記事検索

不良のアウトドア

https://jp.bloguru.com/furyou

ブログスレッド

Electro Boost

スレッド
Electro Boost

不良の系譜と言えば、僕が人生を賭けて仕上げた1969年式Vette(コルベット)の物語である。

そのマシンには大きなトラップが仕掛けられていて、ほぼ僕以外のドライバーは操縦することができない。
不良の系譜 Crate Engine Project 13話・14話で、ブレーキ系は完成している事になっている。
だが実は後日談がある。
そもそもこのマシンには、狭いエンジンルームに、572cui(9400cc)のレーシングエンジンをぶち込んだ。
そのせいでエンジンルーム内のスペースは不足し、ブレーキ・ブースターを薄型のものに変更し、それでも干渉するバルブカバーの一部をカットしている。
計算上は問題のないこの改造だったが、ポンピングブレーキを踏むとブースター内のバキュームが不足し、突如としてブレーキペダルが重くなる事が判明した。
その瞬間に渾身の力でブレーキを踏みつける判断力があれば、このマシンをコントロールできるが、それができなければ確実にクラッシュする。
ポンピングブレーキではなくとも、渋滞した道路では短時間に複数回のブレーキを踏むこともある。
僕自身が、口から心臓が飛び出しそうになった経験も一度ではない。

この部分の改良は、長年の夢。
そして、とうとうその時が近づいている。
昨今ではエンジンを持たない電気自動車(EV)も登場している世の中だ。
当然ながらエンジンのないEVはバキュームが取れない。
でも、ブレーキブースターはあるはずだ。
そんな発想から、探し続けていた部品を発見した。
どうやらこの部品は、マスターシリンダーでありながら、電気エネルギーで発生させた負圧を利用するブースターのようだ。
エンジンルームもすっきりする事だろう。
現在バックオーダーという事で、試すことができるのはまだ先だが、何とも楽しみな話なのである。
【Vette】
#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
KUMA
KUMAさんからコメント
投稿日 2011-03-03 07:35

うーん、恐ろしいマシンだったのですね(汗)

ワオ!と言っているユーザー

Mt.zaki
Mt.zakiさんからコメント
投稿日 2011-03-03 18:02

クルマ1台を開発することは、どれほど大変なことかがわかります。
メーカーの新車は、芸術品の域に到達しているわけです。

ワオ!と言っているユーザー

dote
doteさんからコメント
投稿日 2011-03-03 17:41

良い時代の車だっんですね
今ならリコールで叩かれますね!

ワオ!と言っているユーザー

Mt.zaki
Mt.zakiさんからコメント
投稿日 2011-03-04 21:45

ノーマルでは、もちろん大丈夫なのですが、作るとなると大変です。

ワオ!と言っているユーザー

ハッピー
悲しい
びっくり