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ユダヤ民族の約束の国への帰還③

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安息日に平安を 安息日に平安を 現在広く使用されている日本語聖... 現在広く使用されている日本語聖書「新改訳」が全面改訂されて、2017年に発売される。 これまでのものは、肝心な箇所が... これまでのものは、肝心な箇所がヘブル語の原典からではなく70人約を採用しているのはどうして?
新しい聖書翻訳はその点改善されているのだろうか?
ゼパニヤ書
2:1 恥知らずの国民よ。こぞって集まれ、集まれ。
2 昼間、吹き散らされるもみがらのように、 あなたがたがならないうちに。 主の燃える怒りが、 まだあなたがたを襲わないうちに。 主の怒りの日が、 まだあなたがたを襲わないうちに。
3 主の定めを行う この国のすべてのへりくだる者よ。 主を尋ね求めよ。 義を求めよ。柔和を求めよ。 そうすれば、 主の怒りの日にかくまわれるかもしれない。
(Zep 2:1-3 JAS)

さて、今回の聖書個所もイスラエルの民が
約束の地(パレスチナ)へ帰還する預言の聖書個所です。

2回に分かれて帰還するのですが、
最初の1回目の帰還が上のゼパニヤ書の預言にあります。

一方、同じゼカリヤ書の最後の3節は、
第2回目の帰還を預言したものです。

聖書にはその区別が見出しとなっているわけでありませんので
文脈から判断せねばなりません。

「あなたがたを集める」「あなたがたを連れ帰る」
このような言葉が連発しています。

帰還後に、神からの怒りや裁きを受けるとすると
それは1回目の帰還と判断されます。

その時のイスラエルの人々の状態は不信仰のままです。
2章の上の聖句を見てください。

「恥知らずの国民よ」と神が嘆くように語ってるのは、
彼らがイエスをメシアとして受け入れていない不信仰の状態であるのが分かります。

そしてこれは1948年にイスラエル共和国が独立して以降、
世界上のイスラエル人が大挙して約束の国へ帰還するようになったことで成就しています。

2回目の帰還は彼らの目が開かれ、
信仰の状態となって以後に帰還が始まります。

これは将来に実現するところのものです。

その帰還後に彼らを待っているのは神からのとこしえの祝福であり、
千年王国といわれているものがそれに当たります。

さて、ここで2章の日本語訳に
重大な誤訳と言わざるを得ない点を指摘せねばなりません。

2節に「うちに」と3回訳されている言葉は的確であるとは言えません。

この個所は、「~の前に」と訳されるべき原語が使われており、
調べ上げた10以上の英語訳はどれもBeforeと3回とも訳出されています。

NKJ 訳
Zephaniah 2:2
Before the decree is issued, Or the day passes like chaff, Before the LORD'S fierce anger comes upon you, Before the day of the LORD'S anger comes upon you!

NRS 訳
Zephaniah 2:2
before you are driven away like the drifting chaff, before there comes upon you the fierce anger of the LORD, before there comes upon you the day of the LORD's wrath.


日本語訳の欄外の脚注には、
70人訳というギリシア語への翻訳文を採用したものであり、
ヘブル語の原語では2節は「御定めが生まれてくる前に」となっていると但し書きがありますが。。。

原語を使用するのが本来翻訳の在り方のはずです。
なぜわざわざ他言語に翻訳されたものを底本として日本語訳とせねばならないのか理解できません。

この個所は時間的な経過が大切な点であって
「前に」と訳さなくては意味をなさないのです。

ヘブル語原語で読むなら、
こられの聖句が教えているところが明瞭となってきます。

「御定め」「主の燃える怒り」「主の怒りの日」
これらはすべて同じことであり、大患難時代を表現したものです。

その大患難に襲われる前に、
「こぞって集まれ、集まれ」と命じれています。

不信仰の状態での帰還が
大患難時代前に起こるとの預言であります。

そのイスラエル抹殺運動のただ中の試練にあって
ついに、ある人々には信仰の目が開かれるに至ります。

それが3節の「主の定めを行う この国のすべてのへりくだるもの」
たちのことです。

彼らはイエスによる奇跡的な介入しか自分たちを救う手立てがないことを悟り、
イエスの到来を求めるようになります。
「主を尋ね求めよ」とあるのがそれです。

その時、主は地上に再臨され、
信仰者たちを全て救われます。

「そうすれば、主の怒りの日にかくまわれるかもしれない」
本書を書いた預言者の名前「ゼパニヤ」とは、「かくまう」という意味の語句です。



次にゼパニヤ3章18~20節を見てみましょう。

18 例祭から離れて悲しむ者たちをわたしは集める。 彼らはあなたからのもの。 そしりはシオンへの警告である。
19 見よ。その時、 わたしはあなたを苦しめたすべての者を罰し、 足のなえた者を救い、散らされた者を集める。 わたしは彼らの恥を栄誉に変え、 全地でその名をあげさせよう。
20 その時、わたしはあなたがたを連れ帰り、 その時、わたしはあなたがたを集める。 わたしがあなたがたの目の前で、 あなたがたの繁栄を元どおりにするとき、地のすべての民の間で あなたがたに、名誉と栄誉を与えよう、と 主は仰せられる。 (Zep 3:18-20 JAS)


大患難時代の最後の段階で主イエスの再臨により生き延びたイスラエル人たちが
帰還することの預言となっています。

「あなたを苦しめたすべての者」とは、
イスラエルを襲う反キリストの世界連合軍を指しています。

彼らが滅ぼされ、苦しみの中にあるイスラエル人が
救われた後に帰還が始まります。

20節には「連れ帰り」「集める」「捕らわれ人を帰す」
とあるのがその預言です。

イスラエルの「恥は栄誉」に変えられ、
「名誉と栄誉を与えよう」と神に約束されています。

これは千年王国を楽しむイスラエルの姿です。

「全地でその名をあげさせよう」
その繁栄は全世界に知れ渡ります。




#救済

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