節のかたみ〜幸田文。
今、少しずつ少しずつ、読んでいる本です。

幸田文さんの本は『きもの』から入りました。
着物を着るようになって、友人から紹介された本です。
きちきちるつ子さんの窮屈感が漂う本でした。

この『季節のかたみ』は、とても懐かしい匂いがします。
わたしよりも遥か前の時代のことなのですが、とても懐かしいです。

季節の感じ方が同じだからでしょうか?

文さんのつぶやきにこころ惹かれます。



〜出版社/著者からの内容紹介〜
今朝の雲はもう居ません。
その代り風が訪れてくれます。
季節の移り変りを見るのが、私は好きです。
なにより有り難いのは前向きの心でいられることでしょうか。

時の移ろいを瑞々しい五感がキリリと掬いとった名篇。「くくる」「壁つち」「台所育ち」……失った暮しや言葉の情感が名残り惜しく懐しく心にしみる1冊。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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初心にかえって。

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初心にかえって。
五月の読み聞かせのスタートです。

4年生。

この時期は、毎年本選びに迷います。

そして、結局、この二冊へと手が伸びます。

『やさいのおなか』

『まぁちゃんのながいかみ』

どちらの絵本もわたしが大好きで、読んでいて心地よく、子どもたちの気持ちも重なってくる絵本です。

「これなあに」で、はじまる『やさいのおなか』は、子どもたちの気持ちをとらえます。

今日も元気な笑顔で始まりました。



<風媒花>
花は、花粉を運んでくれるものによって
「虫媒花」
「鳥媒花」
「風媒花」に分けられます。
風に運命を託した植物が風媒花です。
杉、檜、欅・・・花粉症の原因になって嫌われものになってしまいました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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へびにご用心『あのやまこえて かわこえて』

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本日の読み聞かせ・・・5年生。

かがくのとも3月号『おおいぬのふぐり』

先週の2年生の反応と違い、5年生は、名前の由来に恥ずかしそうにしていました。
少し成長したこころなのでしょうか?

青虫ピッピの練習をして、

『あのやまこえて かわこえて』
みんなで作ったパタパタ絵本(11枚)の練習をしました。
このパタパタ絵本は、紙を編んで作ります。
小さなページをパタンと閉じて、パッと開くと大きなページに早変わりします。

・・・へびさん へびさん どこいくの?
あのやまこえて てぶくろかいに
てぶくろかって どうするの?
5ひきのこどもの おふとんにするの・・・

最後に『たろうのともだち』のペープサートの練習をしました。

お楽しみ会は、3月6日。
わたしは、入試前のため、大事をとってお休みすることにしました。
(残念だけれど・・・まだインフルエンザB型がちらほら出ているようです)

帰り道、朝採り野菜100円均一の棚から、大きなプロッコリーを買いました。
(本日はブロッコリーとサニーレタスが出ていました)
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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おおいぬのふぐり。

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おおいぬのふぐり。
久しぶりの読み聞かせに行ってきました。

2年生。低学年は、にこにこ笑顔で読んでいても楽しいです。

本日の絵本は、かがくのとも3『おおいぬのふぐり』
おおいぬのふぐりは、小さな青い花を冬から春に咲かせます。
日本には「いぬのふぐり」という草がありました。
外来種の少し大きなこの草に「おおいぬのふぐり」という名を付けたそうです。

へぇーと思ったのは、この「いぬのふぐり」の意味(いぬのおちんちんのたまたま)です。

はっぱの数だけ花が咲き、花の数だけ実ができます。
ひとつの根っこから73の花が咲き実ができました。一つの実には20個くらいの種ができます(素晴らしい繁殖力です)

子どもたちが読んでいる途中で、さまざまな疑問や感嘆の声を上げていました。


3月のお楽しみ会へ向けて、手袋人形が出来上がっていました。

〜キャペツの中から青虫出たよ ピッピッ 父さん青虫♪
繰り返し・・・

と五本の指を一本ずつ出していきます。



<翌檜〜あすなろ>
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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霧のロンドン。

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霧のロンドン。
氷雨の降る寒い一日が始まりました。

このところ、毎夜霧のロンドンを彷徨っています。
時代は、一八八八年・・・。

文庫本なのに3cmの厚さてす。
随分以前から読んでいるのに、なかなか前に進みません。
これは、濃い霧の所為でしょうか?

291P/781P

『一八八八 切り裂きジャック』 服部まゆみ・著 角川文庫

一八八八年、大英帝国首都ロンドン。
「切り裂きジャック」による連続殺人事件に医学留学生柏木とロンドン警視庁所属の美青年鷹原は、深く関わりを持つことになる・・・。
二人の日本人青年の目を通じてヴィクトリア朝時代のロンドンを緻密に描き出し、絢爛豪華なミステリーが展開される。


彼女の作品は、幻想的で摩訶不思議な世界です。
はじめての出合いは横溝正史賞を受賞した『時のアラベスク』その後『罪深き緑の夏』『この光と闇』も読みました。

いつも最後には、想像を超えたクライマックスが待っています。
今回も楽しみです。


3年前には霧のロンドンを舞台にした『バーティミアス』三部作を読みました。
どの本も600ページ以上ある読み応えのある本でした。
読後、しばらくの間、バーティミアスショックから抜け出せませんでした。



<ご馳走=かけまわる>
かけまわって、世話をしたり、力をつくしたり、もてなしたりするときに使われていた。



◆2月7日・読後後記◆
ちびちびと読んで、読了までにかなりの時間がかかってしまいました。

霧のロンドンで起こる血塗られた事件。
犯人は・・・。

いつも彼女の作品には、どんでん返しがあるのだけれど、もちろん、今回もありました。
でも、期待したほどのものではありませんでした。

ジャックがメリック氏だったら、面白くかつ大どんでん返しだったのに・・・。

800ページ近い厚さ3?の分厚い作品に乾杯!!
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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寒い日には瑠璃色に魅かれて『ルリユールおじさん』

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寒い日には瑠璃色に魅かれて『ル...
『ルリユールおじさん』いせひでこ作 理論社

瑠璃色の表紙カバーの絵の下には、魔法使いのこぶのある手の絵が描かれています。

冬の寒い日に素敵な絵本に出合いました。

手作り本を作りたくて、ネット検索しているときに見つけた絵本です。
少し気になっていたら、数日後にテレビでこの絵本を読んでいました。
出合うべくして出合った絵本・・・運命的なものを感じました。

・・・・・・「ルリユール」ということばには「もう一度つなげる」という意味もあるんだよ。
ルリユールおじさんはいいました。

古くなってバラバラになった少女の大切な図鑑がルリユールおじさんの魔法の手によって、生き返ります。
少女の夢とルリユールおじさんの夢が融合して、未来につながっていきます。

・・・・・・名を残さなくてもいい。「ぼうず、いい手をもて」
父の後を継いだルリユールおじさんの職人としての信条。

この本を開くと・・・なんて、静かな満ち足りた時間が流れているのでしょう。
優しい気持ちが溢れています。


<伊呂波歌>
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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全てを与えるこころ・・・『黒ねこのおきゃくさま』

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全てを与えるこころ・・・『黒ね...
そろそろ、雪に変わりそうです。
クリスマスの鈴の音も遠くから聞こえてくるようです。

クリスマスの本ではないけれど、まず連想するのは『黒ねこのおきゃくさま』です。
ルース エインズワース (著) 荒 このみ (翻訳) 山内 ふじ江 (絵)
福音館書店

ある土曜日の嵐の晩、貧しいひとり暮らしのおじいさんのもとに、一ぴきの黒ねこがやってきました。やせ細り、びしょぬれになってふるえている黒ねこを哀れに思ったおじいさんは、わずかばかりのミルクとパンを全て与え、さらには土曜日の晩だけ食べるとっておきの羊の肉までやってしまいます。震える黒ねこに残っていた薪を全て暖炉にくべてあたためてやるのでした。翌朝、黒ねこは「おじいさん、どうしてわたしをおいだしてしまわなかったのですか」と言い残して去っていきました。
そして、奇跡は起こったのでした……。

全てを与えるこころ・・・『マローンおばさん』のおじいさん版です。

わたしには、できないことですが憧れます。



<鴛鴦夫婦>語源は愛し鳥(おしどり)
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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憧れのひと。

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憧れのひと。
憧れのひとを描いた絵本。
『エマおばあちゃん』
ウェンディ ケッセルマン (著), バーバラ クーニー(絵),もき かずこ (翻訳)

72歳で、ひとりぐらしのエマおばあちゃん。ふだんは、しましまねこと静かにくらしています。お誕生日にあそびに来た子どもや孫たちからお祝いにもらった絵をながめているうちに、おばあちゃんは自分でも絵を描いて見たいと思いたちます。

誰にも頼らずにしっかりと自分の道を生きて行くおばあちゃん。そんなおばあちゃんになりたいです。

先日の公立高校説明会で、この辺りでは珍しい単位制・定時制高校の説明を聞きました。単位制なので、自分で履修単位を組み立てます。
その高校に72歳のおばあちゃんが入学して、大学進学を希望していると聞きました。
前向きなおばあちゃんです。そんなおばあちゃんに憧れます。



<心恋〜うらごい>
昔は、こころのことを「うら」といいました。
表面に出ている顔などを「面〜おもて」というのに対して、隠れている内面は「うら」「下」で表しました。


わたしは、いつも「白」でありたいと思います。
いろいろな素敵を受けて、ほのかにその色に染まります。
そして、朝には、また「白」に戻って、自分らしさを維持したいです。
その自分らしさの襞に色を差すのが進歩するこころのような気がします。


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