-
投稿日 2016-05-09 16:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
今朝方の『讀賣新聞』の朝刊三面にて、<有川浩>の 『空飛ぶ広報室』 の広告と合わせて、『植物図鑑』 が、6月4日(土)に松竹配給映画として公開されるのを知りました。 原作『植物図鑑』(角川書店)の表・裏表紙の見返りには、野草たちがカラー写真で掲載されていますので、<有川浩>ファンとして、また花好きと...
-
投稿日 2016-05-08 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書には連作短篇として9篇が収められていますが、幕開けは18歳のときに娘<千春>を生んだ<咲子>が登場、奔放な性格で母親に<咲子>の養育をまかせっきりに、スナックに勤務しているところから物語は始まり、この時<千春>は13歳でした。 第2篇目から<千春>が登場、16歳で隣家の大学生に妊娠させられ、その...
-
投稿日 2016-05-05 21:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<エリカ&パトリック事件簿>シリーズとして、前作 『氷姫』 に次ぐ第2作目が本書です。 親の遺産整理に生まれ故郷のフィエルバッカに戻った35歳の伝記作家の<エリカ>は、前作でかっての親友<アレクス>の殺人現場に遭遇、幼馴染の刑事<パトリック>と捜査に関わり、事件を解決します。 本書で<エリカ>は<パ...
-
投稿日 2016-05-03 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
副題に<エリカ&パトリック事件簿>とあり、本国のスウェーデンでは人気のシリーズのようで、同じスウェーデン作家<スティーグ・ラーソン>の 『ミレニアム』 シリーズ (1) ・ (2) ・ (3)に次いで読んでみました。 女性の伝記作家である35歳の<エリカ>は両親が亡くなり、ストックホルムから生まれ故...
-
投稿日 2016-05-01 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
元書店勤めの著者は、2006年5月 『配達あかずきん』 で作家デビュー、書店や出版会社の業界物は安心して読めるジャンルです。 本書も大手出版会社<千石出版>の編集部に勤務する29歳の<工藤彰彦>を主人公に据え、出版業界の裏側がよくわかる内容でした。 とある出版パーティで<工藤>は、酔った作家<家永嘉...
-
投稿日 2016-04-29 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
何気なく手にした本が、地元神戸と関連した内容であったり、前回に読んだ本と関連することなどがたまにあり、不思議な繋がりを感じるときがあります。 今回も『リアル・シンデララ』の主人公<泉(せん)ちゃん>こと<倉島泉>のお誕生日が、1950年4月29日の天皇誕生日(現・昭和の日)であり、日付の巡り合わせに...
-
投稿日 2016-04-28 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
刑務所務めの過去を背負いながら、谷中根津界隈で細々と暮らす30歳の<小森谷芭子>と、一回り年上の42歳の<江口綾香>を主人公に据えた、『いつか陽のあたる場所で』 ・ 『すれ違う背中を』 に次ぎ、本書が3作目で完結篇に当たります。 本書には6篇の短篇が収められていますが、<芭子>は刑務所で覚えた裁縫を...
-
投稿日 2016-04-26 21:26
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
繊細で佇まいの美しい文章で人情の機微を描き出し、手触り感のある細部の描写が素直に伝わる著者の作品は、新潮文庫として 『日無坂』 ・ 『いさご坂』 と読んできており、本書が3巻目になります。 物語の舞台は、享保7(1722)年12月、将軍<吉宗>の時代に設立された「小石川養生所」を舞台に繰り広げられる...
-
投稿日 2016-04-24 21:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は1997(平成9)年11月22日、自主廃業に追い込まれた<山一証券>の清算業務に携わった<嘉本隆正>常務を中心とする12名のノンフィクションです。 当時の<野澤正平>社長の涙の会見はまだ記憶に新しく、また海外メディアにも大きく取り上げられました。 りっぱな本社ビルとは違い、目だたない場所に建つ...
-
投稿日 2016-04-21 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
高級マンションに住む資産家の夫<野口貴弘>42歳は燭台で撲殺、妻の<奈央子>29歳は包丁で刺殺される事件が、自室で起こります。 現場に居合わせたのは大学生の男女4人、<貴弘>のDVから<奈央子>を助け出そうと計画したのですが、<貴弘>が<奈央子>を刺したあと、作家志望の<西崎真人>が、身近にあった燭...