数日前、この年で小学生になる特権に預かりました。
小学校の名前は、「シアトル熱中小学校」。月に1度開かれる大人のための小学校で講師は日本からわざわざおいで下さいます。
海外で初めての熱中小学校としてシアトルが選ばれ、その入学式と第一回授業に出席しました。
今回の講師はNHKディレクターであり現在大河ドラマの韋駄天で副監督をしている倉崎憲さん。大学卒業後思い立って世界一周をするビジョンを抱き、社長達相手にプレゼンをしてその費用150万円を集めたと言う行動派の挑戦人。
もう一つのクラスの講師は翻訳家のJay Rubin と Zack Davisson の二人。ザックは日本アニメの翻訳家としていくつもの賞を受賞し、特に私の好きだった宇宙戦艦ヤマトやゲゲゲの鬼太郎、デビルマン等の漫画を翻訳した人として注目しました。
その授業の冒頭で彼は翻訳家としての駆け出しの時に出会った一文章に大きな衝撃を受け、その後の翻訳家人生を決定づけたと分かち合ってくれました。
「翻訳文の95%は私自身の経験・性格・生き方を通して描かれるものである」
現在私自身も1冊の本を翻訳中なのですが、逐語的に正確に訳そうとするとその文章が持っている本来の意味を破壊してしまい魅力を失ってしまうことにジレンマを感じていました。その講義は大きな刺激となり翻訳活動の栄養となりました。
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