「あなたの本質を見極めるキリスト」
1月
8日
「あなたの本質を見極めるキリスト」
マルコの福音書 2章15~17節
"それからイエスは、レビの家で食卓に着かれた。取税人たちや罪人たちも大勢、イエスや弟子たちとともに食卓に着いていた。大勢の人々がいて、イエスに従っていたのである。
パリサイ派の律法学者たちは、イエスが罪人や取税人たちと一緒に食事をしているのを見て、弟子たちに言った。「なぜ、あの人は取税人や罪人たちと一緒に食事をするのですか。」
これを聞いて、イエスは彼らにこう言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためです。」"
(1) キリストは、人をどう見たのか
①人の本質はどこに? 人は様々な物差しで他者をカテゴライズし、理解しようとしてきた。
民族、国語、性別、家庭、学歴、職業など。
②キリストはあなたをどう見るか(聖書の人間観)。神の形に造られたた尊いものであり、善なるものである。罪によってこの事実に曇りが生じている。
(2) 人々は、人をどう見るのか
①病の人を見て(2:3) 。 非生産者であり、価値のないものであるとみなす。
②取税人と罪人たちを見て(2:16) 。 神に捨てられているが故に人の社会から阻害され無視されても当然だとし、その差別感情が優越意識を助長させた。
(3) キリストの見方に気づくとき
①私の真の価値に目覚める。罪と病の不健康な状態が真の私ではない。真の私はキリストが自らの命を捧げるほどに尊いものである。私の中に隠れている神の子としての姿をご覧になっておられる。
②他者の価値にも気付く。キリストの愛により癒され満たされたとき、あの人の為にも、キリストは命を捧げられたことに思いが及ぶ。
(結論)
私は自分自身を、そして他者をどのように見てきたであろうか。
キリストの視点でこの世界を見るために、今注がれている私に対するキリストの眼差しを受け入れよう。