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two o one two

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occupational clinic

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4/14/2017






先週、職場で右手を痛めた。カートを運び出す際にドアに手を挟んでしまったのだ。本来ならばカートの上部を持って運び出すことになっているのだが(カートとドアの幅がほぼ同じなので)、ついつい両サイドを持ってしまったのが良くなかった。右手の人差し指と中指、その付け根を強く打ち、しばらくアイスパックで冷やした。

その後、打ったところが青くなるだろうなぁと思っていたのだが、それほど酷くなく、そのまま忘れていたのだが、今週になって人差し指の痛みが強くなった。腫れもあるし、指が曲がらない。
まぁそんなモンかもね、と仕事していたのだが、KとJが心配して医者にかかった方が良いという。特にJは自身の経験から「絶対に見せた方が良い」と。

結果、職場での怪我、ということで報告され、そのための書類を提出、昨日、医者にかかった。
丁寧にレントゲン撮影を何枚も。
でもって、異常なし。

はははははは、、、ちょっと恥ずかしい。。。


しかしながら、骨折していないことがはっきりとわかったので、今後は少しずつ指を曲げていくように意識しようと思う。

昨夜、早退分の時間をsick leaveとして申請する手続きをオンラインで行い、ついでに職場関係のメールをチェックした。
すると、、、、
work related injuryということで、オンラインの講義を受けるように、というメールがHRから届いていた。はやっ!!トホホ、、、
気づいたのが遅かったので、昨夜はそのコースを受けなかったが、期限(4月26日)までに受けなければならない。やれやれ。


Dのことを書いておこう。
あれからDは治療食を続けている。普段の食餌と半々で、ということだった。cultureテストの結果では感染はない、ということと、crystalも少なくなっているので食餌が効いているということだった。本当に安心した。

が、先だって散歩へ連れて行ったところ、散歩の後半でまた赤いおしっこが少し出ていた。なぜだろう?
夫にも連絡し、今は様子を見ている。わたしが観察していてわかったことは、血混じりの尿は散歩の後半、もうおしっこが残ってないくらいの頃に起きるようだ。
治療食がなくなる前に獣医さんのところへ行くので、その時に相談しようと思う。








#日記 #犬日記

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今日から4月

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4/1/2017







Hello, April!!
今日から4月。ずっと天気が悪かったのだが今朝は良い天気。でも、これからまた下り坂らしく来週はほぼ毎日雨マーク。April showers bring May flowers! まぁしょうがない。今日はいっときの晴天を楽しみましょう。


先週は絶不調のまま1週間が始まり、なかなか治らない咳や頭痛に、医者へかかろうかな・・・と弱気にさえなっていたが、人間の身体というのは素晴らしい。あんなに調子悪かったのに、ちゃんと一日一日、少しずつ回復していたのだなぁー。健康って大事!と、しみじみ思う。

旅行から帰ってきてから体調を崩し、仕事を早退してしまった。それから市販の薬を服用しながら仕事には出ていたが、何せ痰がらみの咳が酷く、苦しかった。同時期にDの治療、検査のこともあり、バタバタしていた。そんな中、娘の正式内定通知があり、Dの検査もうまくいき(結局、膀胱鏡はせずにurine cultureの提出と膀胱洗浄になった)、心なしかDも以前に比べると元気な感じがするし、治療食もしっかりと食べてくれ、わたしの体調も少しずつ回復し・・・と、この1週間は目まぐるしく過ぎていった。今になって振り返ると、あっという間の1週間だった。これも良いニュースが続いたおかげかもしれないけれど。


その他のこともメモ。

Dのために3足目のブーツを購入。最初に買った(2セット)のが去年の10月なので、換算すると1ペアにつき1月半、ということになる。1セットが$56くらい。ふーっ!!お金かかってるー!!けど、しょうがない。後脚のpawsをブーツで保護しないと傷ついちゃうからね。

6月10日に箱根湯本の温泉宿を予約。わたしと娘、姪の3名。きっと楽しい旅になる筈!

Rくん退学のお知らせをお母さんより受ける。ショック。この退学には補習校運営でのトラブルもあったような・・・事後報告だったこともショック。今朝になってようやく返事を出した。

母、退院。姉2から昨日の朝、Skype電話が入っていたがあいにくわたしは仕事中であった。この週末にうまく時間が合って電話できればいいなと思う。













#介護日記 #日記 #犬日記

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cystoscope

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3/24/2017







朝、仕事へ行く時の空がすっかり明るくなったなぁーと思ってたのに、休暇から戻ってきたらまた薄暗い(と言うより夜明け前)で、はて?と不思議に思ったのだが、なんてことはない、Daylight Saving Time(いわゆるサマータイム)が始まったんだった!と、遅まきながら気付いたわたし。休暇ボケも良いところ。まぁ調子が悪かったってこともある。それに休暇中だったからまる1週間出勤することがなかった、というのも理由(にあげておこう)。
さっき犬たちをバックヤードへ出したら東の空に細く赤い月。今日は気温が上昇し暑いくらい、という予報だが、今はまだ肌寒い。これもわたしの調子の悪さのせいかもしれないが。


昨日、夫がDのことでVetへ行き、D用の治療食を購入してきてくれた。処方の要るもので、獣医のところ以外でも買えるらしいが手続きが必要になるということだった。夫曰く、安くなっても$2程度だからと、今後も獣医さんから調達予定。

Dの検査は来週の木曜朝になった。夫が休みを取って連れていってくれることになっている。感謝。
詳しい説明を受けなかった、というので、わたし少々トンガってしまったが、夫の話をまとめると、検査はどうやら「膀胱鏡」だと予測。膀胱内を実際にスコープで見て、Dの結晶状況、或いは石の存在を確認する、というもの。検査時間は1時間〜1時間半。Dは前の晩12時から食事、飲み物禁止、当日朝は排尿させずに連れてきて、ということだった。
わたしは仕事が休めないので、不安だが、夫に全信頼を置いて、お願いしようと思う。

治療食は普通食と半分、半分で、ということだった。早速昨日から開始したところ、Dは普段通り喜んでがっついたとのこと。あっぱれ。

Dが早く良くなりますように。












#日記 #犬日記

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P記念日

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P記念日
3/6/2017







今日は、Pの命日。
6年前の今日、Pは虹の橋へ向かった。

心臓の病気が発覚して治療を開始したのだが、闘病2ヶ月ちょっとで逝ってしまった。寿命だったのだとか、そういう運命だったのだとか、Pは幸せだった、とか、あれで良かった、最高の犬生だった、とか、毎年毎年いろんなことを想うのだが、深い悲しみもまた同時にわき起こる。

Pの闘病記をつけていた。
それは今でも大事にとってある。
命日が近づくと、それを必ず読み直す。
この週末もそうだった。そして、たっぷり泣いた。
そういうのが良いことだと言う気は無いが、そうすることで、Pが生きていた時のことを思い出している。


Pがまだ生きていた頃に描いた絵を見つけた。
BとP、そしてDの3頭とわたし。

今はDとCの2頭。
犬は変わっても、自分はあまり変わっていない。
良いことかどうか?わからないが、まぁ良しとしよう。













#日記 #犬日記

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Gull

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3/5/2017








6時40分頃まで寝ていた。昨夜が遅かったのと、日曜日なのとで。外は快晴。でも、予報では天気下り坂。午後か夕方からは雨降りらしい。


昨日は補習校の後、犬たちに食餌を与え、少し休憩してから久しぶりに犬たちと車で出かけた。天気が良かったのと、しばらくダディが仕事で不在だったせいで犬たちにも何か特別なことをしてあげなくちゃ、という気持ちで。

街の東南部の方にある湖へ出かけた。ここは夫もよく犬たちを連れて来る場所だ。湖の周りにtrailがあって、そこを歩くことが出来る。週末のゴージャスな天気の中、ジョギングする人、サイクリングする人、赤ちゃん連れの人、犬と歩く人に加え、湖には釣り人とボートやカヤックも。いつの間にか解禁になっていたんだな、と驚いた。


カモメだかウミネコだかが湖の上を飛んでいて、青空にそれがとても美しかった。「綺麗だねぇ〜」と言いながらその鳥たちを見ていたら、なんと、一羽のカモメ(ウミネコ?)から、ヒュンヒューーーン、と、白っぽいものが・・・・

あっ!うんちしたーーーーーーーーー!!

目撃してしまった。驚いた。あんな風にしちゃうんだね、、、、もちろんだけど、あちこち構わず。



Dのために何度か休憩をとり、その度に写真を撮ったりした。
Dの血尿は、後半に一度、少量だけどあった。と、思う。採尿するわけではないし、雪の上でもないのではっきりとは見えない。ただ、彼がおしっこする時に気をつけて見ている。


夜、遅くなって夫が帰ってきた。
犬たちは久しぶりのダディに歓喜。
今日は天気が崩れないうちに何処かへ連れて行こうと思っている。










#日記 #犬日記

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金曜日〜

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3/3/2017







TGIF!!!

やっと金曜日、もう金曜日。
どっちとも言える金曜日。
今週は水曜日にミーティングがあったので楽だった筈なのだけれど、なんだか毎日が忙しく過ぎていく。Eが辞めてその補充がされず、わたしとKとで毎朝キリキリ舞いだ。そのリズムにもだいぶん慣れてきたのだが、一息つく、というのがないくらい忙しいので、いつもグッタリ、だ。

今日はどんなかな。金曜だから少しは・・・って、甘いか。
でも昨日はKが早退したけれど今日はずっといる筈なので、まだマシだろう。

今朝は起きるのが辛かった。もっとゆっくりしていたいーーー!と思いながら、がしっと起きた。


Dの血尿。
昨日の散歩では見られなかった。ほっ・・・・・・・とした。
夫からtextあり。

「Dはいつも雪が降った後にUTIを起こす、そういう時季なのかも。よく雪を食べるけど、他の犬がおしっこした雪も食べてるのかも。とにかく癌とかじゃないと思う」

楽観的なのではなく否認。
悪い方に考えないようにしているのだと思う。或いはわたしを励まそうとしているのだろう。

わたしの考えは、
・雪が降ったからこそ、血尿に気付けた。もしかしたら血尿はわたしたちが知らなかった(見られなかった)だけで、ずっとあったのかもしれない。
・口から食べて感染を起こすのは胃ー腸関係。UTIは尿道から感染するので、汚い雪を食べたから感染を起こした、とはならない。



とりあえず薬をあげているので様子を見るしかない。
今日の散歩ではどうだろう。なんともないと良いのだが。。。。










#日記 #犬日記

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一日一捨

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2/28/2017







今日で2月がおしまい。
早いはやい!!


先々週末から、一日一捨というのをやっている。
なんて読むのかな?いっしゃ、で良いのかな?新しい造語(たぶん)らしく、PCに入力しても出てこない。
とにかく、読んで字の如く、一日一つは捨てる、ということ。
今(?と言うかもうだいぶん経つ?)流行りの断捨離、の一環らしい。

きっかけは別にないのだが、体調が回復し、家の掃除をしていた時にふと、始めようと思った。「捨てる」と言っても、こちらにはGoodwillというところがあるので、殆どのものはそこへ寄付できる。なので、捨てることへの罪悪感はあまり感じなくても良いのが嬉しい。あと、寄付できないものは「もう使わない」「使えない」「使ってない」という言葉を念じながら、捨てる。リサイクルできるものは洗って、リサイクルのコンテナへ。ただのゴミはゴミとしてゴミ箱へ。
初めてから10日くらいかな?なかなかうまく行っていて、あ、今日はまだ何も捨ててなかった、とか、今日は何を捨てようかな、という意識が自然に上がってくる。今まで捨てたもの(手放したもの)を記録していないので、何がどうなったのかもう忘れてしまっている(それくらい不要なものだった、とういうことだろう)のだが、少しずつ、片付くのではないかなーと、今から楽しみだ。



Dの血尿。
観察していると、おしっこをしていて後半(散歩であちこちにマーキングしている後半)に血が混じるようだ、と気づいた。
昨日、獣医さんへ連絡し、採尿→提出の結果、抗生剤が処方された。前回よりも強い(大きい)薬にしてくれた。あと、春休みに旅行へ出かけることを説明したところ、3週間分の薬をくれた。
戻ってきたらすぐに採尿、再検査をしてもらう。
獣医さん曰く、次回の検査でまだ血が混じるようであれば前立腺の何かを疑わなくてはならない、と。X線撮影と超音波をしてもらいましょう、ということだった。
D、元気ではあるのだが、、、、(涙)

薬は昨日から開始。
Dちゃん、早く良くなろうね!!








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D血尿

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2/27/2017







Dのおしっこに血が混じっていた、、、昨日の散歩で気付いた、、、。雪が残っていたところにおしっこをしたので発見できたのだと思う。それは良かったと思うのだが、、、。
昨日は夫が不在だったので、わたしが散歩に連れて行った。その前までは夫が散歩に連れて行ってたので、おしっこの様子を観察できなかった。Dはこれまでに2度、血尿で抗生剤を投与してもらっている。2度目は2ヶ月ほど前のことだった。最初に2週間、それでクリアーにならず、10日間追加された。その後、もしも尿がクリアーにならなければ超音波の検査を・・・と勧められていたのだが、尿が綺麗になったのでそのままになっていた。
一昨日も雪があった筈だ。夫は何も言ってなかったので、おしっこはクリアーだったのだと思う。思うのだが、、、彼は気づかなかったのかもしれない、、とも思う。今日、連絡が取れたら訊いてみよう。


とりあえず、今日は仕事なので、帰って来たらDのおしっこを採って、獣医さんに持っていく予定でいる。だが、春休みに小旅行に出るので、そのことを相談しなくてはならない。。。事情を説明して、最初から3週間か4週間分の抗生剤をお願いして見ようかなと思っている。旅行から戻って来て、再度おしっこを診てもらって、必要なら超音波。。。
Dはもう立派な老犬の域なので、前立腺炎とか、、、最悪な場合、膀胱腫瘍とかかもしれない、、、、元気なんだけど、、、







#日記 #犬日記

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お帰りなさいB

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9月20日






昨日、Bが帰って来た。
ちいさな入れものになって、Bが帰って来た。


夫が起きて来て、珈琲を飲んでいたと思ったら、彼はおもむろに着替え始め、いきなりBを迎えに行くぞ、と言った。わたしは慌てて着替え、準備をし、ふたりで出かけて行った。すぐ近くの獣医さん。あれから、散歩で近くを通る度にちらりと気になって横目で見ていた獣医さん。


扉を開けて挨拶すると、獣医さんとアシスタントの女性とがふたりでオフィスにいて、すぐにわたしたちのことをわかってくれた。思いやりのこもった声と仕草だったと思う。獣医さんが立ち上がり、それをわたしに手渡してくれた。pet memoriesの方が、Bの足跡を残してくれていた。石膏と、ゴム製のようなものと、2個。それを見ただけで涙があふれて止まらなかった。


Bが家に帰って来て、ほっとした。今はまだこの入れものに入っているけれど、後で娘と相談してurnをオーダーしようと思っている。Pと同じものではなく、何か違う感じのものにしたい、なんとなく。そして、2頭を同じところに安置してあげよう。今は向こうで一緒にいるけれど、我が家でもね。



Bを迎えた後、D&Cを連れて散歩へ出た。夫が新しく見つけたtrailへと連れてってくれて、1時間強、歩いた。trailはresidential areaを縫うような形で伸びていて、家々の間を歩きながら、川や小さな森がある。不思議な感じのtrailだった。木陰があり、ひんやりとする場所もあった。自転車に乗っている人たちと何度か出くわした。散歩しているひと、犬の散歩をしているひとにも会った。多くのひとが利用しているんだなぁ、と思った。途中、ゴミ箱があったのでpoop bagsをそこへ捨てた。中にcityで供給されているpoop bagsが捨てられていたので、このtrailのどこかにpoop bags staitionがあるのだろうと思った。なんて素晴らしいサービスだろう、感謝。



娘のためにstainした鏡はほぼ乾いてくれたらしい。夫が散歩に行く前に戸内へ入れてくれた。(夫の手にほんの少しだけ塗料が付いてしまったけれど、たいしたことはなかろう)


娘、帰宅後、ふたりでエヴァンゲリオンを見る。第19回目からだった。shinjiがどんどんおかしくなってしまうところ。気が狂っちゃうかも、と思ったところから。
が、内容は、shinjiだけでなく、ミサトさんも、りつこさんも、アスカも、レイも、みんなどこか、変。いや、変というか、どんどん、それぞれの醜い部分?見せたくない部分?に焦点が置かれて行く。性的な描写もだんだん濃くなってって、あらためてこれは子供用のアニメではあり得ない、と思う。

結局、最終回まで見た。
感想。
最終回の2回前くらいから、話が飛躍し過ぎ。もしかしたら番組制作打ち切りとかで内容をすべて出せなくて省略しすぎたのかもしれないけれど。
でも、心理的には深くて、頷ける部分もあったと思う。ただ、エヴァとの関連とか、ゼーレの目的とか、使徒の目的とか、が、曖昧なままだったのが残念。

娘曰く、映画ではそれが少し改名される、と。
次は映画を見る予定。やったー。でもいつになるやら?夫不在の夜を狙うか。




今日は夕方に義両親がやってくる。何を作るか悩んだが、ミートローフに決定。夫は(たぶん)仕事、娘はバイト。

午前中、娘と階下を少し片付ける予定。あと、夫と買いものへ出かける予定でもある、もし彼が覚えているならば。





#日記 #犬日記

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B

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9月16日







Bのことをちゃんと書いておこう。


Bは9月9日に亡くなった。


その日、近所にある獣医さんに午後4時45分の予約を入れていた。朝、夫が電話で相談し、その時間となった。実はわたし、密かに、午後一番に診て貰えるかもしれないと期待していたので、夕方の、かなり遅い時間の予約に、ちょっと驚いた。が、だからと言って、早急に診てください、と頼むような状況ではないこともどこかで知っていた。

娘には、確かその前日だったと思う、獣医に連れて行くこと、そして、彼女自身の気持ちを聞いておきたいという話をしていた。「あなたの気持ちを抜きにして、わたしとダディとで決めても良いのか、それともあなた自身がどうしたいのか、それを聞いたからって約束できるかどうかはわからないけれど」というような内容だったと思う。そのとき彼女は、「もうちょっと時間が欲しい」と言っていた。「もう少し待って、Bが回復するかもしれないし・・・」というようなことだった。

Bが食べなくなってから、3日目だった。tramadolの副作用かもしれないから、と、薬を止めてからもしかしたら食欲が出てくるかもしれない、とまだ希望を持っていた。その朝も、もしかしたら・・という望みで、フードをあげようとしたが、Bは顔をそむけてしまった。それでも水は飲んでくれていた。水を飲めるのなら・・と、やはり希望を持ち続けた。

夫はなかなか彼自身の本当の気持ちを打ち明けてくれなかった。「もう駄目だってことなんだろう」と言ったり、「もう少し待ったらお腹の具合いも良くなるかもしれない」と言ったり。あぁそうか・・本当の気持ちなんてもの、まだわかってなかったのかもしれない。それはそうだ、わたしも、娘も。


その日の午後、娘は学校へ行くのを躊躇っていた。バイトから帰って来た後、わたしと夫が留守にしている間、彼女はBの傍にいてくれた。そしてバトンタッチで学校へ行くという時間。なかなかその準備を始めない。Bと一緒に獣医さんに行きたいと思っていたのだろう。


「学校、行かないと・・」と、声をかけた。3時過ぎのことだった。娘は厳しい顔で、「でも、、、」と言って言葉を濁す。わたしも、なんて言ってあげたら良いのかわからない。すると夫が切り出した。「大丈夫、Bは連れて帰ってくるから」
それを聞いて、わたし自身いきなり明るくなってしまった。「ほら!ダディがああ言ってる。そう、Bは連れ帰ってくるから。約束する。今日、どうこう、ってことは、ないから!どうにか良い薬があるかもしれない、注射して貰うことだって出来るかもしれない。だから!」
それでも娘は、渋々と出かけて行った。出かけしなに、学校から直接獣医さんのところへ来るように、と伝えた。予約時間と彼女の講義の終了する時間が同じだった。学校から直接来れば、ものの15分もかからない。


時間が迫ってくるにつれ、気持ちが落ち着かない。Bは相変わらず、ぐったりとクッションに横たわっている。B、B、B、どうしたら良い、、、
何度か彼に言った、「もう行っていいよ」を思い返す。あんなこと、言わなきゃ良かった、と、後悔する。でも、「行かないで」なんて言えない。こんなに苦しそうじゃないか。こんなに頑張ってるじゃないか。これ以上、どう頑張れというのだ。


その朝、Bはloose stoolで、綺麗にするのが大変だった。いや、手間や時間がかかるのはどうってことない。ただ、B自身に酷い苦痛を与えてしまうことが辛かった。何度か向きを換え、手の届く範囲で出来る限り綺麗にする、その繰り返しで、ようやくさっぱりした。が、Bの躯を支える度に、彼の削げ落ちた肉の、骨と皮だけの躯に、胸が痛んだ。苦しいだろうに、何も言わず(言えず)、ただわたしに身を任せるしかないB。ごめんね、ごめんね、と繰り返しながら、彼を綺麗にした。獣医さんに行くからね、汚れたままじゃいやだよね、と言いながら。そして、最後に、お尻の辺りの毛を短く刈り揃えた。立派なBの毛を、最後の最期に。


Pの写真を、Bの顔のすぐ近く、クッションの下へ少し差し込むような形で置いておいたのは、Bを綺麗にした後だった。ほら、Pが一緒にいるからね、とBに声をかけて。そして、心の中で、ちゃんと良いようにしてね、Pちゃん、と祈った。わかっているのでしょう、Pは、ちゃんと、そのときがわかっているのでしょう。だから、Bの良いように、Pが迎えに来るんだよ、そう祈った。


4時35分、ガレージのドアを開けて村野さんのエンジンをかけ、車内を冷やし始めた。まだまだ暑い日だった。それからD&Cをわたしたちのベッドルームへと連れて行った。Bを運び入れるときに、彼らがまとわりついてしまうのを避けたかった。というよりも、Bを運んで行く様子を、彼らに見せたくなかった。ここまで弱々しくなってしまったBを見せたくなかった。
が、今になって、あのとき、きちんとお別れさせなかったことが悔やまれる。もしかしたら、D&Cは気付いていたかもしれない。Dは特に、Bのことを慕っていたので、何かわかっていたような仕草も見られた。なのに、挨拶させる機会を設けなかったことが悔やまれる。でも、正直、そんな余裕はなかった。それに、Bを連れて帰ってくるつもりでもいた。心のどこかで、それも期待していたのだ。


4時44分、予約時間ギリギリに家を出た。獣医さんは歩いても行ける距離ではあるのだが、わたしも夫も、予約時間より早めに行こうという気にはなれなかったのだと思う。到着したのは、4時47分頃。夫がクッションごとBを抱きかかえて。


アシスタントの女性が優しく迎え入れてくれた。オフィス近くの診察室に案内され、Bはそこへ横たわった。sweetieと、彼女はBに声をかけていた。それだけで、ありがたかった。Bのことを丁寧に診てくれるんだ、と思えた。
獣医さんが来て、Bを診始めた頃に娘が入って来た。あぁ良かった、もう着いたんだね。これでもう大丈夫、と思った。家族みんな一緒だ。Bも嬉しかっただろう。きっとそうに違いない。


もしかしたら、わたしも、娘も、そして夫も、みんなそれぞれ、心のどこかで、こうなることがわかっていたのかもしれない。
獣医さんは、厳しい顔だった。そして、決断するのはわたしたちだと言った。


Bのお腹に腫瘍が触れる、ということだった。しかも、かなりの大きさだと言う。「以前の獣医からこのことは?」と訊かれた。いえ、何も。もしかしたら彼は知っていて、ただわたしたちに言わなかっただけかもしれない、と伝えた。それもあり得ると思ったし、そんなこと、どうでも良いと思った。
腫瘍のことは、わたし自身、薄々と感じていた。ただ、腫瘍があるからと言って、治療することはなかっただろう。この歳だもの、腫瘍があったって、おかしくはない。今まで言われなかったことのほうが驚きだ。Dr.Pは、知っていながら言わなかったのか、それとも。


獣医の話によると、その腫瘍がまわりの組織に浸潤し、そしてなんらかの出血を起こしている可能性が高い、と言う。血尿も、今朝の下痢も、その影響だろう。もちろん、出血していない可能性もないとは言えない。スペシャリストを紹介し、そこで精密検査をすることも出来る。しかしこの歳では手術は耐えられないだろう。が、そういう選択も出来る、もしも「わたしたちが」望むのなら。


わたしは首を振った。検査など、必要ない。これ以上の苦痛をBに与えることなどしたくない。手術なんてもっての他だ。わたしの望みはひとつ。Bのcomfort・・彼がゆっくりと休めること。でも、それは「永遠の」comfortになってしまうのかもしれない、、Bと今、お別れしなければならないのかもしれない、、、

横たわっているBは、まだ温かく、そして息をしている。苦しいだろうに、しっかりと息をしている。そんなBの呼吸を止めるのか?わたしたちの意志で?わたしたちの決意で?


簡単には出せない答えだった。楽にしてあげたい、という気持ちと、別れたくない、手放したくない、という気持ちと。

獣医さんは、わたしたちの様子を見て、家族でじっくり話し合ってください、と席をはずしてくれた。彼女が部屋を出てから、わたしたちは、ぽつりぽつりと言葉を出し合った。それぞれが苦しい、それぞれが悲しい。でも、それぞれが考えなければならない。それぞれが、決めなくてはならない。


すべてが終わった夜、娘は言った。
彼女の好きなTV番組で、某mediumが言ったという言葉。"When you feel something, that is what the spirit tells you.There is no such thing as coincidences."
娘はあのとき、わたしたちに言った、特に、ダディに向かって言った。わたしたちが留守のとき、Bと一緒にいたその時間、Bは確かに娘に言ったのだと言う。Bは、逝く準備が出来たのだ、そうしていいよ、と、娘に言った。


わたしはどうだろう、と思った。わたしは、彼がわたしに言う前に、わたしから彼に言ってしまったかもしれない。「もういいよ、闘わなくていいよ、Pのところへ行きなさい、安心して、行きなさい」

長い夜が幾晩か続いた。Bは夜になると不穏になり、その姿を目の当たりにするわたしは辛かった。Bはこんな夜を過ごすべきではない、と思えた。もういいよ、と言いたかった。だがそれはBのためか?それともわたしのため?
そんな問いが幾度かあった。そして、答えが出せないでいた。
そんなわたしに、娘から聞いた、あのmediumの言葉、わたしが「感じた」何かというのは、そのスピリットがわたしに伝えようとしていること。
やっと決心がついた感じだった。それでいい、と思えた。この決断の重みを、抱きかかえて生きることくらい、Bの苦痛に比べれば、、、と思えた。


一番、決断できないでいたのは夫だった。わたしと娘の決心を聞いてからも、「明日、Bの大好きなところへ連れて行けないだろうか、公園とか、どこか、外へ」そんなことを繰り返していた。彼の気持ちも痛いほどにわかった。彼にしてみれば、永遠の息子。楽しいときも苦しいときも悲しみ、淋しさ、辛さ、すべてを一緒に過ごして来た、わたしたちと別居していたときにもともにいた、永遠の同志、だ。

それでも、夫もついに決心した。これでいい、そうしよう、と言ってくれた。娘から、「これは多数決で決めることじゃない、unanimousでなくちゃならない」と。



獣医は、今の方法というのはなるべく苦痛を与えぬよう前投薬がある、と言う。麻酔のようなもので、深い眠りへと導いてから、その処置を行うのだそう。「だから、この注射では痛みも何も感じず、だんだん眠くなり、眠ってしまいます」

Bにその注射が打たれ、獣医はまた席をはずした。わたしたちは悲しみに打ちひしがれつつ、Bの躯を撫でながら、Bに声をかけた。ありがとう、Bはとても立派な犬だったよ、最高の犬だ、Pが迎えに来るよ、一緒に行くんだよ、わたしたちのことは心配しないでね、B、ありがとう、B、ずっと一緒にいてくれて、ありがとう。


放心したように椅子に腰掛けていた夫に、あなたも声をかけてよ、と言うと、彼は「もうBは眠ってて僕らの声なんか聞こえない」と言うので、Bのスピリットはすべてを見て聞いているのよ!と、叱咤した。すると彼は立ち上がり、Bの頭を撫でながら、Bの大好きな、夫作詞作曲の、あの歌を謳った。Bがパピィだった頃、いきなりBに謳い出した、あの歌だ。B、B、良かったね、大好きなダディの、あの歌!!Bのために作った、最高の歌!!


獣医は2回戻って来て、Bの眠りの様子をはかり、まだ浅いと言っては退室した。そして、とうとう、そのときが来て、注射をした。
が、Bの血圧は相当、低かったのだろう、血管が出て来ず、彼女は何度かやり直した。挿入してからの、血液の逆流がなかったからだ。痛みはもうないとは言え、何度も刺されるのを見るのは耐え難かった。終わりの終わりまで、、、と辛かった。
そして、とうとう注射を終えた後・・・He's gone...わたしはそうつぶやいた。が、獣医は心臓の音を聴診器で確認、「彼の心臓は本当に、強い」と言っていた。あぁ、、、、、B、ごめん、、、、
そして、やっと、獣医が言った。1分半以上、ずっと心音の確認が取れなかったので、これで。そして彼女は、また退室していった。

わたしたちは、それぞれに、Bとのお別れをした。アシスタントの計らいで、Bの毛を少し切って分けて貰った。一緒に火葬して貰う何かを持って来ていなかったことを悔やんだ。出かけしなに、ふと思ったのだが、あのときは連れて帰るつもりでいたし、そういう準備をして行くのが躊躇われたのだった。Bの好きだったテニスボールを取りに帰ると夫に言ったのだが、夫は「もういいから」と聞かなかった。家族一緒に、みんなで見送れたのだから、良いよ、と。


獣医が心音の確認をしたときに、時間を確かめた。5時43分。この時刻を忘れない、と思った。Bを送った、時刻。


予約の時間から1時間弱のことだった。

こうして、BはPの元へと旅立って行った。








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