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つれづれなるままに

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顧客に感動を与える

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■ オーナー会に参加
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本日はシアトル・オーナー会がありまして行ってきました。

シアトル地区の日本人自営業者の集まりで、
私も昨年から加わっています。

牧師も立派な?自営業者です。


毎月、各業種で活躍している人を招いてお話を伺い
研鑽とネットワーク作りに役立てようとの趣旨で、
本日は16名が集われました。

日本食のお弁当を頂きながら、
お互いの近況を報告し合います。

それから講師の講義となるのですが、


本日の講師は

横尾比呂路 さん (Orca Beverage Soda Works)
http://www.orcabeverage.com/
でした。

炭酸飲料を顧客の要望通りに制作される会社を育てて来られました。


簡単な略歴は、
73年福岡生まれ。佐賀大学経済学部卒。

父親は不動産業を経営してますが、
あとを継がずに、ご自分の天性を活かす道を探すことを決意。

大学卒業後、IBP・UWプログラム参加を大学3年時に決定。

渡航費や学費捻出のため卒業後、
居酒屋、クラブ、酒屋のトラック運転・配達など
多くのアルバイトに精を出す。



そして24歳、人生で初めて乗った飛行機でシアトルに。

1年後のIBPプログラム終了する頃、
オルカで3ヶ月間のインターンシップで働く。

製造、会計、配達、、、あらゆることを一通り経験し、帰国後の起業に備える。


帰国のための航空チケットを購入した後に
同社社長からヴィザ、渡航費を出すので働いてくれないか、と依頼が来る。


99年に再渡米して
同社に正式に就職。


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■ 顧客に感動を与える仕事
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オルカで15年携わった期間、
192種類のソーダ飲料をこれまでに作り、

そのうちの129種類のレシピはオリジナルで作成する。
78種類のソーダは、今も市場で販売されている。


同じソーダ水を日本で販売するには
日本人に合うレシピを使わねばならない。

味に関して米国では糖度を12%としているものを
日本では8%。

糖度を上げ、酸味を低くすることでフレイバーを上げる。
(米国人好みのメリハリの聞いた味に仕上げる)

冷やした飲料は甘みを感じない。
暖かなコーラは甘過ぎて飲めない。



Investor を入れると、自分たちのしたいことができなくなる。
現在も夢を追求中。

正社員としてメインで働くものが5名、
十数人のパートが2シフトで工場を運転中。

1日の生産量は、2000ケース ✖24本ほど。

お話では、

聞いたことのない炭酸飲料名やメーカー名がポンポンと飛び出したり
顧客希望の味に仕上げるための工夫の数々を拝聴して

その奥の深さに驚くばかり。

今後は、
誰もやっていないことを日本で売り出して行きたい、
日本にないアメリカ飲料をこれから普及させたいとの
ヴィジョンを語って下さいました。

米国で普及しているルートビアをどうしたら日本で売れるようになるか、
という戦略や
ここでしか聞けないような企業秘密も。


少しだけサーヴィスすると、、、
(と書いて以下5行ほど書いたのですが、
それはやはり企業秘密なので、掲載に待ったがかかりまして削除しました。)



横尾さんのお話しぶりは、実に楽しそうです。

ご自分の調合・制作した飲料水が市場に出回るのが
醍醐味であられるように拝察しました。


時には、感想を直接ぶつけて来る客もいるそうで

そんな時、直接電話口に呼び出されて 

「これはいいよ、すごいよ!」
と褒められると、うれしくてもう、感動。

ご自分は職人タイプであるのを再認識されるとか。

学生時代にアルバイトでしたバーテンダーが原体験となっているようです。

顧客の望む味付けを工夫して製作、それが当たって喜ばれた時の感動。



横尾さん、実に良いお話をありがとうございました。

今後のご活躍を期待しています。







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