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投稿日 2020-07-02 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
新聞広告で紹介されていました<佐伯泰英>の新刊としての『新酒番船』(2020年6月20日刊)です。読み終えました著者の 『新・古着屋総兵衛』 シリーズ(全18巻)のように、長きにわたる連載物語が始まるのかと期待したのですが、残念なことに読み切りの小説で少し肩透かしを食らった感がありましたが、著者らし...
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投稿日 2020-06-30 20:06
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2013年2月「太田出版」から単行本として出版された『夢を売る男』が、(幻冬舎文庫)として2015年5月1日に発行されています。 読書離れ、本離れが言われて久しいですが、その実態をベースにした物語が展開していきます。 主人公は、「丸栄社」の編集部長を務めている大手出版社の編集部勤務の経験がある「牛河...
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投稿日 2020-06-28 21:06
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ファルコン
<伊坂幸太郎>の『首折り男のための協奏曲』は、2014年(平成26年)1月に単行本が刊行され、2016年(平成28年)12月1日に文庫本化されている、全7篇からなる短編集ですが、これまた単なる読み切り短編集ではなくて、短篇の登場人物たちや出来事が、各短篇に相互に絡み合う、『残り全部バケーション』 や...
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投稿日 2020-06-18 20:06
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ファルコン
女性署長の登場としては、<安東能明>の 『出署せず』 や 『広域指定』などの<阪元真紀>警視がいますし、<堂場瞬一>の 『錯迷』 には、不審死を遂げた<桜場里佳子>署長が登場していますが、副所長という立場での主人公は初めてではないでしょうか。 階級順位と何期生なのかが幅を利かす縦社会の警察組織におい...
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投稿日 2020-06-11 20:06
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ファルコン
いまどき「貸本屋」があるのかなと興味を引いた<桔梗楓>のタイトル『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』(2020年5月17日刊)です。わたしが子供のの頃、生家に近い神戸市兵庫区下三条町にありました貸本屋「山田書店」さんには漫画本を含めてよくお世話になりました。いまだ古書店として営業されているのでしょうか、懐か...
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投稿日 2020-06-09 20:06
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ファルコン
バー好きで、歴史に興味もあり、著者<鯨統一郎>の 『ニナイカナイの語り部』 や 『哲学探偵』 などが気に入っていましたので、本書『歴史はバーで作られる』を手にしてみましたが、正直。期待外れの内容でした。タイトルを皮肉るわけではありませんが、酒の場の雑学ネタとしてはいいのでしょうが、構えて読む一冊の書...
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投稿日 2020-06-07 20:06
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ファルコン
本書『花の鎖』の単行本は2011年3月に刊行、文庫本としては2013年9月10日に発行されています。 趣味の「登山」経験を生かした 『山女日記』 が単行本として2014年7月10日に刊行される前に、本書も「登山」を伏線として大きな意味を持つ構成でした。やはり、同一著者の作品は時系列に読むのが、いいよ...
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投稿日 2020-06-05 20:05
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ファルコン
本書『銀の猫』は、「文藝春秋」より、単行本として2017年1月に刊行され、2020年3月10日に文庫本となっています。 <朝井まかて>は、江戸の庭師一家を扱った『ちゃんちゃら』を読み始めとして、江戸時代を舞台とするお気に入りの作家のひとりで、江戸の青物問屋を舞台とする『すかたん』・植物学者<シーボル...
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投稿日 2020-06-02 20:02
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ファルコン
〈東京バンドワゴン〉シリーズも、『ラブ・ミー・テンダー』 に次ぎ本書で十三作目の『ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン』になりました。 前々作である 『ザ・ロング・アンド・ワインディングロード 東京バンドワゴン』 のすぐ何日か後からの堀田家の四季の出来事を追う一年が描かれています。 前作『ラブ・ミー・テ...
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投稿日 2020-05-29 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
新聞広告で、「東京バンドワゴン」シリーズの第13作目『ヘイ・ジュード』の文庫本発行を知ったのですが、前回に11作目の 『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』 以後の12作目の本書を抜かしていることに気が付きましたので、遅まきながら13作目の『ヘイ・ジュード』と一緒に購入してきました。 さて、...