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投稿日 2016-04-26 21:26
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
繊細で佇まいの美しい文章で人情の機微を描き出し、手触り感のある細部の描写が素直に伝わる著者の作品は、新潮文庫として 『日無坂』 ・ 『いさご坂』 と読んできており、本書が3巻目になります。 物語の舞台は、享保7(1722)年12月、将軍<吉宗>の時代に設立された「小石川養生所」を舞台に繰り広げられる...
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投稿日 2016-04-24 21:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は1997(平成9)年11月22日、自主廃業に追い込まれた<山一証券>の清算業務に携わった<嘉本隆正>常務を中心とする12名のノンフィクションです。 当時の<野澤正平>社長の涙の会見はまだ記憶に新しく、また海外メディアにも大きく取り上げられました。 りっぱな本社ビルとは違い、目だたない場所に建つ...
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投稿日 2016-04-21 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
高級マンションに住む資産家の夫<野口貴弘>42歳は燭台で撲殺、妻の<奈央子>29歳は包丁で刺殺される事件が、自室で起こります。 現場に居合わせたのは大学生の男女4人、<貴弘>のDVから<奈央子>を助け出そうと計画したのですが、<貴弘>が<奈央子>を刺したあと、作家志望の<西崎真人>が、身近にあった燭...
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投稿日 2016-04-19 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
瀬戸内海に面した鄙びた田舎町に生まれた<鈴原美帆(田淵和子)>38歳は、20年ぶりに故郷に戻り、ある思いを込めてフランスレストラン「オンディーヌ」を開店させます。 <鈴原>は、子供のころから畸形的までに醜い顔で、周囲からバケモノ扱いされ続け、心を寄せていた初恋の相手<高木英介>にも裏切られ、事件を起...
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投稿日 2016-04-19 16:57
Otto's blog
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Teragoya Otto
Not far from my school in Gifu is this second-hand (= used) bookstore. I sometimes go there to look at art books. Second-hand art books in Japan are f...
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投稿日 2016-04-17 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<隠蔽捜査>シリーズとして、前作の 『初陣:隠蔽捜査3.5』 に次ぎ、本書が5巻目になり、前作は警視庁キャリアの同期<伊丹俊太郎>が刑事部長という立場で主人公になりましたが、本書では大森署長としての<竜崎伸也>の活躍で読者を楽しませてくれます。 外務省職員<若尾>の惨殺死体が隣の署内で発生、管内では...
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投稿日 2016-04-17 16:10
日常のつぶやき~この庭と草木
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moon
図書館の書架で「和菓子」の題名と装丁に惹かれて借りました。 久しぶりに面白いと感じる作品でした。 和菓子の歴史や意味合いが伝わる愉しい作品です。 ◇内容◇ やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。 デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。 ...
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投稿日 2016-04-15 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
建築設計を生業としていますので、副題の「周防国五重塔縁起」という文字に興味を持って読んでみましたが、寺院建築に関しての大工と木造建築の用語が散りばめられていて、面白く読み終えれました。 本書が著者のデビュー作品であり、取材に14年、執筆におよそ4年、推敲に1年を費やし、89歳の作品と知り、驚きを隠せ...
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投稿日 2016-04-11 17:15
ギター余話
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Toshiaki Nomura
今日は朝は曇ってましたが昼頃から晴れだしました。 しかし、風が強いですね。 昨日からは一転して寒い!! この本を読み終わりましたが、 結構やばいって感じの本ですね。 刑事が未解決事件を追っていく話ではあるんですが、 現代の労働社会を鋭くえぐってるんですね。 すでにそこまで来ている現実って気がしました...
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投稿日 2016-04-10 14:04
日常のつぶやき~この庭と草木
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moon
弥勒シリーズ第6弾。 ◇内容紹介◇ この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。痺れる、江戸に生きる男たちの物語 剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心木暮信次郎と商人遠野屋清之介。 互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。 彼らの中に巣くう何かが江戸に死を手繰り寄せる。 ひとりの男の死から、二十年前...