「五殉節の日になって」
5月
27日
ホサナキリスト教会日曜礼拝のメッセージアウトラインです。
「五旬節の日になって」
使徒の働き 2章1~13節
"五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。
すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。
また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。
さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、
この物音がしたため、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。
彼らは驚き、不思議に思って言った。「見なさい。話しているこの人たちはみな、ガリラヤの人ではないか。
それなのに、私たちそれぞれが生まれた国のことばで話を聞くとは、いったいどうしたことか。
私たちは、パルティア人、メディア人、エラム人、またメソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントスとアジア、
フリュギアとパンフィリア、エジプト、クレネに近いリビア地方などに住む者、また滞在中のローマ人で、
ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレタ人とアラビア人もいる。それなのに、あの人たちが、私たちのことばで神の大きなみわざを語るのを聞くとは。」
人々はみな驚き当惑して、「いったい、これはどうしたことか」と言い合った。
だが、「彼らは新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、嘲る者たちもいた。"
⑴聖霊様の傾注ー「時代」の転換点であった
①突然の出来事〜弟子や近所の人々の視点
「すると天から突然」
神ご自身の特別な顕現に伴う自然現象=シャカイナ・グローリー。
風、響、地震、炎などの出現。アブラハムが契約を締結した時、モーセのシナイ山で、またイエス様の昇天の時など
②必然の出来事〜主イエスの預言の成就であった(使徒1:8)
これは復活後40日後の遺言でありその後いつ成就するかは弟子たちには知らされていない。
10日間の熱心な祈り(1:14)
さらにイスラエルの祭りにはこの予言的な意味が隠されている。
⑵他国の言葉で話し出したーさらに古い「時代」からの回復を意味する
①その特異性
15の国言葉、ネイティブスピーカーとなった
学習し習得したものとは違う。異言とも異なる。
②その預言的意味
バベルの塔以来の言葉の混乱、連帯の崩壊からの回復の時代が到来した。
さらにそれは「教会時代」の始まりを意味している。民族を貫いたあらゆる隔ての壁を取り除いた組織体である
⑶ヨエル書預言の成就ーやがて到来する新しい「時代」を見据えて
1部分の成就であった(2:16-21)
旧約聖書のラビ的引用法の4つのうちの1つ。
数ある預言項目のうち1つが適用出来たらそれで成就とみなされる。ここでは聖霊が激しく傾注されたことであり、その他の天変地異はまだ起こっていない。
全体の成就は終末時代の最終段階に成就される
それが主の再臨前、世界帝国軍がイスラエルに侵入しユダヤの民を全滅させんとする戦争時に起こる。
(結論)
私たちが今生きている時代を正しく認識しよう。
どういった時代経て次にどういう時代が来るのか。私たちのするべき事は主の証人(1:8)として生きることである。