-
投稿日 2020-01-24 20:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
前回(4)の
-
投稿日 2020-01-22 20:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『悲嘆の門』は2015年(平成27年)1月20日に単行本(上・下)2冊で刊行されていますが、文庫本では2017年(平成29年)12月1日に(上・中・下)の3分冊として発行されています。序章部分の導入部に母子家庭の親子が登場5歳の女の子「真菜(マナ)」が登場しますが、これがのちの大きな伏線となりま...
-
投稿日 2020-01-12 19:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『残り全部バケーション』は、2012年12月に単行本として刊行され、2015年12月25日に文庫本が発行されています。連作短編として5篇が収録されていますが、どの短篇も全体を構成するそれぞれの伏線となっており、読後にド~ンとくる「伊坂ワールド」に浸れます。物語は、「毒島」を頂点とするあくどい仕事...
-
投稿日 2020-01-04 20:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
日本新報記者「南康祐」を主人公とする 『蛮政の秋』 (2018年12月18日文庫刊)に続くメディア三部作の完結編が本書『社長室の冬』(2019年12月25日文庫刊)です。日本新報記者である「南康祐」は、会社にとって不利益な情報を握る危険人物であるとみなされ、編集局から社長室へと異動させられました。 日本新報社は日本を代表する巨大新聞社のひとつですが、発行部数の減少により経営危機に陥っており、社長の「小寺政男」はこのままでは未来はないと判断し、外資系IT企業AMC社への身売り交渉を始めていましたが、突如急死してしまいます。九州に左遷されていた「新里明」が急遽後任社長に就任することとなり、売却交渉...
-
投稿日 2019-12-30 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
今年最後の読書記は、<葉室麟>(1951年1月25日~ 2017年12月23日)の時代小説『さわらびの譜』(文庫本2015年12月25日発行)で締めくくりです。2011年に 『川あかり』 ・ 『花や散るらん』 ・ 『冬姫』 と続き本書で6冊目になります。主人公は扇野藩有川家の長女「伊也」18歳で、6歳の時から父「有川将左衛門」から日置流雪荷派の弓の指導を受け「弓矢小町」と謳われる藩内屈指の弓上手です。八幡神社において弓を競いますが大和流の「樋口清四郎」に敗けますが、彼に惹かれる「伊也」でしたが、流派が違うということが大きく響き、2歳下の妹の「初音」に「樋口」からの縁談が持ち込まれます。「樋口清...
-
投稿日 2019-12-27 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
奥付の(令和元年10月25日初版発行)だけを見て、<池井戸潤>の最新作かと購入しました『民王』ですが、本書は2010年5月にポプラ社にて刊行、2012年6月に文藝春秋において文庫化され、2015年7月期にテレビ朝日系にてドラマ化されているのを、あとがきで知りました。混迷する政局の中、前任総理が早々と...
-
投稿日 2019-12-24 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
文庫本の本書『みかづき』(2018年11月25日)は、第12回(2017年)中央公論文芸賞受賞作で、617ページという長編でしたが、戦後日本における教育の実態を背景とし長さを感じることなく読み終えれました。1961年(昭和36年)、千葉県習志野市の小学校の用務員だった22歳の「大島吾郎」は、用務員室で私的な勉強会を始めていました。そこに来る児童のひとり、「赤坂蕗子」に「吾郎」は非凡なものを認めます。「蕗子」の母の「千明」は、家柄の違う文部官僚の男との間に設けた「蕗子」を、シングルマザーとして育てていました。「千明」は「吾郎」に対し、2人で補習塾を開くことを提案します。2人は結婚して近隣の八千代...
-
投稿日 2019-12-20 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
これまでに様々な夫婦の、親子の、家族の愛を問い続けてきている<矢口敦子>の、文庫描き下ろしが、本書『海よりも深く』(2019年1月25日)です。大学4年生の「佐藤真志歩」は、母親との関係をこじらせて、卒論で忙しいと言い訳をして冬休みに実家のある函館に帰省しませんでした。元日からカレー屋のアルバイトに出向き、店の前で迷子の少年「明」を見つけます。耳が聞こえないらしい少年が心配で、カレー屋の店長「柚木美咲」とかなり年上のボーイフレンド「尾崎宗二郎」たちと保護者探しに乗り出します。身体に虐待を疑う痕跡を持つ少年を巡る事件が、「真志歩」が函館から東京の大学へと上京した背景、親に虐待された「明」や「宗二...
-
投稿日 2019-12-17 20:02
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は第1作 『珈琲店 タレーランの事件簿5』 (2016年11月8日刊)に次ぐ『珈琲店 タレーランの事件簿6』(2919年11月21日刊)です。「珈琲店 タレーラン」のバリスタであり、謎解きを趣味とする主人公「切間美星」の大叔父であり「珈琲店 タレーラン」のオーナーの「藻皮又次」が心臓病を患い入院...
-
投稿日 2019-12-13 20:03
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
前作