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猫の揺りかご Blog

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許せないのは、愛がないから。書けないのは、愛が溢れてしまうから?

スレッド
レンアイ漫画家第9話。

個人的な経験とも重なって、
めっちゃ泣いた。

可憐さんの「漫画家にとって、作品は子どもみたいなものなのよ」ってセリフ。

私も似たようなセリフをいただいたことがある。

私が初めて、とある広報物の制作を
担当することになった時。

右も左もわからなくて、
先輩に頼りまくりながらも、

ヘロヘロになりながらも、
なんとか完成したその作品。

てんやわんやで、
パイロット版が納品になっても、

すぐには手に取ることができなかった。

そんな時に、先輩からその作品を
手渡されて言われた。

「ほら、あなたの子どもなんだよ」って。
だからちゃんと見てあげてって。
真っ先にあなたが手に取らなきゃって。

その時のことを思い出して泣いた。

さらには、別のもっとページ数の多い冊子を

完成させたときのこと。

評判は上々で、
その割に発行部数が少なくて、

予算の関係上、
増刷もなかなかできなくて、

出し渋りをせざるをえない状況だった時。

不意にとある部署から情報提供を受けた。

あの冊子がネットオークションに
掲載されているよ、と。

無料配布の、いわば「フリーペーパー」なのに、
ネットオークションで売値がついている。

必要な場所に必要な量を供給できない状況なのに、
「溢れたもの」がネットオークションで売り出されている。

関係者に事情を説明し、
「本当に必要な人にしか渡さないでください」とお願いをした。

聞くところによると、
情報提供してくれた部署では、

前々から一人で何部ももらっていく人が
複数いたため、

簡単には手に取れない場所に移動させた他、
一人一部までと制限をかけてくれていたらしい。

大切にしてくれるのであれば、
本当に必要なのであれば、

何部でもお渡ししたい。

けれど、それができずに、
歯がゆい思いをしているところに、

ダフ屋のごとき所業が堂々と行われているのを
目にした時の気持ちといったら……。

やるせなくてたまらないですよ。

それだけじゃない。
その冊子の改訂版を発行した時。

初版とは表紙の写真を変えたんだけど、
変えた表紙も好評で。

とある業者から言われた。

「あの写真を使わせてほしい」と。
無料で融通してほしいと。

こちらが難色を示しても、
「そこをなんとか」と押しが強い。

終いには、「それくらいいいじゃないですか」と、
まるで快諾しないこちらが悪いかのような物言い。

表紙は、まさにその作品の「顔」です。
その「顔」を決めるのに、

どれだけ苦労したと思っているの!?

そんなことも知らず、
露ほどもおもんぱかろうとせず、

いとも簡単にかすめ取ろうとする、
その精神が信じられない。

もともと、売り物ではない、
フリーペーパーだし、

委託元の担当者である自分が、
受託業者からの許可さえ取れば、

全く不可能というわけではない事案。

だけど、私にはそれはできなかった。
どうしてもしたくなかった。

それはもはや、
担当者としての意地だったのだと思う。

自分が、自分たちが、
苦労して作り上げた作品に対する誇り。

それを、踏みにじられている気がしたから。
だから、絶対に許せなかった。

もう、そういうあれやこれやが、
「レンアイ漫画家」第9話を見て溢れてきた。

そういう、「仕事観」というか、「作品観」というかを
しっかり凝縮させた上で、

ラブコメ要素も十分堪能できる、
素敵な第9話でした。

ラストでほっこりしたと思ったら、
10話はまたもや波乱の予感。

刈部さんとアイコさんの「キュン」を堪能できるかと思ったら、
またもやアイコさんが「私のせいだ……」になっちゃうのね(ノд-。)

それも、ネット予告見たら、
9話の比じゃないじゃない。

どうなるの、これ~~~~!!??






#ドラマ #レビュー #動画探索 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

至高の芸術と人生をかけた三文芝居

スレッド
昨日からずっと、
名探偵コナン「ピアノソナタ『月光』殺人事件」の
浅井成実センセイの沼にハマってる(笑)

以下、ネタバレ注意!!


***************************************************


犯行を思いついてから、
実行に移すまでの2年間、

どんな思いで過ごしてたんだろう、とか、

いったいどんな思いで、

おっちゃんに手紙を送って、
電話まで寄こして、
依頼料の50万を振り込んだんだろう、と思うと……。

 (´;ω;`)ウゥゥ

別に、復讐のために
医者になったわけじゃないだろうし。

わざわざ医大まで行って、
しっかり国家資格まで取って、

医者にならなくたって、

島には戻れるだろうし、
真相を探る手立てはあったはず。

病弱だった過去があるから、

大病を患って、
入院していた過去があるから、

命を救われた過去があるから、
だから医者を志したんだと思う。

見た目は華奢なのに、
腕力めちゃくちゃあるのだって、

病気を克服するために、
体を鍛えたのかな、とか、

病気を克服した後で、

今までの反動とばかりに
スポーツに打ち込んだのかな、とか、

いろいろ考えてしまう。

島で唯一の医者として、
命に寄り添いながら、

復讐に頭を巡らせる。

いったい、どんな思いだっただろうと……(´;ω;`)ウゥゥ

きっと、葛藤に苛まれてたんだろうな、と……。

だからこそ、名探偵の毛利小五郎に
捜査を依頼したんだろうな、と……。

折笠違いなのだけど、
この方の歌う「三文小説」が成実さんみたいで……。

月光、前後編と言わず、
1時間スペシャルと言わず、

映画化しませんか……?
主題歌、これで(笑)






#アニメ #レビュー #動画探索

ワオ!と言っているユーザー

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」で考える起承転結④

スレッド
タイトルに「起承転結」とあるのに、
一度も触れないままに④まで来てしまった(笑)

今回はしっかり触れていきますよ。

名探偵コナン「ピアノソナタ『月光』殺人事件」。
まさに、起承転結に基づいた構成になっていると思う。

というか、ミステリー全般的に、
起承転結を踏まえないと成立しないと思うから、

当然と言えば当然なんだけど。

私なりにまとめるとこんな感じ。

【起】

 ・小五郎のもとに、「麻生圭二」と名乗る人物から
  犯行予告とも取れる、奇妙な捜査依頼の手紙が届く。

 ・依頼の意図を図りかねながらも、
  一行が船で月影島に向かう

 ・島に着いた一行は、「麻生圭二」が
  12年も前に亡くなっていることを知る

【承】

 ・第一の事件発生

 ・第二の事件発生

 ・第三の事件発生

【転】

 ・コナンが真相に気づく

 ・推理ショースタート

 ・犯人は意外なあの人だった!!

 ・いつのまにやら犯人が脱走
 
 ・コナンが慌てて公民館へ
 
 ・公民館でピアノに向かう犯人を見つけて、
  コナンが説得を試みる
 
 ・犯人は「もう遅いよ……」と言って、
  コナンを抱きかかえて外へとぶん投げる
 
 ・燃え盛る公民館から、
  切なげなピアノの音色が聴こえる

 ・公民館が焼け落ちる

【結】

 ・第三の事件発生時に殴られた人物の
  真相に触れる
 
 ・一行、船で月影島を後にする
 
 ・蘭が犯人の言動に言及
  「どうしてお父さんに殺人予告、出したんだろう?」
 
 ・上記疑問に対するコナンなりの答えを示す
 
 ・犯人が最期にコナンに当てて送った暗号の意味が示される


以上。


原作及び、アニメのリブート版だと、
「承」のところに、「許さねえっ!!」のシーンが入ります。

>>>許さねぇっ!!
>>>殺人を予告してそれを平然と実行するヤツなんて、
>>>絶対に許さねぇっ!!!

このシーン。

これが、全体を通じて、
どのような意味を持つのか。

「起」と「転」と「結」が、
それぞれどんな意味を持つのか。

そうやって考えると、
このシーンを再現することの意味が、

見えてくるのではないかと。

この作品において、
いかにこの「殺人予告」が大事なものであるのかが、

見てくるのではないかと。

そして、だからこそ、
「承」にそのシーンを入れるのであれば、

「起」と「結」をもっとしっかり描いてほしかった。

堂々と殺人を予告して実行する、
まるで愉快犯のような犯人に怒りをぶつけたコナンが、

深い哀しみと後悔を抱くその過程を、
もっとしっかり描いてほしかった。

そして、そのような過程があるからこそ、
コナンはその後、

「推理で犯人追い詰めて殺しちまったら、殺人犯と同じ」、
「絶対に死なせない。生きて償ってもらう」という信念を持つに至るわけで。

この事件における、
大きい枠組みでの「起承転結」は、

まさにこの「殺人予告」なんだと思う。

まるで、不気味な「挑戦状」のように思えていた、
犯人からの予告が、

実は哀しい心の叫びだった。

「助けて」という心の叫びだった。

「お願いだから止めてほしい」という、
心の叫びだった。

それに気づけなかった。

気づけずに、推理で犯人追い詰めて、
自殺させてしまった。

犯人は、とても優しい人だった。
優しくて、心根の綺麗な人だった。

それにようやく気づいて、

深い後悔と懺悔を胸に、
月影島を後にする。

それが、この事件における、
大きな意味での、起承転結だと思うのです。

だから、この「殺人予告」の不気味さと、
それを送りつけてきた犯人の本気度が垣間見える冒頭を、

省略しないでほしかった。

「予告」に秘められた真実が明かされるラストを、
余韻を、省略しないでほしかった。

そこを省略するくらいなら、
「許さねえっ!!」のシーンなんていらなかった。

あそこは、「起」と「結」さえしっかりしていれば、
なくてもちゃんと成立する。

漠然とでもいいから、

「いたずらなんじゃないか」、
「弄んでいるんじゃないか」という空気を色濃く示せれば、

それを最後で覆すことさえできれば、
あのシーンはいらない。

改めて最初を振り返ったときに、
あの脅迫めいた奇妙な捜査依頼は、

犯人の必死さの裏返しだったんだ、
ということを暗に示せれば、

犯人に対する怒りが
悲しみや後悔に変わる瞬間を描ければ、

短い時間枠の中で、
あえてあのシーンを描く必要はない。

それでも描きたいのであれば、
しっかり時間枠を確保した上で、

丁寧に描いてほしかった。

他をおざなりにはせずに、
しっかり描いてほしかった。

だけど、時間の都合上なのか何なのか、
些細だけど重要なあれこれがいろいろ省略されているから、

いろいろと物足りない印象を受けてしまったのだと思う。

素晴らしい作品であるだけに、
非常に残念です。

#アニメ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」で考える起承転結③

スレッド
②の続き。

どうやら、
この「ピアノソナタ『月光』殺人事件」。

原作では6話に渡って描かれた物語を、

アニメ化にあたり、
1時間にぎゅっと凝縮して放送したのが、

25年前のアニメ初版だったようです。

そして今回のリブートにあたっては、
前後編に分割しての放送なので、

OPやED、次回予告等に割く時間が
2倍になり、

本編に割ける時間が
さらに短くなってしまったのだと思う。

だからこそリブート版は、

随所でセリフやシーンが
カットされていると思うのですが。

そのような状況にも関わらず、
あえて追加されたシーン。

それが、第二の事件発生直後に、

コナンが壁に向かって、
犯人への怒りをぶつけるシーンです。

>>>許さねぇっ!!
>>>殺人を予告してそれを平然と実行するヤツなんて、
>>>絶対に許さねぇっ!!!

このセリフ、ここだけ見ても胸熱だし、
今後の展開を踏まえれば、
別の意味で胸熱なんだけど。

だけど、ただでさえ時間足りない中で、
あれこれ削りながらも、

原作にはあって、
アニメ初版にはなかった、

このセリフを
あえてぶっこむからには、

もっとこのセリフを
生かしてほしかった。

カセットテープという、

今ではもう時代遅れなツールを
トリックに使う以上、

そこを変えられない以上、

どうしてもカセットテープの仕組みを
丁寧に説明する必要が出てくる。

だから、そこでも時間が
取られてしまう。

にも関わらず、

初版にはなかったこのシーンを
入れる意味。

単なるファンサービスという
意味合いであったなら、

あえてここを再現することで、
原作ファンを喜ばせたいだけだったなら、

個人的には、

そんな中途半端なことは
しないでほしかった。

入れるからには、もっと時間枠取って、
全体をもっと丁寧に描いてほしかった。

拡大スペシャルが無理なら、
前編、中編、後編の三部作でもいい。

しっかり時間を取って、

冒頭とラストをもっと
丁寧に描いてほしかった。

その上で、初版ではカットされたあのシーンを
入れてほしかった。

そしたら、あのシーンが、あのセリフが、
もっとずっと生きてくる。

とてつもなく意味のあるものになる。

今後におけるコナンの
行動原理につながる、

とてつもなく重要なセリフになる。
シーンになる。

だけど、OPに合わせての駆け足な冒頭と、

EDにブツ切りされた上に、
時間も余韻も足りないラストを見せられると、

本当にあのシーンを復活させる意味は
あったのだろうかと思ってしまう。

冒頭とラストあっての、
あのシーンだと思うから、

冒頭とラストが削られているにも関わらず、
あのシーンだけしっかり追加されても、

本末転倒な気がするのです。

④につづく。

#アニメ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」で考える起承転結②

スレッド
①の続き。
というか、ここからが本題。

リブート版、やけにあっさりしているな、と思ったら、

そもそものこと、
冒頭部分が違うのですね……。

違うというか、小五郎さんが捜査依頼を受けて、
みんなで月影島にやって来るシーンを、

初版ではしっかり描いているのに対し、

リブート版では、
そのままOPに組み込んじゃってる……。

時間短縮になるし、
冒頭はこれで行けると思ったんだろうけど、

OPと同化してしまって、印象が薄い。

正直、1回目見たときは、
OPは聞き流していたから、

全く気付かなかった。

2回目で気づいたけど、

おっちゃん、
軽快なOPに合わせて口パクしてるから、

いったいどういう経緯で、
一行が月影島にやって来たのかがわかりづらい。

ぼやや~んとしかイメージできず、
印象に残らない。

本筋には影響を与えない、
冒頭部分だから、ってことでこういう手法を取ったと思うけど、

実はこの冒頭、すごく大事だと思うんだよね。

だって、あの犯人が、
脅し文句と一緒に送って寄こした捜査依頼なんだよ?

それも、手紙だけじゃなくて、電話までして、
料金前払い(それも50万円)で、依頼してきたんだよ?

それが、どれほどの意味を持つか。

まさに、冒頭でさりげなく見せておいての、
後からものすごく重要な意味を持つシーンじゃないですか。

「夢幻伝説タカマガハラ」で言うところの、
「いただきます」じゃないですか。

「おまえを煮て食ってやる」じゃないですか。

だから、このシーンはもっと、
さりげなく、かつ丁寧に描いてほしかったな。

③につづく。

#アニメ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」で考える起承転結①

スレッド
その後、アニメ名探偵コナン
「ピアノソナタ『月光』殺人事件」について、

いろいろ調べてみたら、

リブート回、初回放送時にはカットされてた
原作のシーンが追加されてたり、

初回放送時には、
キャラの配置が原作と異っていたシーンを、

原作通りに再現したりと、
細部にこだわった作りになっているようです。

一方で、麻薬のシーンについては、
原作通りに表現する=「舐めさせる」のは辞めてほしいと、
原作者からリクエストを受けていたようで、

初回放送時でも、
匂いを嗅ぐだけで舐めてはいなかったんだけど、

さらにマイルドな表現(見るだけ)になっていました。

随所で細かい気配りをされた作品だったんだなと、
「手抜き」発言をしたことを反省しております……。

個人的にこの事件は、

昔、事あるごとに何回も
初回アニメを見返してたけど、

原作は、「読んだことあったっけ?あったかも?」程度なので、

今回のリブート回を視聴した際には、
その辺のこだわりには気づけませんでした。

ごめんなさいm(_ _)m

ただ、それを知った上で、
あえて言わせてほしいのです。

そこまでの気配りをされているのであれば余計に、
冒頭とラストを端折っちゃダメだよ、と。

冒頭とラストを丁寧に描いてこそ、

初版ではカットされていたシーンを
復活させる意味が出てくる。

むしろそれをしないと、
復活させたところで、

「コナン君、カッコいいっ!!」、
「めっちゃ熱血っ!!」で終わってしまう。

この事件の展開と、
この事件が今後のコナンに与えた影響を
知っている身からすれば、

+@で感じるものもあるにはあるけど、

でも、もう少し、この作品の中で
きちんと伝えてほしかったな、というのが

個人的な感想です。

長くなったので、次回に続きます。

#アニメ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

「ピアノソナタ『月光』殺人事件」リブートvsオリジナル

スレッド
録画していたアニメ名探偵コナンの 
「ピアノソナタ月光殺人事件」リブート版をようやく見た。

ようやく見たけど、
正直、拍子抜けしたというか、なんというか。

物足りない、と言えば良いのか。
なんだかいろんなところが端折られている気がして。

あれ?確かこういうシーンがあったはず、
確かこういう設定だったはず。

あれ?なかったっけ?違ったっけ??
私の記憶違いだったかな……?

そう思って、Youtubeに公開されている、
オリジナル版を見てみたら。

ものすごく、感動した。
ラストで泣きそうになった。

リブート版、あまりにも微妙で、
あれぇ???と思って、

見終わった直後に、
2回目の視聴を試みたんだけど。

その途中で、やっぱりこれは明らかに、
いろんなことが端折られているなぁと思い、

リブート版2回目の試聴を辞めて、
オリジナル版を見てみた。

やっぱり、オリジナル版の方がずっといい。

リブート版、セリフもそうだけど、
作画もちょこちょこ省略されている。

オリジナル版は1時間スペシャルだったから、

それを前後編に分割して放送すること前提で
リメイクするとなると、

どうしてもOPやED、次回予告に割く時間を
2倍として見なきゃいけないから、

端折らざるを得ない部分も
あったんだろうけれど。

でも、オリジナル版では、
セリフと映像できちんと見せてくれたところが、

リブート版ではセリフだけでの説明になってたり、

オリジナル版とほぼ同じセリフを
使っているにも関わらず、

セリフの途中でいきなりブツっと切るから、
前後の脈絡がわかりづらくなっている。

全体を通じて、
ひたすらオリジナルをなぞりながらも、

ところどころ端折るものだから、

そりゃ、物足りなさも感じますよね、っていう……。

リブート版の放送前には散々
「あの伝説の回を現代風にアレンジ」ってPRしてたから、

トリックはどうするんだろう、

あれは、当時だからこそ
成り立つトリックだと思うけど、

それをどう現代風に
アレンジするんだろう、って思ってたら、

そのまんまなんだもんな(笑)

このどこが、現代風にアレンジ?っていう。

単に、リバース再生の仕方をほんの少しだけ、
丁寧に図示しただけじゃないの。

あとは、おっちゃんがやたらと
宇宙飛行士の毛利さんと間違われるシーンをカットしただけ。

あ、もしかしたら、コナンくんが麻薬を
くんくんするシーンも削られていたかもしれない。

あれは、昨今のコンプライアンスを意識してなのかな。

犯人の性別に関する部分が
やけにさらっとしていたのも、

LGBTQに配慮して、
ということだったんだろうか。

でも、だったらそれって、
単に人気の高い「月光殺人事件」を再放送したいけど、

そのままだと、現代のコンプライアンス上、
難しいから、だから、リブートしました、ってこと???

でも、Youtubeでは公式さんがオリジナル版を
公開してくれているわけだし、

あえてリブート版を作る必要性、
あった……???

リブート版における随所での省略は、

現代におけるコンプライアンス上の制約+
現場の省エネ(悪く言うと手抜き)に思えてしまう。

コンプライアンス上の制約は仕方ないけど、

でも、もっとちゃんと作り込んでほしかったな……。

殊に、ピアノの音色が印象的なあの回だけは、
コナンが唯一、犯人を見殺しにしてしまったあの回だけは、

もっとちゃんと作り込んでほしかった……。

それができないのなら、
あえてリブートする必要はなかったと思う。

もっとも、リブート決定に合わせて、

オリジナル版を公式Youtubeで
公開していただけたことについては、

ものすごく感謝しています。


#アニメ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

レンアイ漫画家~違和感の正体~

スレッド
レンアイ漫画家、
ドラマにおける設定改変を批判する声の中で、

「原作のアイコはお金で動く人じゃない」
みたいなのを目にした気がするけど。

一方で、ドラマ化が決まる前に
書かれた原作レビューの中には、

「ヒロインがどうしてそこまでするのかわからない」
という声も多いんだよな……。

他人の子どものために、
偏屈な漫画家のムチャクチャな要求に、

どうしてそこまでして
応えるのかがわからない。

ヒロインに全く感情移入ができない。
そんな声が多い。

ドラマではその理屈付けとして、

アイコに「職無し」、「家無し」という設定を
追加したんだと思うのですよ。

だから、そこの改変に憤っている人って、
原作の違和感には気づかなかったんだろうな、と……。

「女性はたとえ他人の子であろうと、
子どもをほっとけない」っていう、

母性神話の持ち主なのかなぁと。

女性を都合よく捉えがちなのかなぁと。

ぶっちゃけ、
本当に子どものことを考えるなら、

原作のようなクズ男、
苅部清美の元に預けるよりも、

施設に預けた方が
よっぼどマシなんじゃないの???

……って思ってしまう。


#ドラマ #レビュー #漫画

ワオ!と言っているユーザー

レンアイ漫画家〜好き、嫌い〜

スレッド
レンアイ漫画家、
原作をチラ見したけど、

嫌悪感しかない。

原作がモーニング掲載と知って、
なんか嫌な予感したものの、

試しに無料で読めるとこまで
読んでみた。

……読んだことを後悔した。
なんかすごく気持ち悪い。

ドラマを原作の改悪だと
憤慨している原作ファンの方、

男性なのかなって思ってしまう。

原作者も男性と思いきや女性で、
びっくりする。

冒頭でのレイプまがいシーン、
いりますか?

苅部さんもそうだけど、
向後さんがめちゃめちゃ気持ち悪い。

そしてそんなことされても、

逃げも通報も警戒もしない
ヒロインが理解できない。

ドラマのピュアな魅力が
汚された感じがして、

がっかりした。

ドラマ化に当たっての改変は
改悪ではなく、改良だと思う。

変えないとドラマ化なんてできないし、
あえて大きく変えるからこそ、

原作者の了解のもと、
キャラクター名も変えたんだと思う。

ドラマは大好きですが、
原作は無理だなぁ。

#レビュー #漫画

ワオ!と言っているユーザー

「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと⑤~「魅力的なキャラ」とは何なのか~

スレッド
④の続き。
たぶんこれが、最後かな?

うん、たぶん。
また書きたくなったら書くかもしれんけど(笑)

今回は、キャラの気持ちを信じる生きたキャラのお話。にも
ものすごく通じるお話。

まずはここで、「半妖の夜叉姫」スタッフのインタビュー記事をご紹介。

半妖の夜叉姫:「犬夜叉」ファンを裏切りたくない 新たな物語を作る覚悟 高橋留美子に学んだ「説得力」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c1e882d8df6ba7378200a2a960da991be0950c3

えっとっ……。

タイトルだけ読むと、
散々、ファンの気持ちを踏みにじった方のセリフとは思えない(笑)

でも、中身を読み解いていくと、

なんとなく、視聴者の認識との乖離が
見えてくる気がする。

>>>『犬夜叉』のキャラクターが愛されるのは、
>>>留美子先生が年月をかけて愛して、
>>>作り上げてきたからだと思います。

う~ん。。。あのですね。

犬夜叉のキャラクターを
愛して作り上げなければいけないのは、

夜叉姫制作陣も同じなんですよ。

むしろ、夜叉姫制作陣は、
留美子先生以上に、

愛して作り上げなければいけないかもしれない。

それが、犬夜叉の世界観を、キャラクターを、
使わせていただくということです。

けれど、それが感じられないから、
ファンは怒りや悲しみに震えているのです。

>>>犬夜叉ファンの方々の期待を裏切りたくないので、
>>>どういう形で登場させればファンの人たちが
>>>納得して見てくれるか、違和感なく入ってくれるか、
>>>どんな落としどころにすればいいかというのは
>>>すごく気を使っています。

>>>ある程度期待感を膨らませて、
>>>少しじらそうかという。

>>>じらされすぎると離れてしまうし、
>>>かといって情報を出しすぎてもいけないので、
>>>そこの駆け引きを大事にしています。

個人的に、ファンの視線を意識しすぎて、
失敗したな、という印象が強い。

どうすればファンが食いついてくれるのか、
どうすれば離脱せずについて来るのか、

そればっかりにご執心で、
肝心なことが置き去りにされている気がする。

結果、どんどんファンが
離れていきましたっていうね(笑)

>>>今回の3姫はスタッフがちゃんと愛情を注がないと、
>>>みんなが好きになってくれないんだろうなと、
>>>かなり覚悟してやっている部分ですね

物語のキャラクターは、
読者や視聴者に愛されるために生まれてきたわけじゃありません。

物語の中で生きるために生まれてくるんです。

彼らは彼らなりに、
自分の人生を、必死で生きているんです。

だからこそ、「物語」が生まれるんです。
「ドラマ」が生まれるんです。

そして、読者や視聴者は、
そんなキャラクターに「共感」するんです。

「愛着」を持つんです。
「嫌悪」するんです。

「泣く」んです。「笑う」んです。
「怒る」んです。

そうやって、「感動」が生まれるんです。

そこを、履き違えている気がする。

もっとも、キャラの全部が全部、
必死に生きていたら、

見ている方も疲れるので(笑)

場を和ませるための
マスコット的な位置づけとして、

登場するキャラももちろんいると思います。

でも、全部が全部、
そうじゃないでしょう?(笑)

「このキャラを好きになってもらうために、
この話を入れよう!」とか、

「親世代を見たがっているだろうから、
見せてあげよう」、

「でもあまり見せすぎるといけないから、
 ちらっとねvv」とか、

なんか本末転倒な気がするんだよなぁ。

物語の構成として、
それが本当に必要であれば、

チラ見せも焦らしも、掘り下げも、
全然問題ないんだけど。

むしろどんどんやってほしいところだけど。

夜叉姫の場合、

「とにかく視聴者を惹きつけること」が
至上命題になってしまって、

物語が物語である所以が
置き去りにされている気がする。

もちろん、一般に公開されている作品である以上、
視聴者がいてこそ成り立つものである以上、

視聴者の視点を意識することは大事です。

けれど、夜叉姫制作陣はそれをしていない。

「視線」ばかり気にして、
「視点」を大事にしていないんです。

それはキャラに対しても同じ。

キャラに向けられる「視線」ばかりを気にして、
「キャラの視点」を大事にしていないんです。

>>>例えば、とわは男装をしているキャラクターですが、
>>>なぜ男装をするのかという理由付けとして
>>>『昔、女の子の格好をして嫌なことがあったから』
>>>『スカートを切られてしまった』という話も出たのですが、

そういうことが出る時点で、
キャラの視点に立っていない気がするし、

ストーリーテラーとして、
物語を俯瞰する視点も欠けている気がする。

いや、その設定が本当に必要であれば、
別にそれはそれでいいんだけど。

「半妖の夜叉姫」という作品の中で、
それは本当に必要か?っていう視点と、

とわ自身の視点の、
両方が欠けている気がするんだよね。

>>>留美子先生は『そういうところで理由付けするより、
>>>ただけんかしやすいからでいいんじゃない』
>>>『そこを深掘りするよりも、とわというキャラクターの
>>>軸をしっかり作ってあげたほうがいいんじゃない?』と。

>>>その子が持っている根底のもの、
>>>それに見合った言動がリンクしないと、
>>>先生は納得してくれないんですよね。

>>>ロジカルな考え方をされるので、
>>>こちらは納得せざるを得ないんです。

>>>キャラクターとして説得力があるということを
>>>すごく大事にされている

すごく重要なことを教わっているはずなのに、
結局は留美子先生の視線を気にしているだけなんだろうなぁと。

「どう見られるか」ばっかり気にしてるから、
キャラが生きてこない。

「物語の装置」としても機能しない。

結果、不自然な言動ばっかりで、
ブレまくりのキャラが出来上がってしまったり、

行動原理が摩訶不思議で共感できないキャラが
出来上がってしまうのです。

上辺だけで中身のないキャラが
出来上がってしまうのです。

これでは、「多くの人にキャラを好きになってもらう」ことはできません。

順番が逆なんです。
愛情の注ぎ方が違うんです。

「みんなに愛されるために、
自分たちが愛さなきゃ」とか、

「こういう風に描けば、
こういう風に見てもらえる」じゃなくて、

「このキャラの視点に立てば、
こういう風に動くだろう」って視点と、

「物語の展開上、このキャラが
こう動くことは必要だろう」って視点。

そして、「読者や視聴者からすれば、
こう見えるだろう」って視点。

それら全てをうまく組み合わせて初めて、

魅力的なストーリーや
魅力的なキャラが生まれるんです。

私はそう思います。

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