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投稿日 2016-03-10 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は<赤目小籐次>、「来島水軍流正剣十手脇剣七手」の剣豪であり、部類の酒好きな老侍です。 これまでに <酔いどれ小籐次留書> シリーズとして<幻冬舎文庫>から、19巻が発行されていますが、<文春文庫>から 『神隠し』 を一巻目として新シリーズが始まりました。 刃物研ぎを生業としている<小籐次>で...
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投稿日 2016-03-08 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
プロローグとエピローグの間に、『廣田家の殺人』・『楠原家の殺人』・『鷹尾家の殺人』と、三つの殺人事件の章があり、一見関連のないそれぞれの殺人事件が、最後の『衣更月家の一族』の章で、見事に繋がりを見せる構成で、読み終り「なるほど」と感動を覚えました。 夫から逃げ出した妻<宮坂晴菜>は、姉<廣田優子>の...
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投稿日 2016-03-06 21:29
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ファルコン
神戸っ子として、「異人館」という言葉が気になり手にしてみました。 書き出しの部分では舞台となる町の名称も表われず、長崎か横浜なのかが分かりませんでしたが、文中に「諏訪山の展望台」が出てきましたので、神戸が舞台だと分かりました。 7歳のときに誘拐に合い、その恐怖で前後の記憶が定かでない<此花千景>は、...
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投稿日 2016-03-06 10:33
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ファルコン
今朝の『讀賣新聞』の朝刊のテレビ欄にある「試写室」にて、<桂望実>原作の 『嫌な女』 が、「HHK BSプレミアム」(日曜日・22:00~20:50)の時間帯に、連続6話にて放送されることを知りました。 最近のテレビドラマは、<向田邦子>や<橋田壽賀子>、<ジェームス三木>のような放送作家の作品では...
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投稿日 2016-03-03 21:31
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ファルコン
大学時代から11年、それぞれ職業は違いますが、33歳になった今でも友人として仲の良い、冴えない3人組を主人公とした、奮闘物語です。 ほぼ同時期に失恋した彼らは、大学時代の憧れの先輩<河島美砂子>が経営する高級エステサロン「サロン・ド・アクア」が開設する<男性問題解決コース>の第1期特待生として、女性...
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投稿日 2016-03-01 21:31
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ファルコン
主人公は、東京から鳥取県堺市にある高校に入学した<冬目皆人>です。 入学式早々、1学年上の<ハル先輩>こと<春道兎鳥>が主催する「妖怪研究同好会」に入部させられますが、彼女は筋金入りの妖怪マニアでした。 本書には妖怪が引き起こしたとされる、部室に出る幽霊、天窓から覗くサングラスをかけたアフロヘアーの...
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投稿日 2016-02-29 10:29
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ファルコン
一般の方よりも本を読むほうだと思いますが、もっぱら文庫本を中心として乱読しています。 それでも、新聞の下段に掲載される新刊の案内はチェックしていますが、今朝の『讀賣新聞』の朝刊に 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 (七月隆文)の広告を見て、驚きました。 「20代の女性が2015年に読んだ文庫第...
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投稿日 2016-02-28 21:28
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ファルコン
東京都内で起きた3件の連続殺人事件の現場には、暗号めいた数字が書かれた紙切れが残されていました。 警視庁捜査一課はその暗号から、第4件目の犯行現場が、「ホテル・コンテルシア東京」だと確信、それぞれの部署にホテルマンとして潜りこ込み、10日以内に決行されると予測される日まで警備体制を敷いています。 容...
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投稿日 2016-02-25 21:25
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ファルコン
著者には、<コンビニたそがれ堂> シリーズがありますが、この物語の舞台となる花屋さんも、「たそがれ堂」と同じ「風早駅前商店街」にあります。 戦前から続く老舗の花屋<千草苑(せんそうえん)>は、祖父<木太郎>を筆頭として、父<草太郎>、長女<茉莉亜>、10歳年下の高校生<りら子>、小学校5年生の<桂>...
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投稿日 2016-02-23 21:28
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ファルコン
2000(平成12)年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞して専業作家に転身した<伊坂幸太郎>ですが、本書はデビュー15周年を記念して発行された文庫オリジナル短篇集です。 作品としては7篇が収められていますが、最後の『後ろの声がうるさい』は、書き下ろし作品として、前の作品の登...