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投稿日 2021-01-31 21:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<堂場瞬一>の 『凍結捜査』 に次ぐ6作目になる『共謀捜査』は、文庫本書き下ろしとして2020年12月25日に発行されています。フランス・リヨンにある国際刑事警察機構(ICPO)に出向している警察官僚の「永井」が、帰宅中に拉致されてしまいます。同じく出向している「安井凛」は、同僚たちと捜索を開始しま...
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投稿日 2021-01-28 21:05
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ファルコン
武士道の世界を舞台として、ホロットさせられる人情物語の語り手として好きな作家の<葉室麟>の『蛍草』は、2015年11月15日に文庫本になっています。また、2019年に『螢草 菜々の剣』と題しNHK BSプレミアム「BS時代劇」にて、<清原果那>主演として(7話)構成でテレビドラマ化されています。主人公の16歳の「菜七」は、父「安坂長七郎」が藩内で犯した刃傷沙汰事件で切腹させられたことを隠し、同じ藩の「風早一之進」家の女中になります。当主の「一之進」や奥方の「佐知」に優しく迎えられ、二人の子供たちと平和に暮らしていましたが、「佐知」が病気でなくなり、「一之進」は父の切腹の原因となった「轟平九郎」...
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投稿日 2021-01-25 21:25
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ファルコン
本書の正式のタイトルは長く『ブラックツイン 組織犯罪対策部特攻班』です。新聞広告で見つけた本書ですので、著者<沢里裕二>の作品としても初めてになりますが、双葉文庫としては本書で8冊目の文庫本でした。タイトルを見て「組織犯罪対策部特攻班」という部署が気になったのですが、刑事物でありながら、前回(6)で...
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投稿日 2021-01-22 20:50
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著者<福田和代>(53)は兵庫県神戸市出身の作家ということで、 『ハイ・アラート』、 『暗号通貨クライシス BUG広域警察極秘捜査班』 など目に留まれば読むことにしています。神戸大学工学部化学工学科卒業という「リケジョ」らしく、2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』(青心社)で小説家デビューしています。本書 『星星の火2』は、『星星の火』(2014年6月 双葉社 / 2017年8月 双葉文庫)のシリーズ2作目になり、2017年9月に単行本が双葉社から刊行、2020年12月13日に文庫本が発売されています。『星星の火』では、在日中国人の社会の闇の部分を扱い、中国語通訳としての刑事「城正臣...
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投稿日 2021-01-19 21:05
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<笹本稜平>の『越境捜査』シリーズ第6冊目として、2017年9月に単行本が出ていますが、ようやく文庫本として昨年12月13日に文庫本(840円)として発行されています。好きな作家のひとりですので、気を付けて新刊はチェックしているつもりなんですが、どういうわけかシリーズとしては、第2弾 『逆流 越境捜...
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投稿日 2021-01-09 21:05
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ファルコン
あまり小説の分野を限定するのは好みではありませんが、<エド・マクベイン>の『87分署』シリーズや、<マイ・シューヴァル>と<ペール・ヴァールー>夫婦の『マルティン・ベック』シリーズに馴染んだ世代としては、刑事物には目がなく、新聞広告で「巡査長 真行寺弘道」のタイトルが目に飛び込み、文庫描き下ろしということでさっそく手にしてみました。どうやらすでに既刊4冊が出ているシリーズのようで、主人公「真行寺弘道」は、警視庁捜査一課に所属、53歳で巡査長という警察官としては「超」ヒラ刑事です。そんなヒラ刑事が捜査一課にいること自体、異例中の異例で、自宅には、若い「森園みのる」というロックミュージシャンを居候...
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投稿日 2021-01-02 21:05
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今年最初の読書は、<濱嘉之>の「院内刑事(デカ)」シリーズとして、『『院内刑事 フェイク・レセプト』に続く4作目の『院内刑事 パンデミック』(2020年11月13日刊)です。発行日を記載しましたのは、現在の新型コロナウイルス感染をタイムリーに話題として取り入れているので、いつも以上にはぅりょくある内...
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投稿日 2020-12-29 21:05
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本書『炎罪』は、京都府警下京署に所属する女性刑事「片岡真子」を主人公とする
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投稿日 2020-12-27 21:05
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本書『十津川警部の抵抗』は、1995年6月に「カッパノベルス」として刊行され、1998年9月20日に(光文社文庫)として発売されています。物語は、元刑事で「十津川」警部の部下であった私立探偵の「橋本豊」への奇妙な以来から幕を開けます。現在刑務所に入っている殺人犯「浜田功」の無実を証明すれば1千万を払...
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投稿日 2020-12-22 20:05
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本書『九州特急ソニックにちりん殺人事件』は、1996年6月に光文社「カッパノベルス」として発行され、1999年9月9日に光文社文庫になっています。また、2009年6月には。講談社文庫にもなっています。官僚出身の元首相秘書「佐久間要」が、東京の自宅から突如失踪した場面で物語は幕を開けます。「佐久間」は...