サンフランシスコのユニオンスクエア界隈の道路には いつも路上駐車の車の列がビッチリと続く。 通常、脇目も振らずに公共駐車場にまっしぐらする。 朝から晩まで駐車すると料金は$28である。 今朝は奇跡的に一台分の駐車スペースを発見。 半日だけだがそれを利用できた。 ……………… そんな類の些細な幸せをブログに綴ったニール・バスリチャさんが 今年も2年連続で世界ブログ大賞なるものを受賞したという。 彼は講演の中で 最高の人生を送るために必要な3つの秘訣を説いているので紹介したい。 ⑴Attitude(物事に対する姿勢) 不運や逆境に遭遇するのは避けられない。 が、それに対して自らはどう対応するかを決めるのは自分自身。 100パーセント自己責任のもとにあるとして管理しているだろうか? …………… 今朝、約束の9時になっても顧客は現れなかった。 相手の落ち度を非難し、自らに不機嫌の種を撒き散らすか。 それとも早朝の街の様子と新鮮な空気を体験したことや 反面教師として時間に誠実に対応していくレッスンと受け止めるか… 選ぶのは自分自身である。 ⑵Awareness(気付く心・感受性) 3歳児から見た世界は素晴らしいものである。 横切る虫をジッと見つめたり、 何時間もかけてタンポポを集めたり、 ……初めて見るものに感動し、 「なぜ」という尽きない好奇心で世界を探検している。 本日、いつも通り過ぎていたサンフランシスコ目ぬき通りで 初めてのお店を訪問。 店内に入ると私の古くからの顧客が大歓迎をしてくれた。 これまでの3年間の損失は計り知れない…… 3年ほど前にオープンした店であるのに、 目の前を歩いていても気付かないでいた。 「ここのところは分かっているから…」 「この場所にあってはここと、あそこに寄ればいいんだ…」 無意識のままに、 そんな石頭が新しい発見を妨げていた。 ⑶Authenticity (自分自身に忠実であること) 屈強なフットボール選手のグリアさんの趣味は刺繍だという。 見かけによらないが、彼はそれが大好きでハマってしまうらしい。 周りに合わせたり 期待される自分を演じることなく 自分が好きで楽しめるものを見つけて 堂々とあるがままの自分でいる人生…… ………そこに幸福のカギがあるという。 これも本日出会った古くからの顧客の例。 彼はかつての店を離れて以来、 どこで働いているのかを知らないまま1年ほど経過。 彼も私を探し続けていた。 彼の新しいオーナーも私の顧客だが、彼にも連絡先が分からない。 バッタリと店内で目があった時 彼の表情が一変するのが分かった。 金鉱を掘り当てた鉱夫のような 躁状態で喜び踊りながら私を迎えてくれた。 この仕事をしていて良かったと うなずける一瞬だった。