「ピアノソナタ『月光』殺人事件」リブートvsオリジナル
5月
22日
「ピアノソナタ月光殺人事件」リブート版をようやく見た。
ようやく見たけど、
正直、拍子抜けしたというか、なんというか。
物足りない、と言えば良いのか。
なんだかいろんなところが端折られている気がして。
あれ?確かこういうシーンがあったはず、
確かこういう設定だったはず。
あれ?なかったっけ?違ったっけ??
私の記憶違いだったかな……?
そう思って、Youtubeに公開されている、
オリジナル版を見てみたら。
ものすごく、感動した。
ラストで泣きそうになった。
リブート版、あまりにも微妙で、
あれぇ???と思って、
見終わった直後に、
2回目の視聴を試みたんだけど。
その途中で、やっぱりこれは明らかに、
いろんなことが端折られているなぁと思い、
リブート版2回目の試聴を辞めて、
オリジナル版を見てみた。
やっぱり、オリジナル版の方がずっといい。
リブート版、セリフもそうだけど、
作画もちょこちょこ省略されている。
オリジナル版は1時間スペシャルだったから、
それを前後編に分割して放送すること前提で
リメイクするとなると、
どうしてもOPやED、次回予告に割く時間を
2倍として見なきゃいけないから、
端折らざるを得ない部分も
あったんだろうけれど。
でも、オリジナル版では、
セリフと映像できちんと見せてくれたところが、
リブート版ではセリフだけでの説明になってたり、
オリジナル版とほぼ同じセリフを
使っているにも関わらず、
セリフの途中でいきなりブツっと切るから、
前後の脈絡がわかりづらくなっている。
全体を通じて、
ひたすらオリジナルをなぞりながらも、
ところどころ端折るものだから、
そりゃ、物足りなさも感じますよね、っていう……。
リブート版の放送前には散々
「あの伝説の回を現代風にアレンジ」ってPRしてたから、
トリックはどうするんだろう、
あれは、当時だからこそ
成り立つトリックだと思うけど、
それをどう現代風に
アレンジするんだろう、って思ってたら、
そのまんまなんだもんな(笑)
このどこが、現代風にアレンジ?っていう。
単に、リバース再生の仕方をほんの少しだけ、
丁寧に図示しただけじゃないの。
あとは、おっちゃんがやたらと
宇宙飛行士の毛利さんと間違われるシーンをカットしただけ。
あ、もしかしたら、コナンくんが麻薬を
くんくんするシーンも削られていたかもしれない。
あれは、昨今のコンプライアンスを意識してなのかな。
犯人の性別に関する部分が
やけにさらっとしていたのも、
LGBTQに配慮して、
ということだったんだろうか。
でも、だったらそれって、
単に人気の高い「月光殺人事件」を再放送したいけど、
そのままだと、現代のコンプライアンス上、
難しいから、だから、リブートしました、ってこと???
でも、Youtubeでは公式さんがオリジナル版を
公開してくれているわけだし、
あえてリブート版を作る必要性、
あった……???
リブート版における随所での省略は、
現代におけるコンプライアンス上の制約+
現場の省エネ(悪く言うと手抜き)に思えてしまう。
コンプライアンス上の制約は仕方ないけど、
でも、もっとちゃんと作り込んでほしかったな……。
殊に、ピアノの音色が印象的なあの回だけは、
コナンが唯一、犯人を見殺しにしてしまったあの回だけは、
もっとちゃんと作り込んでほしかった……。
それができないのなら、
あえてリブートする必要はなかったと思う。
もっとも、リブート決定に合わせて、
オリジナル版を公式Youtubeで
公開していただけたことについては、
ものすごく感謝しています。
レンアイ漫画家~違和感の正体~
5月
16日
ドラマにおける設定改変を批判する声の中で、
「原作のアイコはお金で動く人じゃない」
みたいなのを目にした気がするけど。
一方で、ドラマ化が決まる前に
書かれた原作レビューの中には、
「ヒロインがどうしてそこまでするのかわからない」
という声も多いんだよな……。
他人の子どものために、
偏屈な漫画家のムチャクチャな要求に、
どうしてそこまでして
応えるのかがわからない。
ヒロインに全く感情移入ができない。
そんな声が多い。
ドラマではその理屈付けとして、
アイコに「職無し」、「家無し」という設定を
追加したんだと思うのですよ。
だから、そこの改変に憤っている人って、
原作の違和感には気づかなかったんだろうな、と……。
「女性はたとえ他人の子であろうと、
子どもをほっとけない」っていう、
母性神話の持ち主なのかなぁと。
女性を都合よく捉えがちなのかなぁと。
ぶっちゃけ、
本当に子どものことを考えるなら、
原作のようなクズ男、
苅部清美の元に預けるよりも、
施設に預けた方が
よっぼどマシなんじゃないの???
……って思ってしまう。
レンアイ漫画家〜好き、嫌い〜
5月
16日
原作をチラ見したけど、
嫌悪感しかない。
原作がモーニング掲載と知って、
なんか嫌な予感したものの、
試しに無料で読めるとこまで
読んでみた。
……読んだことを後悔した。
なんかすごく気持ち悪い。
ドラマを原作の改悪だと
憤慨している原作ファンの方、
男性なのかなって思ってしまう。
原作者も男性と思いきや女性で、
びっくりする。
冒頭でのレイプまがいシーン、
いりますか?
苅部さんもそうだけど、
向後さんがめちゃめちゃ気持ち悪い。
そしてそんなことされても、
逃げも通報も警戒もしない
ヒロインが理解できない。
ドラマのピュアな魅力が
汚された感じがして、
がっかりした。
ドラマ化に当たっての改変は
改悪ではなく、改良だと思う。
変えないとドラマ化なんてできないし、
あえて大きく変えるからこそ、
原作者の了解のもと、
キャラクター名も変えたんだと思う。
ドラマは大好きですが、
原作は無理だなぁ。
ミドルボイス
5月
15日
中性的な声とアイコンが、
なんとなく颯太を思わせるんだ。
夕方の森に灯る季節の沼で
5月
15日
きっかけはこの曲。
本家も良いのだけど、
それに匹敵するくらい魅力的な
「歌ってみた」がないかと、
探す中で見つけた。
安定した美声と、
すごくマッチした美しいアイコンに惹かれた。
なんかすごく、
自然と引き込まれるんだよね。
巫女の慈悲と尊厳
5月
15日
タカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」の
柊さまを彷彿とさせる。
この歌声のおかげで、
止まっていた筆が進みました。
美しさの中に潜む陰りと濁り
5月
15日
歌っている動画を見ると、
「うまいけど、なんか違うんだよな……」、
「この曲にその声は違うんだよな……」って思うんだけど。
本家の素晴らしさを再確認してしまうんだけど。
でも、この人の声は。
嫋やかな美しさの中に、
「陰り」や「濁り」が滲み出ていて、
すごいと思った。
この人の透き通るような声を聴いた後だったから、
ものすごく驚いた。
タカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」で
駆け落ちする前の美舟さまを
彷彿とさせるような雰囲気だ。
そこに在るは黒百合の花
5月
15日
アップされてたので、
聴いてみたら、
タカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」で
橋姫に成り果てる前の美舟を
思わせる曲だった。
時短とは何ぞや
5月
12日
「雑な仕事」を推奨するような記事が多くヒットするんだけど。
質にこだわるよりもスピードを重視しろ!!
仕事は雑に行え!!
……みたいなのを目にするんだけど。
誰かがスピード重視の雑な仕事をしたために、
後の人間が多大な時間と手間を取られることは、
果たして「時短」なんですか?
将来の自分及び後任、ひいては組織のために、
多大な時間と手間をかけて整備を行う人間は、
「仕事のできない人間」なんですか?
ほんっと割に合わないなぁと思う。
その時、その時を見れば、
確かに雑な方が早いけど、
長い目で見れば、
こまめな対応が理にかなってることだって、
いっぱいある。
むしろ、長年に渡ってそれをして来なかったツケを、
後の人間が負うんですよ。
そうなる前に、
ちょっとずつちょっとずつ、
できることから少しずつ、
整備していけばいいものを、
全くやって来なかったから、
積もり積もって、
多大な時間と手間がかかるんです。
ものすごく苦労するんです。
担当者が代わるたんびに、
凄まじい時間と労力がかかる。
にも関わらず、
「今」をなんとか乗り切ることしか頭にないから、
おんなじ苦労が繰り返される。
そしてある日突然、
「これじゃいけないよね」ってなって、
「その時の担当」が苦労するんです。
今までの大きなツケを払うんです。
ほんとマジでバカみたい。
スピード重視で要領のいい人に限って、
そういう苦労をしなくて済むんだもんな。
そのくせ、後になって、
ボロがたくさん出るんだもんな。
だから最初からコツコツやってればっ!!
ってなるんだよな。
まあ、さすがに「最初」からは難しいんだろうけれど。
いったい何年やってるの、この事業!?
ってマジで思う。