やーーーーーっと開催できました。
「お墓問題」をテーマにしたひとり暮らしのカフェタイム。
利用者さん達の感心が高く、一度テーマとして取り上げたい!と思い続けて、
どんな切り口で、どなたに話題提供していただくか!?と吟味し続けた数年間でした。
今回、ご縁があって金沢市菊川にある覚源寺のご住職の谷崎さんと坊守のおふたりにお越しいただくことができました。
谷崎さんは僧侶という立場を通して多くの方の「お弔い」に携わってこられました。
「お墓はいるのか!?」という問いからスタート。
「個」は抽象的なものであり、人は常に「関係性」の中でしか存在しない。
関係性には5つある。
・生きているもの同士の関係
・自然や場との関係
ここまでは生物全てにいえること。
ここからは人間だけの関係性
・死者との関係
・自分自身との関係
・神や仏(人智を超えた大きな存在)との関係
「弔う」とは3つの意味から成る
・場所に訪ねてゆく
・声をかけて聞く
・儀式:約束や感謝
死者との関係からは自分がどこからきたどこに行くべきかを知るもの。
これかないと生き方を見失ってしまう。
これを忘れないようにお墓があった。
また、弔うための場所を整えておくことが今を生きる人への思いやりでもある。
また、
・墓じまいにはお寺や石材店、場合によっては役所などさまざまな交渉が必要で気力が必要。
なので、少しでも体力と気力のあるうちに行うのが理想。
・費用もかかること。さまざまなところの話を聴いて、見極めることが大事。
・墓守が必要な場合、夫婦で入ろうと準備したお墓に入れないこともある。
・散骨は会いにゆく場所が曖昧だと、残された人が手を合わせる場所が曖昧で十分弔いができないと感じる場合も少なくない印象。
etc.
参加者さんからの質問や谷崎さんの経験談であっという間の2時間でした。
お二人が帰られる時は、みなさんから自然と拍手が!
お墓のことを考えることは、自分の生き方を考えることであり、次世代への思いやりでもあるということ。
人生を生き抜く根本を教えていただきました。
また墓カフェやりたいなあ。と思います。
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