「エマオ途上の弟子たち」
4月
25日
ホサナキリスト教会・日曜礼拝のメッセージアウトラインです。
「エマオ途上の弟子たち」
ルカの福音書 24章13~33節
"ところで、ちょうどこの日、弟子たちのうちの二人が、エルサレムから六十スタディオン余り離れた、エマオという村に向かっていた。
彼らは、これらの出来事すべてについて話し合っていた。
話し合ったり論じ合ったりしているところに、イエスご自身が近づいて来て、彼らとともに歩き始められた。
しかし、二人の目はさえぎられていて、イエスであることが分からなかった。
イエスは彼らに言われた。「歩きながら語り合っているその話は何のことですか。」すると、二人は暗い顔をして立ち止まった。
そして、その一人、クレオパという人がイエスに答えた。「エルサレムに滞在していながら、近ごろそこで起こったことを、あなただけがご存じないのですか。」
イエスが「どんなことですか」と言われると、二人は答えた。「ナザレ人イエス様のことです。この方は、神と民全体の前で、行いにもことばにも力のある預言者でした。
それなのに、私たちの祭司長たちや議員たちは、この方を死刑にするために引き渡して、十字架につけてしまいました。
私たちは、この方こそイスラエルを解放する方だ、と望みをかけていました。実際、そればかりではありません。そのことがあってから三日目になりますが、
仲間の女たちの何人かが、私たちを驚かせました。彼女たちは朝早く墓に行きましたが、
イエス様のからだが見当たらず、戻って来ました。そして、自分たちは御使いたちの幻を見た、彼らはイエス様が生きておられると告げた、と言うのです。
それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、まさしく彼女たちの言ったとおりで、あの方は見当たりませんでした。」
そこでイエスは彼らに言われた。「ああ、愚かな者たち。心が鈍くて、預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち。
キリストは必ずそのような苦しみを受け、それから、その栄光に入るはずだったのではありませんか。」
それからイエスは、モーセやすべての預言者たちから始めて、ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた。
彼らは目的の村の近くに来たが、イエスはもっと先まで行きそうな様子であった。
彼らが、「一緒にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もすでに傾いています」と言って強く勧めたので、イエスは彼らとともに泊まるため、中に入られた。
そして彼らと食卓に着くと、イエスはパンを取って神をほめたたえ、裂いて彼らに渡された。
すると彼らの目が開かれ、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。
二人は話し合った。「道々お話しくださる間、私たちに聖書を説き明かしてくださる間、私たちの心は内で燃えていたではないか。」
二人はただちに立ち上がり、エルサレムに戻った。すると、十一人とその仲間が集まって、"
(1)無自覚な2人の弟子
①信仰に立てない信者
女性たちの証言(22-23)を信じることができず弟子集団から離れて入れていく2人。
その結果、論じ合うことができても暗い顔つき(17)
② 無自覚の2人に同行されたキリスト
「心の鈍い人たち」(25)と軽く叱責された後、彼らと同じ方向へ歩かれる主
(2)み言葉による語りかけ
①「聖書全体の中」からキリストに関する解き明かし〜人生の「なぜ」に対する究極の答え
②「一緒にお泊まりください」〜求める心(信仰)に応じて主は私たちを扱われる
⑶ 心は内にに燃えて
①目が開かれた(31)〜主イエスの祝福しパンを割くその仕草を見て
「分かった」の瞬間
②屈しない奉仕へ〜エルサレムへ帰還し弟子たちの集団へ
再度復活の主にお会いして内的保障を得た
(結論)
私たちは自覚なくても主は共に道を歩まれるお方。
不可解なことも無自覚なことも、み言葉の解き明かしの中から明らかにされて行く。
神学と生活とが結ばれた時、私たちの目は開かれていて行く。