おくすりと副作用
6月
9日
月に一度、第2月曜日の午後はおくすりカフェ。
お薬にまつわるテーマでみなさんとあれこれお話ししています。
今日のテーマは「副作用」。
担当ははなうめの薬剤師、橋本秀子さん。
なぜこのテーマを取り上げたかというと、
・新しいお薬になって「何かあったら言ってください」と言われたがこれは相談した方がいい症状なのか?
・気になる症状があって主治医に相談してみたけれど、先生的にはそんなに重要なことではなかったらしい
・副作用が全然ないので、お薬が効いているのか心配
などなど、副作用に関する声をよく耳にするからです。
お薬の効果というのは、私たちにとって都合の良いお薬の反応で、副作用というのは私たちにとって不都合な反応のことです。
目的によって、副作用にもなるし、別の目的に対しては効果になることもあります。
効果が得られる量と副作用が出てしまう量が近いと、効果を得るために、副作用=不都合な効果も伴いがちで、副作用と付き合いながら治療を続けることに悩まれる人もいるでしょう。
すぐにお薬を中止する必要がある副作用はアナフィラキシーショック、肝機能障害、腎機能障害などです。
「いつもとなんか違うな」ということがあったら、主治医に伝えてください。
自分では大したことがないと思っていても、お薬を中止したりお休みしたり、減らしたりする必要のある副作用の兆候かもしれません。
医学的には問題のないもので、自分にとってはちょっとしんどいなというものだと、看護師やがんサロンなど同じような体験をした人に相談してみると、生活の工夫など教えてもらえるかもしれません。
お薬の副作用がまた新しいお薬を読んで、、、という場合は病院の薬剤師に相談してみると、良いかもしれません。
病院によっては薬剤師の相談日がある場合もあるので、活用してみてください。
来月はゲストをお迎えして、「抗菌剤」について。です!