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「神の人」

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「神の人」 イスラエルでの夕陽 イスラエルでの夕陽 「神の人」
「しかし、神の人よ。
あなたはこれらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心にもとめなさい」(Ⅰテモテ6:10)

「神の人が、すべての良い働きのためにふさいわしい十分に整えられた者となるため」
(Ⅱテモテ3:17)

聖書が「神の人」と呼びかけている対象がある。

広義としてはクリスチャン全体であるといえようが、
ここでは第一義の宛先人である、テモテに呼びかけられた呼称である。

「神の人」とはどんな人か?

文脈からすると、ⅠでもⅡでも、聖書の教えから逸脱した人たちと対峙するところで使われている。

世の終わりの困難な時代に、真理をいつも学んではいるが真理に達しない人々。

高慢さに取りつかれ、金を追い求めたがゆえに信仰から迷い出てしまった人々。

つまり、神と己との垂直関係が確立されていない中で、他者との相関関係の間柄でしか信仰も、生き方も、自己認識もとらえていない人々。

神の前での自己が確立されていない人々。

それに対しての「神の人」とは、神との交友が確立されている人のことで
それが第一の資格であり、全体の根本であるといっていい。

何ができる、これができるという条件ではい。
これをやってきた、こんな地位にある、といったものでもない。

人からの評判がどうであろうと、
自己の名誉がどうなろうと、

それらに死んでいて
神と自己の甘美な関係に生きている、それで充足している人のことである。



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