足車プロジェクト
5月
14日
車高は30mmダウンに調整され、非常に良いコーナリング特性を示している。
「重要な1点を除けば」である。
その重要な1点とは、フロントサスペンションのストローク不足だ。
バンプで底打ちが発生してしまうのだ。
感覚的には、サスペンションの自由長が20mm程度しかないと感じていた。
30mmダウンを考慮しても、元々標準状態の自由長が50mmとは考えられない。
つまり、何かに問題があるという事だ。
作業を担当していただいている、吹田のネバーランドさんからは、以下の報告を受けた。
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現状、サスペンションのストローク確保模索の為、取り外し中です。
・ドイツBILSTEIN社の製品誤発送が無いか?スプリング、 ショックの各品番確認。
→確認済み 正しい品番のパーツでした。
・標準アッパーマウントと、キャンバーアジャスターとの寸法差異の確認
スプリングシート位置は、キャンバーアジャスターの方が12mm程車高が下がる。
車高を下げるには好条件。
ショックアブソーバートップ位置は、ピロボール厚み、下部カラーで
キャンバーアジャスターの方が19mm程ショックを押し下げ、ストロークを
無駄にしている。
作業予定
・ショックアブソーバーのトップ形状に加工代が有るので15mm程、旋盤加工し
ストロ―クアップを試みる。
・当初の車高に比べ35mm下がっているので、5mm車高を上げ、ストロークを稼ぐ
・BILSTEIN のバンプラバー80mmくらいの20mmくらいカットしストロークを稼ぐ
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さすがに経験豊富ですね。
車高調を分解して原因究明。
様々な加工とともに、綿密なテストをしてくれたようです。
これで何とかなりそうです。
また現状では、定荷重状態でロアーア―ムの状態が水平では無く、外側が上がり
逆ハの字状態となっている。
これを水平状態に戻すために、Roll Centre Adjusting Ball Jointを追加装着する事にした。
論理的にも、車高が低い状態でもサスペンションの動きがスムーズになる。
今でも動きは抜群に良いので、これはさらに楽しみだ。