職場の健康サポート、BeWell たなかなおみです。
健康診断のあと、「血圧が高いですね」と言われて戸惑ったあなたへ。
その気持ち、すごくよくわかります。
でも、まず知ってほしいのは──
血圧は“生きてる証”。1回の数字だけで判断しないでください。
血圧は、そのときのコンディションで変わるもの。
・職場でバタバタしたあとだった
・朝イチで緊張していた
・白衣を見るとドキドキする(白衣高血圧)
こんな状況で測れば、高く出ても不思議じゃありません。
大事なのは、“いつもはどのくらい?”という普段の血圧を知ること。
そして、それを少しずつ“見える化”していくことです。
だから私は、こう勧めています。
「血圧は、ちょいちょい測ってみてください」
毎日じゃなくてもいいんです。
週に数日でも、朝と夜に“ちょいちょい”測る。
・朝:トイレを済ませてから、朝ごはん前に
・夜:お風呂のあとじゃなく、落ち着いたタイミングで
紙にメモでも、スマホのメモでもOK。
とにかく「記録」が、未来のあなたを守ってくれます。
そして、ちょいちょい測ってきた記録を持って、病院に行ってみてください。
・本当に治療が必要な状態か
・それとも、様子を見て大丈夫な状態か
医師が判断しやすくなります。
不要な薬を出さずにすむし、必要なら早めに対応できる。
どちらに転んでも、**“納得して安心”できるんです。
血圧の数字は、あなたを責めるものではありません。
血圧は、体からの小さなメッセージ。
「ちょっと無理してない?」
「もうちょっと、自分をいたわっていいんじゃない?」
そんな声に気づけたら、それだけで十分な一歩です。
焦らず、あわてず。
まずは「ちょいちょい、測ってみる」ことから始めてみませんか?
血圧記録は、“不安”を“納得”に変える、あなたの味方です。