「深みに漕ぎ出して」
10月
14日
ホサナキリスト教会・日曜礼拝のメッセージアウトラインです。
「深みに漕ぎ出して」
ルカの福音書 5章1~11節
"さて、群衆が神のことばを聞こうとしてイエスに押し迫って来たとき、イエスはゲネサレ湖の岸辺に立って、
岸辺に小舟が二艘あるのをご覧になった。漁師たちは舟から降りて網を洗っていた。
イエスはそのうちの一つ、シモンの舟に乗り、陸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして腰を下ろし、舟から群衆を教え始められた。
話が終わるとシモンに言われた。「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい。」
すると、シモンが答えた。「先生。私たちは夜通し働きましたが、何一つ捕れませんでした。でも、おことばですので、網を下ろしてみましょう。」
そして、そのとおりにすると、おびただしい数の魚が入り、網が破れそうになった。
そこで別の舟にいた仲間の者たちに、助けに来てくれるよう合図した。彼らがやって来て、魚を二艘の舟いっぱいに引き上げたところ、両方とも沈みそうになった。
これを見たシモン・ペテロは、イエスの足もとにひれ伏して言った。「主よ、私から離れてください。私は罪深い人間ですから。」
彼も、一緒にいた者たちもみな、自分たちが捕った魚のことで驚いたのであった。
シモンの仲間の、ゼベダイの子ヤコブやヨハネも同じであった。イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです。」
彼らは舟を陸に着けると、すべてを捨ててイエスに従った。"
⑴常識の浅瀬から離れて深みへ
① 漁師としての常識。漁は日中に行うもの。
②「でも、おことばですので」
主のお言葉に、自らの経験や常識を飛び越える信頼を置いた。
⑵プライドを捨てて深みへ
①すでに網を洗い帰宅の準備は出来ている段階
② 数ヶ月間、共に旅行した主の御業と人格に触れ信頼の素地を築いていた
⑶未知の世界を拓く深みへ
①新しい自己認識〜「私は罪深い人間ですから」
②新しい使命〜「これから後、あなたは人間をとるようになるのです」そこには、これまでの経験とその人の賜物とを生かした新たな世界が広がる。
(結論)
主の言葉には常にチャレンジが満ちている。
自己が常識としてきたことが覆され、自己と世界とに対する新たな発見があり、新しく拓かれる世界への召がある。