寿司屋で感じた郷愁
1月
22日
歌川広重のよる浮世絵『東海道五十三次』の戸塚宿がすぐ面前に飾ってあった。
横浜市戸塚区はわたしの郷里であり、郷愁の想いに誘われた。
江戸を出た旅人が最初の宿としてこの戸塚を利用したという。
旅籠数では、東海道の中で小田原に次ぐ多さで賑わっていたという。
左の旅籠兼茶屋にかかっている看板は「こめや」と読む。
軒先の講札は、講(共通の信仰を持つ集まり)の定宿である印で旅人たちの名札が見える。
中央に描かれている灯篭脇の石柱には「左りかまくら道」とあり、
ここは鎌倉へ抜ける鎌倉道と東海道の分岐点。
現在では元町付近であるらしい。
正月名物の大学駅伝では、戸塚は最長区間の2区に位置している。