「銀を精錬するものが来る」
6月
12日
「銀を精錬するものが来る」
マラキ書 3章1~4節
"「見よ、わたしはわたしの使いを遣わす。彼は、わたしの前に道を備える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、彼が来る。──万軍の主は言われる。」
だれが、この方の来られる日に耐えられよう。だれが、この方の現れるとき立っていられよう。まことに、この方は、精錬する者の火、布をさらす者の灰汁のようだ。
この方は、銀を精錬する者、きよめる者として座に着き、レビの子らをきよめて、金や銀にするように、彼らを純粋にする。彼らは主にとって、義によるささげ物を献げる者となる。
ユダとエルサレムのささげ物は、昔の日々のように、ずっと以前の年々のように主を喜ばせる。"
(1) 銀を精錬する
❶ 精錬と研磨の違い ~「艱難、汝を玉にする」=試練が人格を磨き、輝く玉とするとの格言
精錬とは、純粋な金属を取り出すために、不純物を高温の炉の中で溶解させる
❷ 人はその試練の中で、罪や汚れ、高慢さや貪欲、そして自己中心の罪が取り除かれる
(2) すぐ側に侍る精錬工
❶「これをきよめるものとして座に着き」(3)
温度調整や炎の当たる角度など、経験豊かな職人技による精錬がそこにある
❷ 高温自体が目的ではない。苦しみや試練は、私たちを卑しめる事は出来ない
(3) 精錬後の純粋な輝き
❶ 「レビの子らをきよめ、彼らを金のように銀のように純粋にする」(3)
私たちのうちに眠っていた神の子としての実質が立ち上がる
❷ 偉大な精錬工に私自身をお任せしよう
この方は契約の使者であり、あなたをとらえて離さない方。遅い見えても必ず来られる方だ(1)
(結論)
"そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。
今しばらくの間、様々な試練の中で悲しまなければならないのですが、
試練で試されたあなたがたの信仰は、火で精錬されてもなお朽ちていく金よりも高価であり、
イエス・キリストが現れるとき、称賛と栄光と誉れをもたらします。"
(ペテロの手紙 第一 1章6~7節)
この地上で試練に会う事は避けられない。それは私たちの信仰を揺さぶる火の試練の時もある。
神はそのことをご存知の上で、やがてあなたに正当な報いを持って望まれる。