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投稿日 2020-06-28 21:06
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<伊坂幸太郎>の『首折り男のための協奏曲』は、2014年(平成26年)1月に単行本が刊行され、2016年(平成28年)12月1日に文庫本化されている、全7篇からなる短編集ですが、これまた単なる読み切り短編集ではなくて、短篇の登場人物たちや出来事が、各短篇に相互に絡み合う、『アイネクライムナハトムジー...
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投稿日 2020-06-18 20:06
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ファルコン
女性署長の登場としては、<安東能明>の 『広域指定』などの<阪元真紀>警視がいますし、<堂場瞬一>の
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投稿日 2020-06-11 20:06
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ファルコン
いまどき「貸本屋」があるのかなと興味を引いた<桔梗楓>のタイトル『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』(2020年5月17日刊)です。わたしが子供のの頃、生家に近い神戸市兵庫区下三条町にありました貸本屋「山田書店」さんには漫画本を含めてよくお世話になりました。いまだ古書店として営業されているのでしょうか、懐か...
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投稿日 2020-06-09 20:06
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ファルコン
バー好きで、歴史に興味もあり、著者<鯨統一郎>の 『哲学探偵』 などが気に入っていましたので、本書『歴史はバーで作られる』を手にしてみましたが、正直。期待外れの内容でした。タイトルを皮肉るわけではありませんが、酒の場の雑学ネタとしてはいいのでしょうが、構えて読む一冊の書物の内容としてはどうかなぁというお気軽な内容でした。新鋭気鋭の歴史学者の「喜多川猛」とその教え子の帝桜大学史学科3年生の「安田学」たちが、ぶらりと入店したバー<シベール>は、歴史研究家と名乗る80歳前後の老人が先客として一人だけいる、美人の女性バーテンダーの店でした。酒の会話として、歴史談義に花が咲く4人でしたが、ブラリと寄った...
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投稿日 2020-06-07 20:06
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本書『花の鎖』の単行本は2011年3月に刊行、文庫本としては2013年9月10日に発行されています。趣味の「登山」経験を生かした
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投稿日 2020-06-05 20:05
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本書『銀の猫』は、「文藝春秋」より、単行本として2017年1月に刊行され、2020年3月10日に文庫本となっています。<朝井まかて>は、江戸の庭師一家を扱った『すかたん』・植物学者<シーボルト>を主人公に据えた『ぬけまいる』など面白く読んできました。今回の『銀の猫』は、江戸の町を舞台として、妾奉公を...
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投稿日 2020-06-02 20:02
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〈東京バンドワゴン〉シリーズも、『ザ・ロング・アンド・ワインディングロード 東京バンドワゴン』 のすぐ何日か後からの堀田家の四季の出来事を追う一年が描かれています。前作『ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン』は、4年に一度の番外編でした。本シリーズは「堀田家の今」を描く「本編」が三作続き、「主に過去の時代の堀田家」を描く「番外編」を一作品挟むという形で今まで続いています。「本編」はいつもビートルズの曲名がタイトルで、二作目である『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』以降は、その曲が物語全体のイメージでありテーマになったりもしています。 今回のタイトルである名曲『ヘイ・ジュード』の歌詞の内容...
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投稿日 2020-05-29 20:05
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ファルコン
新聞広告で、「東京バンドワゴン」シリーズの第13作目『ヘイ・ジュード』の文庫本発行を知ったのですが、前回に11作目の
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投稿日 2020-05-25 20:15
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ファルコン
2014年9月に幻冬舎より単行本として刊行され、2017年(平成29年)8月5日に文庫本化されています<伊坂幸太郎>の『アイネクライムナハトムジーク』です。本書は、6つの短篇が納められており、登場人物と時代背景の設定が変わってゆくのですが、それぞれの短篇の登場人物が密接にかかわりあってゆくという複雑...
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投稿日 2020-05-25 15:05
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「第10回京都アニメーション大賞 KAエスマ文庫特別賞受賞作品」の<小川 晴央>(31)の文庫『サクラの降る町』(イラスト:フライ・KAエスマ文庫刊))が、5月22日に発売されています。 <小川 晴央>は、2013年、「三年B組 中崎くん(仮)」を第20回電撃小説大賞に応募し、金賞を受賞。当該受賞作を改稿・改題した『僕が七不思議になったわけ』で、2014年2月に「メディアワークス文庫より作家デビューしています。『サクラの降る町』は、空から花びらが降る不可思議な現象「アマザクラ」が物語のカギで、突如発生したその現象を巡り、「秘密」を抱えた少女たちの運命が動き出すストーリー。 「ツバサ」、「ヒヨリ...