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小倉川殺人事件「奇妙な矛盾」

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第二部(03~07) 第二部(03~07)
03:署長室

署長と和重と健一と刑事A・B・の五人がいる。
健一が口火を切った。
「署長、高藤の転落死どう処理しますか? 事故である証拠もないし、自殺である証拠もないし、殺しと思われる証拠もないですが?」
「署長、ないないづくしでは事故死で処理するしかありませんな」
「殺しの本部をたてる確たる根拠もありません。署長、事故処理の決断願います。人もいませんし、本部をおっ立てれば県警のお偉い人も来ますし面倒です。健一の言った通です。事故死の証拠なし・他殺の証拠もなし・自殺の証拠もなし・隠蔽ではありません。証拠がないのです。気の毒だが、こんな深山幽谷の場所に一人で入るなんて非常識です。最低限でも二人でしょう。刑事はろくでもない健一を含めこの四人です」
「班長、ろくでもない刑事はないでしょう! だったら班長はろくでもあるんですか?」
「班長の目線から見たお前はこうだ。何時も上司に逆らう。命令に逆らう。協調性がない。単独行動に走る。だから相棒になる刑事も毛嫌いする」
「班長、俺の名前は網島健一! お前という名前ではありません! あっ! そうだ署長、生活安全課に小島夏子と言う巡査がいます。俺の相棒として刑事課に異動させてさせて頂きませんか?」
「そんな話は、移動申請書類を本人が出した時点で検討する」
「やはり、署長は今回の相撲何とかと同じですね?」
「何だ、相撲何とかと言うのは?」
「いや! いいです。この話は聞かなかったことにしてください」
「署長、一言いいですか?」と、和重が言った。
「何ですか熊沢先生?」
「殺人にしろ、自殺にしろ、事故にしろ、その証拠を見つけるべきではないでしょうか? 私は解剖医です。死因を特定するのが私の仕事です。この仏さんが事故死であれば、その証拠を確認すべきではないでしょうか? 証拠に基づいて正確な判断をするのが警察の正義です。警察学校の校長時代、私は生徒にそう教えて来ました」
「解剖先生も青臭いご意見ですなぁ」
和重が反論した。
「事故死の証拠もないのに、事故死の処理は青臭くないんですかねぇ?」
「この猪苗代署は、刑事はわずか四人です。遊びの渓流釣りで転落して四人が捜査に駆り出されれるのはいい迷惑です。それとも解剖先生、刑事見習いで応援頂きますかね?」
「署長、不承ではありますが、この網島健一、捜査は二人が基本ですが、私一人でやりますよ。しかし解剖先生が応援して頂けると、二人になりますが? 署長この案如何でしょうか? 解剖先生もどうせ暇なんですから」
「どうせ暇とは何だ! その言いぐさはないだろう。それに解剖先生とはなんだ! 熊沢先生と呼べ」
「網島の相棒は熊沢先生決できまりだな。事故の証拠・自殺の証拠・他殺の証拠・三ない尽くしの証拠を探してくれ


04:居酒屋

その居酒屋は高台にあり、猪苗代湖の夕景が、ゆれる波に幻想的に漂っていた。窓から眺める光景は、居酒屋ならぬ、リゾートレストランと言う雰囲気である。
しかし店内の造作は、完全な居酒屋で、男女問わず客には人気があり、午後六時には何時も満席状態である。
和重と健一は、カンターの端に美しい風景には背を向けて座っていた。その時店員が
「解剖先生お待たせ、特別注文の銀河ビール生です」
「解剖先生って呼ぶなと言ったろう」
「へい! 分かりました解剖先生」
「何だあの野郎! 全然分かったないな」
「いいじゃないですか解剖先生、刑事見習いの解剖先生と、優秀な網島健一刑事に乾杯!」

隼人の声「あんたたち、こんな居酒屋で酒飲んでる暇ないだろう! 俺の転落現場まで行って、尚子の足取りを確認するのが先だろうが」

「健一、これからどうする? 殺しだと言う前提で捜査するのか?」
「初期段階で、前提での捜査はしない。現段階で分かっている事実は、仏さんが高藤隼人60歳、死因は崖から転落して脳挫傷で即死。死体の胸の温度が6度と高い。解剖先生、署長室で胸の温度のこと、何故言わなかったんですか?」
「俺にその原因が分かっていないのに、彼らにどうやって理解出来る説明をするんだ」
「俺にはどうして説明したんですか?」
「その現象が異常だと分かってくれると思ったからだ。仏さんの転落に直接関係あるとは思わないが・・・もしかして、そのもしかがあるかも知れない」
「何ですかそのもしかって?」
「お前なぁ! 馬鹿じゃないか? 分からないから、もしかって何だよ。分かってたら今言うよ」
「どうでもいいけど解剖先生、お前と馬鹿呼ばわりはしないでください」
「お前な! ・・・じゃなかった網島健一君、どうでもよかったら俺に言うな」
「分かった。話題を変えよう。解剖先生の趣味は絵だったな?」
「お前な、解剖先生って言わない約束だろう」
「解剖先生もお前、お前って言わない約束でしょうが?」
「まあいいっか。単細胞のお前だ。しょうがないから許す」
「単細胞のお前って何ですそれ?」
「まあいいから、いいから・・・で、唐突に絵がどうしたんだ?」
「写実派? 印象派? どっちです?」
「えらい難しい質問だな? 強いて言うなら自己流で物まね派だな。しかし基本はデッサンだからな? その質問はどう言う意味だ?」
「似顔絵、描けます?」
「ああ、そう言う意味か。大学時代路上で似顔絵描きのアルバイトしてたからな」
「ああ、絵描きくずれの解剖先生ですか?」
「お前な・・・
「分かりましたよ。熊沢先生」

05:転落現場

翌日、早朝朝もやの立ちこめている中、ヘッドライトを点灯してきた四駆が、林道行き止まりの駐車場所に止まる。
その四駆から和重と健一が降りて来る。
規制線すら張られていない駐車場所を、和重と健一はお義理といった感じで周囲を見て回る。新しい発見は何もない。
高藤隼人の四駆は、猪苗代西署に保管してあるが、一応鑑識が車内を調べたが、これって言った異常がなかった。
「とにかく転落した位置まで行ってみるしかないな」
健一はそう言って、装備を調えて、鉈を腰に、熊よけの笛を和重に渡した。和重は「熊よけって鈴じゃないのか?」と聞いたが、「それが素人の赤坂見附、熊の野郎は、用意どんの笛の音が連続でこだますれば、絶対に近づかない」
「お前、保証するか!」
「お前は保証出来ないが網島健一は保証する」
「じゃあ、網島健一君、行きますか?」
「その前に念には念を入れろと言うこともあります。熊よけの基本作業があります。ちょっと待ってください」
健一は、ポケットから爆竹を取りだし火をつける。
爆竹の音が、大倉川流域に大きくこだまする。
「解剖先生、これで熊の野郎とは200%遭遇しません。保証します」
そう言って健一は鉈を片手に獣道へと入って行く。
和重はその後を追って、健一の背中を見ながらついて行った。
健一の歩く背中の揺れを見ながら、再び死体保管BOXに入っている高藤隼人のことを思い出した。
どう考えても、胸部の温度が6度~5.5度は異常だ。死体保管BOXの温度は2度、プラスマイナス1度に設定して有る。解剖医の資格を取得してから10年、解剖医の経験では10年はまだ浅い方だが、それにしても摩訶不思議な現象であることには間違いない。解剖学会の先輩にも相談したが、「珍しく特異な現象であることには間違いない。解剖学の常識をくつがえす新発見につながるかも知れない。是非胸部を開けて見てはどうか? その場合俺も立ち会わせろ」との見解であった。
しかし、和重は胸部を開けることに戸惑いを感じた。理由は分からないが、何故か、死体の声が、いや死体の意志が、「メスを入れるな!」と叫んでいるような気がした。
他殺死体は、詳細な検体・解剖・鑑識による現場捜査により、死因を特定し、犯人の手がかりと見つける。そのような場合「死体の声を聞け」とよく言われている。
高藤隼人の場合、崖から落下したこと・死因は落下したことによる脳挫傷・即死・衣服その他争った状況はなし・目撃者もなし・
林道に駐車してあった車両も、鑑識の結果異常なし・誰が見ても事故による転落死の状況証拠がそろっている。
但し、和重の引っかかるのは「胸部6度」だ。
その「6度」の数字が、高藤隼人の死体の叫びと思えた。
理屈ではない。和重の感情である。

突然鋭い笛の音が響いた。

和重が健一の背中に声をかけた。
「何だ、驚かすなよ! 熊でも出たか?」
健一が立ち止まって振り返り
「解剖先生、熊と会わないための笛と言いましたよね。黙って僕の後ろについて来るだけではなく、時々笛ぐらい鳴らしてくださいよ」
と、言って前に進み始める。その背中に和重が声をかける。
「岩魚って魚は、こんな奥まで来ないといないんか?」
「養殖なら釣り堀もありますよ」
「だったらその釣り堀で釣れば簡単だろう」
「登山とおんなじです」
「何でおんなじなんだ?」
「そんなことぐらい分かんないんですか?」
「あいにく俺は、山とか釣りとかに興味がないんでね。女性には興味があるが、結果はお前とおんなじだ」
「お前とは何です!」
「失礼。網島健一君と同じだ」
「何が同じですか?」
「常にふられている」
「残念です。僕の場合はその逆、好みの女性がいないから僕の方から願い下げています。端的に言えば、結婚出来ない男ではなく、結婚しない男です」
「なるほど、俺は結婚出来ない男と言うわけか?」
「その通りです。解剖先生」
「お前、熊沢先生と言え」
「熊沢先生、お前じゃなくて網島と呼んでください」
「お前と話していると、何故意味のない次元の低い会話になるんだ・・・どうでもいいから俺の質問に答えろ」
「何の質問だったっけ?」
「馬鹿! 登山とおんなじだ・何でおんなじなんだ? と言う会話だろう」
「あっ、そうだった。1920年イギリス登山家マロリーが「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われて「そこにエベレストがあるから」と答えたという逸話は有名です。日本語では、しばしば「そこに山があるから」と意訳されて流布しています。僕の岩魚釣りは「そこに天然岩魚がいるからだ」と言うわけです。登山家マロリーと同じ思想です」
「俺は何故警察官になったんだ? それは悪を正義が正すため・・・と言う訳?」
「解剖先生、もしかして、この僕を揶揄してるわけですか?」
「褒めてんだ。マジで・・・」
転落原因を調べる本筋から遺脱する会話を続けて約30分、高藤隼人が転落した現場に到着した。
林道が切れた車止めから、獣道を大倉川沿いに進み、この転落した現場までは、人の踏み跡だけの道幅は、10㎝~20㎝道しかない。その道の左岸は45度~80度の崖、右岸は垂直の崖で、獣道から約20㍍下に、大倉川の激流が走り、木が生い茂り、川底を見ることが出来ず、激流の音と、小鳥のさえずりだけが聞こえるまさに深山幽谷の世界である。
そんな獣道が開けている最初の場所が、高藤隼人が転落した場所
であった。健一はスケールで道幅を計測した。
道幅:80㎝。
道幅80㎝を維持している距離:120㎝。
川底が見える右岸の路肩:40㎝。
健一が計測を済ませ、和重が写真を撮り、一応簡単な転落場所の検証は終わった。和重が言った。
「俺は解剖医でお前の・・・失礼、網島刑事殿の助手だが、これは他殺だな」
「ほう・・・解剖先生は他殺説ですか?」
「お前、熊沢先生と、尊敬の念を持ってよべ」
「お前の呼称には、今回異議をはさみません。で、熊沢先生、この現場を検証された見立てで、他殺の根拠は?」
「消去法で見立てる
①・事故
不注意で転落した場合、転落防止を阻止した痕跡がない。木の枝を掴むとか、滑り痕とか、転落を阻止した証拠が全くない。さらに決定的なのは、仏様の高藤隼人はお前のような釣りキチと見た。そんなベテランが、こんな場所で心臓発作か脳梗塞でもならないかぎり転落のしようがない。その疑いの兆候がある場合はMRIの検査が必要だが、熊沢先生としては、その要因が認められない。
②・自殺
深山幽谷のこの場所まで徒歩で来て、自殺する理由が見当たらない。不自然である。
③・他殺
事故説と全く同じ状況で転落した場合、転落防止を阻止した痕跡がない。木の枝を掴むとか、滑り痕とか、転落を阻止した証拠が全くない。それらの状況で転落したのであれば、何者かが待ち伏せして咄嗟に突き落とすか、警戒心のない知人が油断をさして突き落とすかのどちらかだ。結論は他殺だ。動機は怨恨」
「さすが熊沢先生、見事な見立てですね」
「お前、異論はないのか?」
「異論はあります。僕は網島です」

隼人の声「さすが解剖先生と田舎刑事だ。ここまでの推理はあってる。しかしここからが難題だな。他殺・怨念・その怨念こそが俺が知りたい問題なんだ。怨念とは、恨み・遺恨・と言う意味に於いては同義語だが、怨念と言う言葉は、気持ち的には幽霊を連想する。尚子が俺の胸を押して突き落とす時に「おじさまごめんなさい」と言った。その「ごめんなさい」と言う理由が知りたいんだ。ああそうそう。解剖先生、俺の胸部の温度が高いのは、尚子の手のひらで強く押されたからだ。尚子の愛が、尚子の手を通して、稲妻のように俺の心に突き刺さった。俺は、殺されたからと言って、決して尚子を憎んではいない。幽霊になってさまよったりもしない。むしろ、尚子の殺意を実現させて、喜ばしいと思っている。しかし・・・しかしだな、尚子が俺に言った「ごめんなさい」の理由が知りたい」

和重と健一は林道の駐車場所まで戻った。
健一が言った。
「ここに死んだ高藤の四駆が駐車していた。で、四駆はそのままになったいた。その四駆に高藤を突き落とした犯人が同乗していた。もしくは、犯人が高藤の車両の跡をつけて来て犯行に及んだ。それとも、高藤がこの小倉川の獣道へ来ることを事前に知っていて、先回りして待ち伏せていた」
「その可能性もあるが? 死体を釣り人が発見したのが午前7時10分、死亡推定時刻は午前6時10分。この場所まで来て待ち伏せするには余裕を見ても5時50分までには犯人はこの場所に到着していなければならない。しかも懐中電灯持参でこの獣道を一人で歩くことになる。いくら釣りキチのお前でも無理なんじゃないか?」
「そう言われて見るとこの優秀な網島刑事でも無理ですね」
「待ち伏せずに高藤の四駆に同乗して来た」
「前日にこの場所に車を用意して駐車する。翌日高藤の車に同乗して来て、犯行後に前日駐車して置いた車で堂々とこの林道を下った?」
「事前にこの山中に駐車すれば怪しまれるんじゃないか?」
「それが怪しまれないんだなぁ~、渓流では、先に駐車している車を先行車と言う。渓流釣りでは、先に川に入った釣り人を先行者と言って、先行者の入った川には原則的竿を出さない。理由は川が足音で荒らされ、魚が岩に隠れて釣れないからだ。危険を察知して岩陰に隠れる魚を、岩の魚と書いて岩魚と言う。そう言う訳で、後から来た車は、先行車の窓越しに必ず車内を見て、釣りか山菜採りか確認する。したがって怪しまれることはない。だが難点は、駐車車両は必ず目撃されます」
「しかし君の説だと、事前に車をこの場所に用意しても、歩いて戻らなければならない。それこそこんな林道をのこのこ歩いていれば怪しまれる。国道までは1㎞もあるぜ」
「解剖先生、初めてお前じゃなくって君と呼んでくれたんだ。どう言う心境ですか?」
「そんな事はどうでもいい。俺の質問に答えろよ」
「歩いて人に会っても怪しまれない方法があります」
「その方法とは何だ?」
「渓流釣りの服装で歩くことです。この小倉川の場合、源流は谷地平でその上は 吾妻山と峰は東大巓(てん)ですが、獣道は登山道として地図に記載されていません。従って登山者は皆無で、この林道を使用する者は、山菜採りか渓流釣りの人かどちらかです」
「なるほど」
「しかし、山菜採りの人は、この林道をのこのこ歩く人はいません。車で乗りつけすぐ山に入りますから」
「渓流の服装をしていると怪しまれることなく自由に歩ける」
「特に竿を片手に持っていれば完璧です」
「その場合、男女の区別はどうかね?」
「一見女性と分かる服装でもしていれば別ですが、サングラスで、男の服で馬鹿長(胸まである長靴)でも履いていれば、必然的に男と見なしますよ。昨今は渓流女子と言う言葉もありますが、この厳しい小倉川では女性では無理です。しかし・・・」
「しかし?」
「この車止めから、獣道を歩くには女性でも充分可能ですから」
「なるほど! お前、いい推理してるな?」
「一応刑事ですから」

隼人の声「なるほど。尚子は俺を空中に泳がせたあと、俺の車を置いて帰ったんだ。乗って帰れば、転落した俺の車がないのはどう見ても不自然だからなぁ~、そう言えば俺の車が駐車する前に車が一台止まっていた・・それが尚子が事前に用意していた車かも知れない」

06:経過報告

小部屋に署長と、和重、健一がいる。
三人の捜査会議である。
署長は後悔していた。署長の権限で、事故処理で終わらせればよかったと思った。何もこのお盆の時期に、県警に内密で・・・いやまだ殺しと分かっている訳でもない。証拠もない。今さら捜査を中断する訳にもいかない。とにかく署長の資質は優柔不断なところである。捜査の進捗も気になって。しかし全体会議を避けたかった。外の刑事の見解も、和重と健一の話が、署長の沽(こ)券(けん)に関わるような話になることを恐れた。だから署長一人で捜査経過を二人だけに聞いた。本人もそのことを理解しているが、どうにもならない。だからいらだっている。署長は健一にふてくされているように質問した。
「高藤の免許書の住所はどうだった?」
「免許書の住所は合っていましたが、十年前から廃屋になっていたそうだ」
「戸籍の住所は?」
「免許書の住所と同じです」
「戸籍の住所に出かけて見る必要はないのか?」
「あると思いますがまだ行っていません」
「高速道はどうなってる?」
「東北道監視カメラの画像を一応調べています」
「その結果は?」
「8月14日午前11時5分、さいたま新都心から入って、15時10
分に猪苗代ICを出ています。運転する高藤の顔が写っていたいましたが、同乗者の顔はありません。ちなみ8月15日)、高藤が転落した当日、猪苗代方面から来た国道115線の監視カメラは、高藤の顔はありましたが同乗者の顔はありませんでした」
「転落した後の、JR磐越西線の猪苗代駅、犯行日の8月15日)午前六時以降の時間は調べたのか?」
「勿論調べました。猪苗代駅始発郡山行き6時23分、乗客は女性は1名4名は男性、次の列車7時6分、乗客20名で男性15名、女性5名、次の列車8時9分では乗客人数確認出来していません。いずれにしても、念のため調べただけで、特定された人物がいなくては確認出来ません。しかし画像の保存は頼んであります」
署長が電話で席をはずした。
署長と健一の会話を黙って聞いていた和重が
「何だか何時もの口調はなかったな? 何故だ?」

隼人の声「そう言えば、当日の尚子はまだ眠いとか言って座席を倒して横になっていたからなぁ~115線の監視カメラに写っていない訳だ。とにかく俺たちは行きつけの旅館悠々館で待ち合わせして宿泊した。ぐずぐずしないで、旅館の方を早くあたってくれよ」

和重が「宿泊先をあたるしかないようだな?」
独り言でつぶやいた。
「解剖先生、この捜査何となく気分的にもやもや感があるような気がするんですが?」
「もやもや感って何だ?」
「何だと言われても、具体的には言えないが、すっきりしないもやもや感だ。そうは感じませんか、解剖先生」
「高藤隼人の幽霊でもついているかな? 死に方も死に方だからなぁ」
「何者かに突き落とされて即死。ごく一般的な犯罪ですよ」
「俺の言ってるのはその現象だよ」
「現象って?」
「胸の温度さ」
「ああ・・・あれですか? 医学的に不可解な現象・・・」
「今朝も死体保管BOXを引っ張り出し、胸部の温度を測定したが5.5度だった。今日で保管BOXに入っているのは三日だぜ。繰り返すが保管BOXの温度2度。どう考えても理屈では説明出来ない現象・・・そのせいでお前に幽霊が取り憑いている?」
「何で俺だけなんですか? 解剖先生には、取り憑いていないのですか?」
「俺の心は死者の幽霊は信じないが魂は信じる。お前は幽霊も魂も信じない。だからもやもや感がある」

隼人の声「解剖先生の言う通りだ。俺の魂が彼のもやもや感だ。彼の無意識で真摯な気持ちが俺の魂を感じてもやもや感になる。俺は当分二人の意識の中には入らない。もやもや感で捜査が遅延したら俺もこまる。三途の川を渡る期限も決まられている。早く尚子を見つけ「ごめんなさい」の訳を調べてくれよ」

07:聞き込み

猪苗代町の宿泊施設施設は65施設もある。リゾートマンションや別荘を含めると宿泊可能な施設の正確な数は分からない。それこそ捜査本部を設置、本部長命令で、一斉に虱(しらみ)潰しであたるしかない。宿泊施設・リゾートマンション・別荘・大きく分けて三つのグループがあるが、常識的に65施設ある宿泊施設から手を着けた。基本的には、聞き込みは二人が原則だが、零細捜査班である。和重と健一は、二手に分かれて聞き込みを開始した。
朝十時に聞き込み開始したが、意外と早く宿泊先が分かった。
猪苗代四季の里がある、別荘村に隣接する「悠々館」と言う個人客専門の和式旅館であった。
二人は、宿泊客の目につかない小さな事務室に通された。
主な聴取は健一で、和重は聞き役にまわった。
健一が高藤隼人の写真を出し、念のため再度確認した。
「この人に間違いありませんか?」
「ええ、間違いありません。高藤隼人様です。この方は、この悠々館の大切な常連のお客様ですから」
「同宿の連れはいませんでしたか?」
「いつも女性の方とご一緒です」
「いつも女性が一緒ですか?」
「ええそうですが?」
「宿帳、見せて頂けませんか?」
「どうぞ」
「高藤隼人、妻尚子ですか?」
「尚子さんは年齢おいくつぐらいの方ですか?」
「それが・・・」
「それが? ってどうしました?」
「年齢が離れている?」
「でも昨今は、歳の差婚って言うのもはやっていますから」
「高藤さんは60歳ですが、その方はおいくつぐらいの方ですか?」
「お聞きした事はございませんが25歳前後かと思いますが? 高藤様に何かあったんですか?」
「ええまあ・・・」
「もしかしたら!?」
「もしかしてとはどう言う意味ですか?」
「高藤様には、8月14日、15日を、ご予約頂いていました。当日はお盆で満室ですが、毎年三ヶ月前に8月14日と15日はご予約頂き、お二人で渓流釣りにお出かけになっていました。でも今年は14日はお二人で宿泊なさいましたが15日は、いらっしゃいませんでした。それで宿帳に書かれていた電話番号に電話してもお出になりません。もしかして・・・新聞で釣り人が小倉川で転落の記事を見ました。お二人はそんな小倉川の源流までは行かないと思っていましたから? お連れ様が女性ですし。心配で番頭さんにも聞いたのですが、女性を釣れて、こんな源流までは絶対行かない、人違いと言っていましたから・・・それに新聞にもお名前の記載がなく、ただ釣り人との記載でしたから・・・」
「転落死されたのは高藤隼人さんです」
「まぁ! 高藤様!」
和重が会話の中に割った入った」
「女将さん一つ質問があるんですが?」
「どのような事でしょうか?」
「女将さんの今のお話ですと、最初お聞きした時(歳の差婚って言うのもはやっていますから)とおっしゃっていましたが、今のお話では(お二人)とおっしゃっていました。何故ですか? 年の差婚との認識でしたら、普通はご夫妻とかご夫婦とか・・・」
「そうですわね・・・私としたことが、女将失格ですわ」
「ご夫婦と言う認識ではなかったから、無意識でお二人と呼んでしまった」
「刑事さんのおっしゃる通りです」
「恋人? それとも不倫?」
「不思議な関係です」
「不思議ってどう言う意味です?」
「普通当館では、男のお客様と女のお客様がお二人で同じお部屋に宿泊される場合は、お布団の間隔はほぼ30㎝、男性の方お二人とか女性の方お二人とか、そう言う場合は約1㍍が決まりです」
「それって理由は何です?」
和重が口をはさんだ。
「お前そのくらいの事、想像出来ないのか? それで刑事よくやってるなぁ」
「解剖(と言いかけて)熊沢先生は分かってんですか?」
「あぁ察しはつくよ。女将さん、このぼんくら刑事に説明してやってください」
健一が女将に見えないように和重の足を蹴飛ばした。
「お布団の間隔が30㎝センチと言う間隔は、お互いに手を伸ばせば届く間隔です」
「よく分かりました。僕は独身ですから参考にさせて頂きます。それで女将さんがおっしゃる、(不思議な関係です)と言う意味は何ですか?」
「それが、お布団敷いた時には30㎝の間隔でしたが翌日お布団がたたまれているは三㍍前後の場所? いつもそうです」
「えっ、布団を自分でたたむんですか?」
「尚子様はいつも、そうしてくださっていました」
「じゃあ二人は夫婦でもなく、不倫でもなく、親子でもなく、男と女の関係でもなく、不思議な関係ですか? 二人はいつ頃からこの悠々館に?」
「三年ぐらい前からです」
「八月十四日の二人は何時頃来館しました?」
「高藤隼人様はお車で午後四時頃、尚子様はタクシーで午後五時頃だったと思います。猪苗代駅からだと思います。その頃に郡山からの電車がありますから」
「そうですか・・・で、十五日は朝何時頃出かけましたか?」
「お二人は釣りですから、鍵はかけませんし、お好きな時間にお出かけですから、時間は分かりません」
和重がスケッチブックを取りだし
「お忙しいとこ恐縮ですが、尚子さんの似顔絵、描かせて頂けませんか?」
その和重が描いた似顔絵で、県警本部に送り顔面検査器で照合してところ、数人がヒット、その数人を悠々館の女将に確認したところ、高藤隼人と同宿した女性は「佐々木尚子」と確認された。
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次回3月11日(日)

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小説・小倉川殺人事件・奇妙な矛盾

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小説・小倉川殺人事件・奇妙な矛...
プロローグ
福島県猪苗代町秋元湖に流入する小倉川、その源流は、深山幽谷の流域である。
勿論、地図に掲載されている林道は下流約5㎞迄で、その林道の延長は獣道であり、地図には記載も無い。その獣道を、鉈で藪を打ち払いながら源流域に歩を進める高藤隼人(60歳)、その後に続く佐々木尚子(26歳)の姿があった。
彼らの目的は、小倉川源流に生息する「天然岩魚」を釣ることである。
平成二十九年八月十五日(火)午前6時10分、高藤隼人は、獣道から20㍍下の激流に向かって空中を飛んで、頭蓋骨陥没で即死した。
突き落としたのは、同行の佐々木尚子である。
佐々木尚子はその時点を境に、殺人犯となった。
所轄は、福島県猪苗代西警察署である。
捜査を担当したのは、熊沢和重解剖医(46歳)と、刑事の網島健一(30歳)である。二人が「奇妙な矛盾」を意識したのは、死体保管室から始まった。

01:小倉川

その渓流は、福島県猪(い)苗(なわ)代(しろ)町秋元湖に流入する小倉川で、源流は福島県猪苗代町と山形県米沢市との県境に位置する吾妻山である。水は源流の一滴から、海抜1504㍍の湿原谷地平を経て、小滝、大滝を経て、秋元湖に流れ込む全長約15㎞の渓流である。
下流の秋元湖から大堰堤の6.5㎞迄は、堰堤工事のため、車両通行が可能な林道があるが、そこから先の道はない。
と、言っても、地図に記載のない獣道がある。その獣道は、地元山菜採りの人たちか、渓流釣りの天然岩魚を狙うマニアしか知らない。大堰堤から谷地平迄の距離は約5㎞、その流域はまさに深山幽谷の世界であり、獣道の崖下約10㍍~20㍍は、小倉川の激流が流れていた。激流の音と鳥のさえずりが聞こえる早朝、鉈で小枝を切る音が響き、そこに現れたのは高藤隼人(60歳)と佐々木尚子(26歳)の二人であった。
「尚子さん気をつけて、獣道の右側は20㍍の崖だよ」
「了解よ。その崖の下の渓流に、天然岩魚が生息していると言うことなのね」
「そうだよ」
「今まで岩魚と言っても、放流した岩魚ばかり、ほんとうに会えるのね。天然岩魚に? 隼人さんのおかげだわ」
「尚子さんに渓流指導してから三年、この俺もうれしいよ」
「早く会いたいは。天然岩魚さんに」
「そうだね・・もう後一時間ほどでこの下に降りる道があるから。この先で小休止して腹ごしらえしますか?」
「そうね、お腹ぺこぺこ」
「朝の四時起きで旅館を出たからな・・・このあたりで獣道が開けた場所もあったはずだが・・・」
5分ほどで、藪もなく崖下が覗ける獣道の開けている場所に到達した。
二人はリュックを下ろした。
下から激流の音が響く。
尚子が小枝に掴まりながら下を見る。
その視線の先には、小倉川の天然岩魚が生息する激流が見える。
「尚子さん、危ないから崖の縁に立つのはやまめなさい。危険です」
「隼人さん、ちょっと見て」
「しょうがないな」
「この下まで何㍍ぐらいあるかしら?」
「20㍍はあるな、転落したら間違いなく天国行きだよ」  
「おじ様さん今日は何日?」
「親子ほど歳が離れていてもおじ様って呼ばない約束でしょう。隼人さんでしょう」
尚子「ごめんなさい隼人さん・・・で、今日は何日かしら?」
「8月15日)のお盆? なんでそんなこと?」
「尚子の記念日なの。隼人さんは覚えていないはね?」
「誕生日は11月27日だし? もしかして僕と最初に出会った日?」
「そうね・・・最初にお会いした日かも知れないわね・・・間接的に・・・」
「何のこと?」
隼人は、尚子がこの疑問の質問に答えなかったことに、多少違和感を覚えたが次の言葉に感動した。
「隼人さんにお会いしていなければ、こんな素敵な光景の中に私は立てなかった。隼人さんありがとう。朝明けの空、小鳥のさえずり、この激しい渓流の音、朝もやの中にたたずむ尚子・・・感激だわ。自然の中に埋没している実感・・・隼人さん 尚子の手を握って・・・ほらこんなに胸がどきどきしてるでしょう?」
尚子が隼人の手をにぎり、自分の胸の膨らみに、そっと隼人の手を当てる。
尚子のふくよかな胸は、暖かくで、愛の鼓動を感じた。
隼人は、静かに、そして激しく、尚子の熱い愛を感じだ。
隼人は60歳である。年甲斐もなくと言いたいところだが、三年間待ち続けた愛の神が、ようやく尚子の心に舞い降りたと感じる。
隼人と尚子の熱い瞳が絡み合う。
その瞬間! 尚子が「おじさまごめんなさい!」と言って、隼人の胸を激しく突き放す。
隼人叫び声が、尚子さん~~~とエコーになって、幻想的に激流の中に木(こ)魂(だま)し、スローモーションのよう、激流に落下し、のみ込まれ、そして消えた。

静けさと、渓流の音と、小鳥のさえずりが戻り、輪郭をぼかした朝日が、あさもやを中の向かうに現れていた。

両親の死も、會津で癌に倒れた章子にも、今ここにいる工藤尚子も、そして工藤家の歴史の時間も、平成29年8月15日(火)6時10分、この時間で終焉を迎えたと思った。
そして、もし・・・もしも・・・神がこのことをお許しになるならば、佐々木尚子として生きようと思った。
尚子は人殺しである。
殺人者である。
しかし後悔はなかった。
過去も~現在も、個人的な殺人は「悪」戦争による「大量殺人」は「正義」とされている。「敗者=悪」「勝者=正義」
チャップリンの映画「殺人狂時代」1967年の映画でそうだ。
「金の為に殺人を続ける極悪人の男を殺した男が死刑。戦争に勝利した大量殺人者が英雄。広島・長崎・太平洋戦争も敗者が悪で勝者が正義だ。
現在の法律では、法は正義である。
仮定の話だが「オウム真理教の麻原彰晃」を、個人で殺せば「殺人罪」、裁判で死刑の判決で国が殺せば「正義」。
加害者は、その行為の結果は法律と言う正義!? で守れているが、被害者を守る法律はない。

工藤家も被害者であった。

加害者に対する怨念、恨み、復讐、憎しみ、憎悪・・・これらの思いが、8歳の頃から、心理学で言う意識下の意識として存在していた。その意識が、佐々木尚子に徐々に自覚され始めたのは20歳すぎた頃だった。

転落した死体は、午前7時10分、福島県猪苗代(いなわしろ)町秋元湖に注ぐ小倉川の源流で、下流から釣り上がってきた釣り人に発見され、猪苗代西警察に通報された。
転落現場に来たのは、解剖医の免許を持つ熊沢和重(46歳)と刑事の網島健一(30歳)、それに複数の警察官である。死体を一見した和重が言った。
「この転落した仏さんの顔、いい顔してるね。まるで笑っているようだぜ・・・死亡推定時刻は6時10分。腕時計がその時間で止まっている。推定死亡時刻ではなく、一番分かりやすい確定死亡時刻だな。子供でも分かる」
刑事の健一がそれに答えた。
「事故死で決まりだな。最近この源流で転落死する釣り人が多いからな」
「お前なぁ、仏さんを持ち帰って一応詳しく調べて見ないと、死亡時刻は分かっても、事故死との断定は出来ないだろう」
「俺はお前ではないです。健一です」
「そうですね網島健一刑事殿。もう一度言います。事故死で断定するのは早過ぎやしませんか?」
「解剖先生、貴方は解剖が専門であって捜査する刑事ではありませんよね」
「解剖先生ではなく熊沢先生と呼べ。僕は46歳君は30歳、先輩を立てるのは日本の文化だ。事故死か、自殺か、殺人かは、検体の結果で判断してくれ」
「了解しました熊沢先生!」
健一が独り言でつぶやいた。
「何が日本の文化だ・・・先輩づらして」
「網島健一刑事君、何か異論でもありますか?」
「いいえ別に・・・」

隼人の声「オイオイ、俺は佐々木尚子から突き落とされた高藤隼人だ。くだらない内輪喧嘩してる暇ないだろう。ろくに調べもしないで事故処理は扱いは勘弁して貰いたいな。警察がそんな怠慢だから冤罪を生み出すんだ。愛する尚子に、何故俺が突き落とされたんだ? その理由も分からないままでは俺は三途の川は渡れないよ」

和重がつぶやいた「何だか変な気分だなあ?」
健一が言った「何が変なんだ?」
和重が答えた「いや・・・別に・・・気のせいか?」


02:死体保管室

翌日、死体検体室に和重と健一はいた。
「検体の結果、毒物らしき痕跡もなく、死亡原因は転落した際、石に頭を強打した脳挫傷。即死だな。しかし、崖から転落した原因の捜査は、そちらさんの仕事だろう」
「勿論だが、小倉川の深山幽谷の現場では、目撃者もなく事故死と考えるが常識、念のため解剖してください」
「解剖までしなくていいだろう。死因は脳挫傷、検体では毒物の反応はない」

隼人の声「解剖は遠慮する。死人でも痛いからな。それに俺は完全には死んでいない。その証拠に、俺の身体には魂が残っている。俺の尚子を愛する熱い魂だ」

「担当刑事としては、転落事故死の証拠が欲しんだ。たとえば足を踏み外した際に足首の捻挫とか何かありませんか?」
「あるのはあるんだが・・・?」
「何がありますか?」
「科学的に証明出来ない不思議なことがある。事故死の証拠にはならないだろうが?」
「何ですそのふしぎなことって?」
「俺も数多く遺体を見てきたが、こんな現象初めての体験だ」
「もったいぶらないで早く言って貰えませんか」
「死体の胸を手のひらで触って見てくれ」
「素手ですかか?」
「そうだ」
「ゴム手袋では駄目ですか?」
「駄目だ。怖いのか?」
「怖くはないですが・・・気持ちが悪い」
健一がいやな表情で胸を手のひらでそっと触る。
「こうですか?」
「もっと強く」
「そうだ。何か感じないか?」
「別に・・・」
「額を同じように触ってみろ」
健一が、和重の指示通り額に触り、首をかしげる。
「どうだ?」
「額の方が冷たくて、胸の方が暖かい気がします」
「小倉川から仏さんを持ち帰り、遺体安置BOXに20時間入れて今朝引き出した。それで改めて検体した結果、足・腹・手首・額・の温度が2度だ。胸の温度が6度、変だと思わないか?」
「どう言うことですか?」
「遺体安置BOXの温度は、解剖対象の遺体はマイナス15度前後、解剖対象外の遺体はプラス2度前後、彼の胸部の温度は、計測結果6度もある。これは医学的にはあり得ない。過去一例の報告もい。彼が心臓の鼓動が停止してから20時間程度経過している。しかも、他の臓器がある皮膚の表面温度は1度から2度、心臓の部分だけは6度・・・あり得ない現象だ」
「ほんとうにあり得ないのですか?」
「ほんとうにあり得ない」
「そう言えば仏さんの顔、優しい微笑みを感じますねぇ」
「この微笑みと胸の温度・・・魂の微笑みだな。彼は幽霊になってこの死体安置室にいるかも知れない」
「先生、脅かさないでくださいよ」

隼人の声「解剖先生の言う通りだ。俺は尚子に心底から惚れている。いや今となっては惚れていたが正解だ。尚子と巡り会ってから三年、渓流を共に楽しむようになった。俺は「渓流の夢尚子」と言う、渓流写真で綴る詩集まで自費出版で本屋に並べた。しかし売れなかった。その事を尚子がどう言ったかって・・・尚子にには恥ずかしくって言わなかった。その俺の愛の心を記した秀作を紹介しよう。魂となった俺の言葉は聞こえない。しかし、デリカシーがみじんもないそこの刑事より、解剖医の先生なら俺の死相の微笑みでご理解頂けるかも知れない。
俺の詩集の一節だ。

 源流からの一滴が
 滝となって落下する
 俺の心の激流は
 尚子の心に突き進む
 かたくな心の岩盤に
 激流だけが泡となる

転落直前に尚子は言った。

「こんな光景初めてよ。朝明けの空、小鳥のさえずり、この激しい渓流の音、朝もやの中にたたずむ尚子・・・感激だわ。自然の中に埋没している実感・・・隼人さん、尚子の手を握って・・・ほらこんなに胸がどきどきしているでしょう? 尚子自らの手で、尚子の胸の膨らみに、俺の手を誘ってくれた。その時、神の時間が俺の脳裏を突き進んだ。テントの中、民宿や旅館、数知れず共に一夜を過ごした。何故か、手すらにぎることなく夜を過ごした。食事をし、酒を酌み交わし、野営のテントで岩魚酒を酌み交わすが、俺は一度も手すら触れたことはなかった。しかし尚子は微笑んでいた。天使のように・・・俺は無理じいを絶対しなかった。ひたすら心がひらく尚子を待った。そう待ち続けた。「隼人さん、尚子の手を握って・・ほらこんなに胸がどきどきしてるでしょう?」俺の手が尚子のふくやかな胸に触れ、胸の鼓動が、熱い激流になった瞬間、俺の「渓流の夢尚子」が、現実の時間となったと思った・・・その時間の中で、俺は空中に飛んだ。飛ばされたことも許せる。脳挫傷で即死した事も許せる。ただ分からない事は、何故、俺が空中に飛ばされたのか、その尚子の心が知りたい」

電話の呼び出し音が鳴った。
健一が電話に出た。
「はい・・・今死体安置室です・・・すぐ行きます」
「事故処理で済ます気か?」
「上はそのようです」
「しかしこれは殺しだな」
「根拠は?」
「分からん・・・が、女がいる」
「勘ですか?」
「証拠は胸の異常な温度と彼の優しい微笑みだ」
「解剖先生、マジですか?」
「熊沢先生と呼べ・・・俺は死者の魂を何となく感じる」
「魂ですか・・・じゃあ解剖先生あとで」
「ぜんぜん分かってないな?」
「何がですか?」
「早く行け!」
健一は死体保管室を出る。
和重は死体に語りかけながら
「幽霊君お聞きの通りだ、安らかに成仏してくれたまえ」
と言って、死体保管BOXの扉を開け、ローラーをすべらせて中に納める。
和重が保管庫に向かって合掌して保管室を出て行く。
その背中を追いかけて、隼人の声が幻想的に響く。

隼人の声「俺を検体した先生、俺は幽霊じゃありませんよ。俺は高藤隼人の魂ですよ。魂は霊魂とも言われ、人の肉体に存在し、生命を保ち、心の原点につかさどる。肉体から 離れても存在し、死後も不滅で神霊になる。又有機体は、生命原理として想定され、肉体にとらわれ、故郷である天上に憧れるものとして、とらえられている。幽霊とは異質のものだ。俺は死者となったが、尚子への愛の魂は消滅していない。幽霊は恨みが原点だが、魂の原点は愛だ。しかし残念ながら、魂は己の心を左右するが、死者の魂は、生命を維持したる者には届かない。しかし感じる事は出来る。言っている意味が分かるかね。命があるなら具体的な意思の疎通がはかれるが、死者の魂と命ある者の魂は具体的に通じない。まして尚子の心の深淵を、具体的に覗き見る事が出来ない。俺を空中に舞う事にした尚子、その心の真因、俺は知りたいだけだ。物事には原因があって結果がある。俺の魂はその原因を知るすべがない。そこで先生と刑事さんに調べて貰いたい。俺の死を他殺と認識すれば、運が良ければ尚子にたどり着き、尚子の心を知ることが出来るかも知れない。その現場に立ち会って話を聞くだけでいい。その結果、俺は尚子を恨んだり、幽霊に化けたりはしない。解剖先生なら俺の切ない魂の心を受け止めてくれるはずだ。この切ない愛の魂、その魂を感じ取ってくれるものと信じている。何故なら、俺は尚子のすべてを許す心を持っているからだ」

和重は廊下でふと立ち止まり
「何だこの感じ? 身体がぞくぞくしてきた。風邪でも引いたかな?」

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次回3月4日(日)に続く



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元日のTVです

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元日のTVです
この画像は、平成30年1月1日(月)テレビ朝日のTVの画像を、ニコン一眼レフでシャッターを押した画像です。
カメラとTVの精度の進歩に驚きを感じます。

TV画像が4Kの写真を撮ったら、Webでは実写かTVの画像だか、素人目には判断できませんね。

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平成30年1月1日(月)

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平成30年1月1日(月)
あけましておめでとうございます

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詐欺師のMail

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こんなMailが送信されてきま... こんなMailが送信されてきました。
お支払い合計金額:300,540円
身に覚えはありません。
警察の詐欺サイトにMailで通報しました。
三井住友カード株式会社と名乗っています。

VJA ギフトカードインターネットショップ

この度はご注文頂きまして、誠にありがとうございました。
ご注文頂きました内容は以下の通りです。
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(税・送料込み)
もっと詳しくの情報はこちら
※クレジットカード決済のお客様へ:本メール送信後、
別途所定の審査を行いますので、ご了承願います。
ご注文頂きました商品のお届けまで1週間程度のお時間を頂いて
おりますので、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。
尚、このメールはご注文時入力されましたメールアドレスへ自動的に
送信しております。
ご不明な点・ご質問等につきましては、下記宛てにご連絡をお願いいたします。

 三井住友カード株式会社

このメールに書かれた注文番号などの情報は、お問合せの際に必要と
なりますので保存しておいてください。

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やっと「警視庁西新宿分署特捜班」から卒業出来ました

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脱稿したのが5月、自ら書いた作... 脱稿したのが5月、自ら書いた作品を手作り製本で15セット、Amazonの電子書籍にUPして「一巻¥798円」で販売、「3巻で¥2.367 円。年賀状の便りがある友人親戚知人等にPR「はがき」を送付しました。その結果驚きの答えが返ってきました。

反省させられました。義理でも本... 反省させられました。義理でも本を購入する意思のある友人はいると思っていました。数人から電話がかかってきました。Mailではありません。「電子書籍ってどう言方法で買うの?」
「インターネットのPDFで閲覧出来るから」「パソコンは持ってはいるが、見ているのはNewsと天気予報だけ」
残り4セットです。
私は決心しました。 友人達に私... 私は決心しました。

友人達に私の作品を読んで頂くには、【本】にするしかない!
私の作品「警視庁西新宿分署特捜班」が、電子書籍で炎上する事は100万/1の可能性もないとは思いますが、紙の印字で「本」にすることで、私の友人の中で「炎上」まではいかなくとも「話題」になればと思っています。
私の作品 「警視庁西新宿分署特捜班」を、PDFも電子書籍も閲覧出来ない友人達に、第一巻~第三巻を15セット、手作りの製本にして贈呈しました。

手作り製本した決意した理由は資金がなかったからです。
しかし大変でした。

売れもしない作品
80歳の老人に何の価値観があるのでしょうか?
しかし・・・・やめられない・・・・・原因=不治のの病

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シナリオ小説の概念
「シナリオ小説」の概念は、記述方法が「シナリオの記述手法+小説の手法」のコラボです。本来「シナリオ」は、「映画・テレビドラマ」のストーリーを文字に起こし、その文字を映像化していきます。端的に言いますと「映画およびテレビ用脚本」のことです。  そのシナリオの記述手法に、小説的記述手法、加えて、図・イラスト・写真・を多様、読者のイメージを、紙上映画館を意図しています。  小説的手法を取り入れ、記述した作品が、筆者独自の【シナリオ小説】です。

              http://densisyoseki.jeez.jp/
 

シナリオ小説 警視庁西新宿分署特捜班の梗概(あらすじ)

2001年12月12日、海上保安庁のHome PageからのMailで、たれ込み情報があった。  その内容は、2001年12月22日、佐渡沖日本海で、北巨摩共和国秘密工作船と日本漁船が接触する情報であった。情報提供者は、内部告発者月光仮面とあった。  この情報の信頼性についた。海保本庁に於いて議論したが、正確な緯度の記載もあることから、ダメ元で、新潟第九管区に出動を命じた。  しかし、ダメ元の意識で現場に向かった巡視艇は、激しい銃撃戦で抵抗され拿捕に失敗、秘密工作船と漁船は自爆して日本海に沈んだ。  自爆を確認した巡視艇は基地に帰還したが、その直後に高藤史郎の操船する漁船が現れた。  自爆した漁船の乗組員二名、漂流物に掴まり救助を求め、高藤史郎に救助された。  しかし、救助された二名は、いとも簡単に高藤史郎銃弾に倒れ暗夜の日本海に捨てられ、残された漂流物開梱すると、中から大量の覚醒剤と日本円の現金が5億円現れた。  それから15年後の2016年5月6日、福島県猪苗代町の秋元湖流入する小倉川で源流。高藤史郎が転落死した。  その転落死に疑問をもった、ノンキャリヤの刑事鈴木と、キャリヤで刑事見習いの本郷が捜査にあたった。その捜査過程の中で、偶然にも公安の潜入捜査官「朝霧恵子」と会う。  その事が契機に、日本の秘密警察組織SSO「Samurai Secret Organization」(侍秘密組織)の捜査官に組み込まれる。  その表の組織名称は「警視庁西新宿分署特捜班」  高藤史郎渓流転落死を起因に、日本がテロから襲われると言う震撼の渦に巻き込まれていく。福島県猪苗代西警察署の田舎刑事鈴木と本郷が活躍する、痛快刑事活劇物語である。

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警視庁西新宿分署・特捜班

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警視庁西新宿分署・特捜班
脱稿しました!
岩魚太郎のHome Pageは、無料で公開しています。
興味のある方は是非アクセスしてください。

岩魚太郞のHome Page
http://iwana-yamame.sakura.ne.jp/

Amazon
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E8%A5%BF%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%88%86%E7%BD%B2%E7%89%B9%E6%8D%9C%E7%8F%AD

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80歳で蘇る岩魚太郞の我が青春

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(写真はWebサイトより引用、... (写真はWebサイトより引用、画像の加工は岩魚太郞の作業)
Webウィキペディアより引用 ... Webウィキペディアより引用
監督:木下惠介 脚本:木下惠介 原作:木下惠介
出演者:高峰秀子 佐田啓二
(シナリオ会館Home Pag... (シナリオ会館Home Pageより切り取り引用)
第二期生:月/畳一畳¥1.000円。
3畳・¥3,000円。トイレ共同・炊事場:共同・机:ミカン箱。
鉛筆3本、消しゴム1個、国語辞典一冊。
懸命に勉強した!
リメーク版「喜びも悲しみも幾年... リメーク版「喜びも悲しみも幾年月」のシナリオ。
神保町で昔の恋人のような熱い気持ちでめぐり会った。
自称「シナリオ小説紙上映画館」... 自称「シナリオ小説紙上映画館」
Amazonでは「警視庁西新宿分署特捜班」検索

構想3年記述3年。 内容で勝負... 構想3年記述3年。
内容で勝負といきたいところだが、ボリューム?
ナルシシスト(自己陶酔型)?
古巣はこのようなに変わっていた... 古巣はこのようなに変わっていた。
岩魚太郞人生はシナリオ

自己紹介:私池内昭雄(岩魚太郞)1937年 (昭和12年 80歳)
人生の転機は誰しも数回ある。

■第一回目の転機
岩魚太郞(当時7歳))
松山大空襲は、太平洋戦争末期の1945年7月26日 私は体験した。
疎開した夜1945年7月2?(記憶にない)日、よそ者で防空壕に入れてもらえなかと母から聞いた。入ってたらこの写真のような状態になり、岩魚太郞の人生は7歳で終わっていた。

■第二回の転機
1957 喜びも悲しみも幾歳月  1958 楢山節考
この映画を三重県四日市の封切り館(新作映画の上映館・当時はそう呼んでいた)で見た事である。1957年 (昭和32年:岩太郎20歳)
翌年1958年: 楢山節考 も見た。岩魚太郞21歳)

■第三回の転機
初恋をした。彼女は夜行列車「伊勢那智号」に乗って東京に去った。
見事我が青春の淡い恋は失恋に終わった。
その時何故か、木下恵介の 喜びも悲しみも幾歳月 を思いだした。

■第四回の転機
失恋をバネに、誠に単純に、木下恵介のような「シナリオ作家」になりたいと思った。
当時の月刊映画雑誌「キネマ旬報」に、シナリオ研究所が開校したと言う記事を見た記憶がある。記憶は定かではない?
東京に出た。
シナリオ研究所第二期生夜間部を卒業した。
TVの台頭で映画産業が大不況、シナリオの才能もさることながら、東京で親からの仕送りもなく、食うこと(生きる)で、シナリオ作家の夢は、ものの見事に消滅した。

シナリオ研究所の、授業料稼ぎのアルバイトをしていた弱電零細企業で、食っていくために本腰を入れて仕事に励んだ。
電気の電の字も知らないど素人の私が、臨時雇用・正社員・班長・係長・課長・部長・300名の従業員を要する、福島工場、取締役工場長になった。

何故?取締役工場長にまで昇進した理由私なりに考えて見た。

その答えは、「シナリオ研究所」のシナリオ講座にあった。
シナリオ作家に挫折したが「シナリオ書く思考能力」であった。
「無から有(映像)を生む」
与えられた仕事の目的達成のために、380度の方向から思考した。
私はその思考方法を「シナリオ的思考」と、勝手に定義している。

私岩魚太郞65歳、東京神保町を通りかかったとき、映画関係専門の古本屋で、偶然見つけた本が、リメーク版「喜びも悲しみも幾年月」のシナリオであった。
著作:木下恵介(新潮社発刊)1986年(昭和61年発刊)¥320円の本を¥700円で購入した。
木下恵介(著者)のシナリオを読むのも勿論初めてある。 
1957年第一回作品を鑑賞してから29年目に神保町の古本屋で見つけた木下恵介著作のシナリオ!
何故か岩魚太郞の運命的な「魂」を感じた。

2004年1月岩魚太郞67歳、脳梗塞で倒れ、神に「言語障害」の罰を食らった。
文字は判読出来たが、カタカナとひらがな書けなかった。
PCのキーボード入力データも、完全に脳から消去されていた。
脳の消去データの復旧工事要した日数は365日を要した。
復旧工事の原動力となったのは、シナリオ研究所時代、青春の熱き思いと、神保町で偶然出会ったシナリオであった。

脳の復旧工事が完成してから13年間の80歳まで
Webサイト
1.「岩魚と山女魚が釣れるHome Page」をUP
2.「岩魚を釣る本」
3.「女と男の人類学」
4.「刑事 朝霧恵子」
5.「警視庁西新宿分署 特捜班」(刑事 朝霧恵子の改版) Amazonで販売
上記2・3・4は:電子書セクサイト発刊(ブグログ) http://p.booklog.jp/users/hongoutarou

Amazonでは「警視庁西新宿分署特捜班」検索
神保町で購入した木下恵介のシナリオは、「ト書き」で「電話のベルが鳴る」と書かれていると、映画のシーンで「電話に応対している」写真が印刷されていた。
シナリオを読み慣れていない読者とっては、よりイメージが湧いて読みやすかった。
私は「これだ!」と思った。

「刑事 朝霧恵子」改版「警視庁西新宿分署・特捜班」も、木下恵介の写真掲載の手法を参考に、写真・イラスト・図・を多数取り入れ、「シナリオ小説紙上映画館」とした。

80歳の節目でAmazonに新着本と紹介された。

その節目で、古巣の「シナリオ研究所」を訪ねた。
木造建屋研究所が、8Fのビルに、研究所が「シナリオ会館」と変わっていた。
短い時間ではあったが、多忙な時間、80歳の老人(若者)に対応してくれた職員のY氏に感謝!

「80歳で蘇る岩魚太郞の我が青春」を、新作「シナリオ小説紙上映画館」を起草したい。

「岩魚と山女魚が釣れるHome Page」 PDFで閲覧出来ます
http://iwana-yamame.sakura.ne.jp/

参考:木下恵介作品歴
---------
1943 花咲く港・ 生きてゐる孫六
1944 歓呼の町・ 陸軍
1946 大曾根家の朝・わが恋せし乙女
1947 結婚・不死鳥
1948 女・肖像・破戒
1949 お嬢さん乾杯・新釈四谷怪談(前・後編)・破れ太鼓
1950 婚約指環
1951 善魔・カルメン故郷に帰る・少年期・海の花火
1952 カルメン純情す
1953 日本の悲劇
1954 女の園・二十四の瞳
1955 遠い雲・野菊の如き君なりき
1956 夕やけ雲・太陽とバラ
1957 喜びも悲しみも幾歳月・風前の灯
1958 楢山節考・この天の虹
1959 風花・惜春鳥・今日もまたかくてありなん
1960 春の夢・笛吹川
1961 永遠の人
1962 今年の恋・二人で歩いた幾春秋
1963 歌え若人達・死闘の伝説
1964 香華(前・後編)
1967 なつかしき笛や太鼓
1976 スリランカの愛と別れ
1979 衝動殺人・息子よ
1980 父よ母よ!
1983 この子を残して
1986 新・喜びも悲しみも幾歳月
1988 父













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文書校正の苦闘

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文書校正の苦闘 文書校正の苦闘
文書校正の難しさ

今「警視庁西新宿分署特捜班」と言うタイトルの、【シナリオ手法+小説手法】を取り込んだ、【シナリオ小説】と称する新ジャンルの本を書き終えた。
約35万字ある。

校正に苦労している。
小生のHome Page「岩魚と山女魚が釣れるHome Page」で、知り会った大手K出版社の記者によると、最低限、第三者に、印刷した原稿を校正して貰わないと、100%の確率で誤字・脱字・文字間の空白(スペース)が、発見出来ないとの指摘を受けた。

校正依頼するお金も金欠病。
自分でやるしかないとの決意で自分でやっている。

1. 一太郎で原稿を記述。
2. 一太郎で誤字脱字の校正。
3. Wordでも校正。
4. そして今画像にUPした方法で校正している。

作品告知手法は【Amazon】での電子書籍
1. 一太郎で自分で最終校正。
2. 電子書籍ソフト【EPUB】に変換。
3. Amazonサイトで【kindle】にUPして変換。
4. 電子書籍で確認修正。

Amazonで新刊書籍で短期間紹介されて作業END。

ワオ!と言っているユーザー

未来の二本に伝えたい名曲100選

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未来の二本に伝えたい名曲100... 未来の二本に伝えたい名曲100... 未来の二本に伝えたい名曲100... 未来の二本に伝えたい名曲100... 未来の二本に伝えたい名曲100...
5月1日(月) TBS 4時間スペシャル 100曲
ヘットホンで聴きながら、焼酎を飲みながら82曲をメモしました。

皆さん何曲歌えますか?

ワオ!と言っているユーザー

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