数押しゃ撮れる

このシリーズも二桁の回に入りましたがもう少しお付き合いして下さい。

この駅は猫又駅だと思いますが観光客が降りるところではないと感じました。しかし、上下線の退避する場所になっているようでまた上り電車を待ち合わせました。
トロッコ電車の社内案内の声は富山出身の俳優室井滋でしたが途中幾つかクイズを出されました。
トロッコ電車のどちら向きが上りで下りかという質問です。
宇奈月駅から黒部川上流の観光の終点欅平駅へ行く方が下り（勾配としては登り）で黒部川の下流に向かう方が上りなのだと言っていました。

この駅で驚いたのは工事に使う専用のセメント・プラントがあるということです。大掛かりな工事なんですね。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:46:34
SS1/80 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
我々は下りで宇奈月駅行きの上り電車が入ってきました。
SSが1/40と遅かったので動いている対向線の先頭の機関車だけが横揺れでブレました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:46:39
SS1/40 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
流れが急な日本の山奥の川の風景ですね。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:48:50
SS1/640 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
こういう景色はいくら見ていても飽きないです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:51:16
SS1/640 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
SS1/40でもブレなく決まる時は決まります。走行方向のブレは躍動感が出て良い感じかも。
激遅AFと酷評されたEOS Mですが、ファームアップでここまで撮れれば私としては問題は感じないです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:51:34
SS1/40 F4.0 ISO160
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
鐘釣駅までやってきました。この駅の周辺は見所があり乗降客は多いようです。
ところで、この写真の線路の右側のブロックを積み上げた壁面は何だと思いますか？
この壁面の奥は冬場用の通路になっているのです。よく見ると穴が開いたようなところがありますがそれは光取りの窓なんです。極寒の冬場は雪が多くトロッコ電車も運休します。その間作業員は線路脇のこういうトンネルになった側道を歩いて移動するのだそうですが20Kmの移動に9時間ほどかかるとか。かがまないと歩けないような低いトンネルを作業員は移動するのだそうです。大変なことです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:54:54
SS1/200 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
写真真ん中の茶色の土砂か何かで一部覆われた白いものは名物？の「黒部万年雪」です。この時期でも見られると言うことは夏の一番暑いときも溶けずに残っていたと言うことですね。そんなに標高があるわけでもないのに凄いです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:57:51
SS1/50 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
小屋平駅すぐ横の小屋平ダムです。
トロッコ電車から見る位置がほぼダム湖の水面くらいとは恐ろしい。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 10:09:31
SS1/160 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）

黒部川の岸を縫うように走るトロッコ電車はもちろん単線です。
こうして所々の駅で上下電車が待ち合わせます。ここは確か出平駅でした。

さすがに朝のこの時間では帰りの電車に客は見当たりません。窓付きのこの客車はリラックス客車。一番料金が高いです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:35:35
SS1/1000 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
トロッコ電車線は今でも観光用だけではなく仕事用も兼ねています。
作業機械など重量物を運ぶ貨車です。大きい機械は分解して運び現地で再組み立てとなります。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:36:42
SS1/100 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 12mm（35mm換算19mm）
滔々と流れる黒部川。澄んでいたら綺麗だったのに。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:37:08
SS1/640 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 12mm（35mm換算19mm）
流れの速いところは澄んできていました。やはりこうでないと。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:44:27
SS1/400 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
黒部川第二発電所です。黒部川にかかるハーモニカの口のような赤い鉄橋は戦前からのものだそうで歴史がありますねぇ。
赤い鉄橋のちょうど背景に見える切り立った崖は「ねずみ返しの岸壁」といわれたところです。猫に追われたねずみが登れず引き換えしたとか。猫も登れず引き返したらしいですがこんな所に猫やねずみ？まぁ、もののたとえなんでしょうけど。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:44:57
SS1/500 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）

宇奈月ダム上流を走行中です。
中央右の川向こうに見えるのは温泉です。まだこの温泉までなら車で行けます。

今回の機材選びですがボディはコンパクトで写りも良さそうということでEOS Mにしました。
レンズは広大な自然を写したいと買ったばかりの超広角ズームをまず選びました。18mm-55mm（35mm換算29mm-88mm）の標準ズームも持ってきているので広角過ぎる時は交換しようと考えました。
しかし、広角になるほど被写界深度は深くなるので動きながらのフォーカシングには有利と考えていました。その思惑は見事に的中し今回の旅行中EOS MはM11-22mmレンズだけで撮りました。
まぁ、あまり屋外でのレンズ交換はセンサーのゴミ対策上も良くないのでしたくないのです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:11:49
SS1/500 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
黒部川をさかのぼるにつれ水が綺麗になってきました。
やはり澄み切った青々とした水でないとね。
線路はトンネルばかりではなく落石除けか屋根のあるところも沢山あります。柱や壁の窓越しに景色を眺める時もあるのですが撮影したいと思うとＡＦの動きが気になります。この場合は遠くの景色にピントが合えばよいのですが柱や壁が目の前に現れるとＡＦは近いほうにピントを合わせようとします。ＡＦの追従度を遅い目に設定はしてありますが迷う可能性もあるので遠景にピントを合わせる工夫をしながらの撮影となりました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:12:28
SS1/500 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
遠くの川岸に立つ自然の石塔ですが「仏石」として赤い前掛けが掛けられていました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:14:16
SS1/200 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
「仏石」部分の元画像等倍写真です。座っているお地蔵さんのようです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:14:16
SS1/200 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
2両の機関車が後曳橋にさしかかったところ。川沿いを走るので大きなカーブが多いです。大きなカーブではレールの軋み音も大きいです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:24:45
SS1/125 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 19mm（35mm換算30mm）
今も使われている水路橋だそうです。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:25:12
SS1/60 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
黒部川の出し平ダムです。
黒部川水系の発電用ダムの中では最も新しいダムということですがこのダムは、ダム湖の堆砂を排出する「排砂ゲート」を備えた日本最初のダムといわれています。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:33:45
SS1/160 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）

いよいよ小旅行の最終日の朝を迎えました。
天気は上々なので何とかトロッコ電車に乗って黒部川の上流まで行けそうと思いました。
旅館の窓からの宇奈月温泉街と富山地方本線宇奈月温泉駅の様子です。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 8:04:41
SS1/400 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
トロッコ電車（黒部峡谷鉄道）の始発駅宇奈月駅から観光での終点欅平駅までは約20Km、時間は80分ほどかかります。トロッコ電車は平均速度20Km/h以下なのでゆっくり途中の写真が撮れると楽しみでした。
ゆっくりと9時発の電車に乗り込みました。車両タイプは普通客車、リラックス客車、特別客車の3種類あるのですがまず雨は降ることはないし夏なので自然の空気に触れることとガラス越では写真も良くないのでオープンエアーの普通客車にしました。
ミラーレスでAFも遅いEOS Mでどこまで撮れるか？初めての実践投入となりました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 8:52:48
SS1/400 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
始発駅を出て暫くすると黒部川にかかった新しい赤い鉄橋を通ります。
川の水は前日までの雨で濁って綺麗ではありませんでした。
撮影のため一番外側の席に座りましたがオープン客車は真下も見られるのでスリルを楽しみながらのトロッコ電車の旅が始まりました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:01:44
SS1/125 F5.6 ISO100
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
トロッコ電車は約20Kmの行程の間に20以上のトンネルがあると言っていましたが目一杯手を延ばせば壁に触れそうでした。
ガイドアナウンスを聞きながらの乗車ですが、体を乗り出さないよう頻繁に注意がありました。
こういう動いている時でもEOS MのＡＦは追従（合焦）します。激遅と不評のＡＦでしたがファームアップでかなり改善され、私には十分に思えました。
フラッシュを使わず手持ちでこれだけ撮れるとは最新機種はやっぱり良くできています。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:02:49
SS1/30 F5.6 ISO6400
露出補正 0
焦点距離 22mm（35mm換算35mm）
暫く走ると宇奈月ダムを過ぎヨーロッパの城を思わせる丸い建物が見えました。
ヨーロッパの城をイメージした建物の新柳河原発電所です。水が澄んでたらねぇ。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:07:14
SS1/800 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
天気は晴れでしたが雨上がりなので湿度が高いのか遠くは霞みがちですが緑の川沿いを風に吹かれながらの乗車は涼しく快適でした。
普段見ない木の形や山の形が新鮮でした。
こうして1時間20分のトロッコ電車の速くも無い旅が始まりました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/08/22 9:11:17
SS1/400 F4.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）

今日の夕方は変に西の空が明るいのですが雷もなり雨も降りました。
その時ちょっと外を見ると・・・
このレンズならではで撮れました。

そして、何故かこの曲を思い出しました。

【撮影データ】
Canon EOS M＋EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
2013/09/04 18:12:43
SS1/40 F4.0 ISO640
露出補正 0
焦点距離 11mm（35mm換算18mm）
50mmの画角だとこの範囲しか写らない。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark III＋EF50mm f/1.2L USM
2013/09/04 18:11:30
SS1/160 F1.8 ISO250
露出補正 0

二泊目のディナーは、ホテルが用意した外のレストランでした。どういうところへ案内されるのか分かりませんでしたが二組の客が迎えの車に乗り込みました。
そして案内されたのはなんと地ビール工場に併設されたレストランでした。
こういうスタイルは初めてでしたが地ビールファンにとってはこの上ない楽しみとなりました。

【撮影データ】
Canon PowerShot S110
2013/08/21 18:55:06
SS1/15 F4.5 ISO500
露出補正 0
出てくる海鮮ものは海に近いせいか日ごろ海から遠い内陸では味わえない新鮮さ。そして、地元でしか味わえないというメニューもありそれは美味しく頂きました。
写真以外にも料理はあったのですが途中から飲むのと食べるのに忙しく撮るのを忘れてしまいました。
白えびのフライはビールのあてにはもってこいでした。
3種ある地ビールのうち私が頂いたのは「カモシカ（ボック）」。

ＨＰの説明によると「ボックビールの由来は、ドイツ中部の街「アインベック」に由来しており、今ではドイツ南部で主に造られているビールですが、当時ボックビールの生産の盛んだったこの街の名前がなまって、ボックとなったそうです。カモシカも、南ドイツ・ババリア地方伝統のビール。ロースト麦芽を多く使い、芳酵な香りと甘みを調和した黒ビールです。」ということで一番こくがあって好みの味でした。

もう一組の夫婦もウワバミでした。

宇奈月麦酒館、ここはお薦めです。

【撮影データ】
Canon PowerShot S110
2013/08/21 18:56:31
SS1/15 F2.8 ISO400
露出補正 0

上の２枚の写真は連続して撮った写真ですが最初の方は前ピンで後の方は後ピンでした。
手持ちでＡＦ撮影ですがEOS Mのフォーカスゾーンは少し広めです。私としてはもっと小さいエリアのフォーカスゾーンの方が希望するところでＡＦが使えるので良いのですがこういう写真の場合は小さな液晶モニターしかないカメラでは思ったようにピントが決まりません。
この２枚の写真は最初の２枚の写真の蝶の部分だけにトリミングしたものです。
元画像に近い解像度になるとピントの状態がはっきり分かると思います。
明らかに最初の写真の方が前ピンで後の方は後ピンですね。
ピントを合わしたかったボディーの真ん中から頭の部分にはピンとはありません。

１枚目と２枚目の写真は全体を縮小しただけですがこの写真で見る限りはピントのずれは分かりづらいと思いますが微妙に雰囲気は違うはずです。

ＡＦメインで使用するコンデジのPowerShotシリーズにはフォーカスエリアの大小を選べる機能があり私は常に最少エリアで使用していますが残念ながら今のところEOS MにはＡＦモードの選択機能はあってもＡＦエリアの大きさを選ぶ機能はありません。次期ファームアップでコンデジ同様フォーカスエリアの大きさの選択機能が付くことを期待しています。