ハルのブログ

この美術館は北浦和公園内にある。公園内には音楽に合わせて噴水口の噴射方向と強弱が変化する。なかなか見事だ。子供達が大喜び（大人は静かに喜ぶ）。 パブロ・ピカソ「静物」1944年　65.7ｘ92.1cm　　入館時、たまたま学芸員（？）の男性が解説をしていた。耳を傾けた・・・ふ～ん、そうか～、絵ってそう云う見方もするんだ～、って勉強になった。この絵も、鏡に写った白黒の部屋は、この時代（第二次世界大戦）を憂いていた表現、珈琲カップ部分はピカソの顔、ローソクは部分は友人のマティスの顔、間に＆マーク。つまりピカソ＆マティス。・・・・ほ～！なるほど。 クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら、夕日」1888ｰ89年　65.0ｘ92.0ｃｍ　　モネは「睡蓮シリーズ」の前は、この「積みわらシリーズ」解説者の点描の事、教えてもらった。確かにこの絵、光を感じるね。 ジョルジュ・ルオー「横向きのピエロ」1925年頃　64.3ｘ45.8cm　　ルオーは沢山のサーカスを描いた、その中でもピエロを。観客に見せる道化師の顔から、ピエロ役の彼が、素顔に戻っている。いつわりの表現を生業とするピエロ役者。・・・人は大なり小なり、生業のために偽りの表情で生きているのか？ モーリス・ユトリロ「旗で飾られたモンマルトルのサクル＝クール寺院」1919年　81.0ｘ60.0cm　　ユトリロの特長・・・白い建物を強調して描く・・・白の時代。 ポール・デルヴォー「森」1948年　127.5ｘ152.8cm　うっそうとした森にキラリと光る列車の赤いテールランプ、それと満月。ぱっと見、アンリー・ルソーの「夢」（1910年）を思わせる。 横山大観「朧夜（おぼろよ）」1958年　62.0ｘ83.5cm　　僕は横山大観、あまり好きな画家じゃない。しかし今回、日本画をず～っと観て廻って、素通り、しかし最後にこの絵の前で足が止まった。誰の作品？っと名札を見たら、横山大観だった。やっぱり大観って抜きん出た画家なんだ、と改めて思った今日。 地下一階にあった。誰の作品か忘れた（日本人じゃない）タイトルは「枢機卿」・・・ふ～ん、僕、オブジェに興味なし。しかしこの美術館の入館料300円。いいね！また来よう、ルン。