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ロマンスカー

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01/27/2020







1月最終週。
休校が重なったせいもあるが、なんてスピード。


そう言えばあけがたにヘンテコな夢を見た。
久しぶりにロマンスカーに乗った。


 ・・・


座席指定がされているのだがわたしの席には家族連れの人たちがいて赤ちゃんを抱いた女性の荷物と思われるものが置かれている。
なんとなく声をかけそびれて、そのまま立っていた。

列車が動き出すと子供達が わあー速い速い!! と大騒ぎした。若い男女のカップルも「さすがにスピードが違う!」と驚きの声をあげていた。そらそうでしょう、と、なんだか誇らしい気持ちになった。自分のものでもないのに。


しばらくして列車が停車した。
ドヤドヤと皆が荷物を担ぎながら車外へ急ぐ。車内アナウンスでは、乗り換えがどうたら、と言っていた。最終地の箱根湯本まで直行で行くものと思っていたのだが、どうも違うらしい。乗り間違えたのかな、だから席がなかったのか?と思う。とにかくわたしも他の人に混じって車外へと出た。


降り立ったところはホームらしきものとはまるで違う。駅でもないようだ。と、その時ようやく、あーだった、ここからは徒歩で乗り換えだった、と思い出す。
ショルダーバッグひとつで良かった、と思いながら岩山を登る。それにしても子供達にはここは無理だな。

眼下は海岸が広がっていて、浅瀬のところにラクダが2頭いた。ヘェ〜!!と驚く。ラクダのすぐ近くに、男性らしき人が浅瀬で何かを洗っているようだった。
もう少し行くと、今度は馬が何頭かいた。こちらも人間がすご近くにいる。他にもところどころ、カバのようなサイのような・・?
後方にいた女性が「すごいよね」と話しかけてきた。「もうすぐそこまで来てるけど、これって運賃から差し引いて欲しいくらい!」と笑う。わたしはそんなこと考えたことなかった、と思い、頭の良い人だなぁと感心する。そして、「さっきのラクダ、見た?すごいね!ここまでラクダが来るようになったんだね!前はそんなことなかったよね!」と興奮して言った。その女性はクスッと笑って、「そうかな?」えっ?最近はそうなの?自分が知らなかっただけか?


岩山を登り切ると小高いおかのようなところに出て、細い道があった。何人かが先を歩いている。その向こうには駅があり、ロマンスカーは既にそこにいた。てか、ロマンスカーじゃなかったのかな???箱根に行きたいんだけど、、、、

誰かの「鎌倉も最近は・・・」という声が聞こえて来た。鎌倉か〜!!そっか、ロマンスカーは鎌倉には行かないぞ。あ、でも海岸線を伝って来たんだけど、鎌倉って・・・・?


列車に乗り込むと、さっきと同じような家族連れがいた。あれ?どうやって来たんだ?と不思議に思う。相変わらず、わたしの席には荷物が置かれている。
さっきまで岩山を登ったりして来て、結構疲れた。できれば座りたい。わたしの隣には初老の男性が立っている。わたしは窓際に折りたたまれているシート2席を見つけ、あれを引き出そうかな、そうしてこの人と一緒にあそこに座ろうかな、と思う。

ロマンスカーは音もなく、走り出した。












#ユメモ #日記

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ショートカット

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01/14/2020







引っ越しした。
今度の家は辺境の土地のよう。家のすぐ近くに森がある。というか、森の中に家がある。

義母が彼女の犬Hを「じゃ、しばらく預かってね」と言って帰って行く。え?そんな話、聞いてなかったんだけど、、、。

古いがとても大きな家。ところどころ改修すればなかなか良い住処になりそうだ。
と、どこからか知らない連中がドヤドヤとやって来た。15人くらいはいる。老弱男女、見た目もバラバラ。パンク風な格好の人もいれば作業服姿のおじさんがた、小洒落たおばさまがた。一体何事かとこちらが驚いているのにも関わらず、彼らは使えそうな部屋を占領し、宴の準備を始めた。夫は遠くでその中の誰かと話をしている。近所(近所なんてものなさそうだが)の人たちなのか?それとも夫の知り合いか?

夫に訊くと、夫の友人の知り合いで、どこからかわたしたちの入居を知り、歓迎会をしてくれるのだと言う。いやいやいや、歓迎会というよりただの飲み会でしょう。

人見知りなわたしは挨拶こそすれど、何をどう話したら良いのかわからない。なんで人の家に勝手に来てこんな陽気に飲み食い出来るのだ?と、不思議な気持ちにすらなった。

で?どこから来たの?
ショートカットの若い女性に声をかけられた。地名を言ったって知らないだろうなぁ、、と思いつつ、答えると、今度は「チガウ、ニホンノドコカラ?」と言ってくる。え?日本語喋るの?と、びっくり。変なイントネーションもない。でももう長いこと使ってないから、と言う。なんでここに?と聞きかけて、辞めた。なんとなく。

しばらくして、年長の男性が(かなり酔っている)場所を移動するぞ!とか言い出して、皆がそれに賛同する。あぁ良かった・・・と安堵していると、主役も一緒に!などと言われて連れ出された。嫌だ嫌だ嫌だ、行かなくても良いよね?そうシグナルを夫に送るのだが、夫はしょうがないだろ、という顔で返事をする。えええええ、、、、

幌のついた古いトラックの荷車に何人かと一緒に乗り込まされた。もうどこをどう走っているのかもわからない。ほどなくして、会場?に着いたらしい。皆、飛び降り、そのビルの中へと入った。

そこは街中で、我が家からそう遠くないところにこんな都市があったのか、と驚く。でもなんとなく廃れた印象。あまり良い場所ではないのかもしれない。なんでこんなところに引っ越すことになったんだろう、と、今になって少し後悔する。

大きなホール一体がバーのようなカジノのような、そういうところに人々は散らばり、もう誰が参加者なのかなんなのかわからない。しかも夫ともはぐれてしまった。どこにもいない。携帯も使えない。知っている人もいない。だんだん心細くなる。

と、さっきのショートカットの子と目が合った。「あの!帰りたいんだけど、どうやったら良い?」思い切って訊いてみた。彼女は肩をすぼませ、後でね、と言う。どうやらこれから仕事らしい。

どうしよう、、、犬たちのことも心配だ。泣きたくなる。とりあえず外へ出ようとするが、ビルの中は迷路のようでどうやったら階下へいけるのかもわからない。


・・・続き・・・


ホールでサーバーをしているらしき、若い男の子に声をかけた。まだ少年のような子だったので、話しかけやすかったのかもしれない。彼は、英語があまり得意でないようだ、どこかの国の言葉をまじえながら、多分ここから出るのは難しいよ、というようなことを言っている(或いは、教えるのが難しい、ということなのかもしれない)。ガッカリだ。夫も見つからない。もうどうすれば良いのかわからない。

とにかく下へ降りないことには外へ出ることすら出来ない。盲滅法に歩き回っていると、回廊に出た。見ると、天井は大きな吹き抜けになっていて、とてつもなく広いホールが下に見える。降りるところ降りるところ・・と呟きながら見渡すと、回廊の柵の一部に積み木のようなオブジェが掛かっていて、よく見るとそれは下まで続いているようだ。よし、これはもうあれに乗っていくしかない。

下を見ると怖くなるかなと思ったが、積み木(?)は無造作に積み上げられていて、案外、下はよく見えなかった。おかげで目がくらむこともない。が、何個か渡っていくと、さっきのサーバーの子がわたしを見つけて大きな声を出したモンだから驚いてしまって、おおおおおお、、、、、バランスを崩してしまった。と、下の様子が目に飛び込んで来て思わず眩暈がする。

突然、腕を誰かに捕まれた。「何してるのよ!!」見るとさっきのショートカットの子だ。無理やり回廊へと引き戻され、仕事が終わるまで待ってくれれば、と言う。え、いいの?ホッとしてお礼を言おうとして、彼女の服装が変わっていることに気づいた。スパンコールのとても短いドレスを着ている。肩ひもなんか糸で出来ているのかと思うくらいに細い。

わかるでしょう、仕事を休むわけにはいかないのよ。
そう言って、彼女は少しだけ笑って見せた。それから、「終わるのは遅いけれど一緒に帰ろう。」と言った。


わかった。ありがとう。
そう答えながら、一緒に帰ろう、、、帰ろう、、、あれ?帰る?一緒に?あれ?もしかして彼女はわたしと一緒に暮らすつもりなのかな?と、なぜかそんなことを思い、少し不安になった。でも、彼女しか頼る人はいないのだから、とりあえずは大人しくここで待とう。
夫はもう家に帰ったのだろうか。犬たちは大丈夫だろうか。あの家、どうやって変えようかな、、、、あ、彼女はどこに眠るんだろ?






・・・


見たことのないショートカットの子。よーく見ると少しアジアの血が入っているのかもしれない、と思う。誰なんだろう?「本心」に出てくる三好さん?

目覚めた時、ものすごく疲れた。










#ユメモ #日記

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月旅行

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12/25/2019








「おめでとうございます。あなたは次回の月旅行当選者に選ばれました!」

こういったものはメールで届くものなのか?驚くよりも不審に思う気持ちの方が強かった。が、そのニュースは思った以上に速いスピードで周囲に拡がっていた。というのも、職場へ行くと同僚だけではなく上司からも「おめでとう!やったな!」とか声をかけられまくったのだ。はて、これはホントの本当、現実に起こっていることなのか?

しばらくして、もう一人の当選者についてのニュースも聞こえてきた。今回当選したのはふたりで、そのうちのひとりがわたしだった。

月に行く?どうやって???

それは民間のロケット会社がキャンペーンとして一般の人たちから応募を募り、月旅行をプレゼントするというものだった。そう言えば、軽い気持ちで応募した気がする。いや、したわ、した!いつかきっと月に行きたい、ってずっと前から思っていたし。今の世の中、宇宙飛行士でなくても宇宙へ行けるようになったとも聞いていた。そうだ、そうだった。健康面ではこの年齢においてはほぼ問題ない。虫垂も既に切除されている。虫歯はない。服用中の薬もない。確か大気圏突破のGも今のロケットではかなり緩衝され、人体にかかる圧は大昔のそれとは桁違いだと聞いた。そうだ、行けるんだ。行こうと思えば行けるんだった!だから応募したんだった。


だんだん浮ついた気持ちになってきた。今こうして普通に仕事してていいの?とも思い始めた。月へ行くんだもの、今から準備をしなきゃ。でも何を?

そうだ、姉たちに伝えなくちゃ。びっくりするだろうなぁ。羨ましがるかなぁ。もう一人の当選者にもメールしなくっちゃ。一緒に月に行く仲間だものね。そうだ、休暇はどれくらい貰えば良いのだろう?休ませてくれるかな。もし駄目なら一旦退職か。まぁそれも致し方ないか。


この月旅行では月面に立つことはできない。ただ月に行って地球に戻るだけの周遊だ。それでも全然良いよ!!どれくらい月に近づけるんだろう。ロケット自体は月面に降りるんだっけ?そこんところもちゃんと調べておかなくては。。。



 ・・・

娘も夫も犬たちも登場しなかった、、、、
わたしの思考回路は一体どうなっているのやら。








#ユメモ

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ネム

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12/07/2019







昨夜Dに何度か起こされ、今朝は土曜日ということもあって、いつもより遅く起きた。
Dは1日24時間のうち20時間は寝ているのではないだろか。昨日は5時過ぎに散歩から帰って来た後、それこそ死んだように寝てた。Main bathroomの近くでそばを通ってもまったく気にせずこんこんと眠っていて、わたしがベッドへ行く時も(10時過ぎ)ぐっすりだったのだが、あまりにも長時間になってしまうので身体を触って起こして外へ連れて行った。思うにそれがマズかったのか?その後、12時半、2時、5時半、と起こされた。なんてこった。どのみち起こされるのならあの時わざわざトイレへ連れて行くんじゃなかった。Dはたまにそういうことがある。シニア犬特有のものなのかD特有なのか?夜間不穏。認知障害の老人と同じだ。


昨日(6日)は友人の誕生日だった。彼女とは15年以上前にネットを通じて知り合った。わたしよりひとまわり以上、歳上。確かエンピツ日記で知り合ったのだと思う。なぜか彼女の誕生日は忘れることなくメッセージを送っている。不思議だ。指折り数えて待っているわけでもないのに、近くなると思い出すのだ。

そういうわけで今年も彼女にメッセージを送った。実を言うと、このところ彼女のInstagramが更新されていなくて、高齢の愛犬を亡くしたのではないだろか、、、と心配だった。
しばらくして彼女から返信が来たのだが、書き始めの「実は少し前にメールしようと思っていました・・・」というのが携帯画面に出ていて、開けるのを躊躇った。
でも彼女も彼女の愛犬もまぁまぁ元気で、ほっと安堵。少し前に愛犬のほうではなく、彼女自身が調子を崩したということが書かれていた。驚いたことに、その時、夢の中でわたしと会ったのだと言う。電車の中で色々と話をしたのだそう。
そして、何年か前にもそんなことがあり(その時のわたしは彼女にクリスマスソングを歌ってあげたのだとか)、その時もまた彼女の体調が良くなかったらしい。それでわたしが弱った彼女を助けてくれているのだと感じた、と、お礼の言葉が書かれていた。


不思議なことがあるものだ。
わたしはちょうど昨日、(もちろん彼女のことではないのだが)久しぶりに夢の話をユメモとして書いた。彼女からのメッセージはその後に読んだので、不思議な偶然だなぁと思った。
そういえば今朝読んだ清水みっちゃんのブログにも夢の記事があり、自身が男性になっていたというそのユメモを面白おかしく、そして非常に共感しながら読んだ。
夢の中で、今まで会ったこともない人やら見たこともない人、架空の人物に会ったり、自分がその人物になり変わっていたり、というのがたまにあり、また、過去だったり未来だったり日本じゃなかったりアニメの世界だったり、というのもあるしで、夢は本当に奥深い。人間の脳が作り出す「夢」というものは実は実在する魂(意識?)の冒険なのかもしれない。眠っている人間(動物もかも?)の意識はわたしたちの今いる次元とは別の世界で繋がっていて、色々な冒険を一緒にしているのかもしれない。
って、これはユング理論の受け売りかも?







#ユメモ #日記 #犬日記

ワオ!と言っているユーザー

スライム

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12/06/2019








毎朝読んでいるブログと新聞連載の小説はどちらも「母」の話だ。
と言っても、もちろん「母」だけの話ではなく、彼の暮らしの色々や仕事の問題や友人(知人)との人間関係やら色々なことがあって、でもその底には「母」との関係、想いのようなものが絶えずある。
という共通点に、最近あらためて気付いた。そのおかげで、自分もまた母のことを思い出したりしている。



 ・・・



友人は電気を常に生産(?)出来る体質で、何かの陰謀に巻き込まれているらしい。フェリーに乗って追っ手から逃れようとしているのを手助けすることになってしまった。本当はこんなことに顔を突っ込みたくはなかったのだが、彼はとても良い人だから放っておけない。

軍人が持つような大きな長い袋を肩に担いでフェリー乗り場に来ている。出港間際まで待ったのち、彼は人々の目を盗んでシュッとスライム状態になり、それから1本の線になって、紐で閉じられてはいるが僅かに空いている袋の口の中へ入っていった。その後わたしは何を言われるまでもなく、その袋をフェリーの船底に続くデッキの上を滑らせた。そして、「何あれ?なんか燃えてる???」と大きな声を出し、それは彼が電気を発生させておいたのか、もくもくと白煙が上がっている場所を指差した。人々は皆、なんだなんだ、と大騒ぎになり、わたしはその隙を狙ってフェリーへ続くデッキの上を滑るように進んだ。


フェリーの乗組員たちは彼の友人らしい。わたしと彼を案内しながら「いつも電気を供給してくれているからねぇ〜!むげには出来んよ!!」と言って、ワッハッハ!と豪快に笑った。友人は、島に着いたら何をしようか、と話し始め、わたしはジャケットを持って来なかったことに気付き、それが悔やまれて仕方がない。島の海風をシャットするためには最適のあのジャケット。あああ、なんで忘れてしまったのか、、、。

友人は潮風に吹かれながらニコニコしていた。わたしは島で買い物できるところなんてあるのだろうか、とそればかり考えている。



 ・・・


「友人」はスライムの彼だった。アニメと実写が入り混じった夢、、、、。






#ユメモ #日記

ワオ!と言っているユーザー

能力のない者

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10/19/2019







昨年の今頃はどんな感じで過ごしていたんかなとこの日記を遡って見てみたのだが、なんてことはない、去年は絶賛サボり中で7/19/2018の次は12/28/2018だった。よって、あの時の記録もなかった。


あの時、というのは、昨年、同僚Kの孫息子が不慮の事故で亡くなったことだ。あの日、ランチ servingが始まってしばらくしてからだと思う、KはJに呼び出され、泣き崩れるようにして出て行った。Jも泣いていた。何があったのか最初は誰もわからなかったし、確認する時間もなかった。

後になって、わたしの隣のレジを担当するAから、Kの孫娘が亡くなったらしい、と聞かされ、「まさか、、、」と足が震えた。結局それは誤報で、亡くなったのは生まれたばかり(4ヶ月だったろうか)の孫息子だった。どちらにしても酷い知らせに変わりはないのだが、、、



昨日、休憩中にJに呼ばれたKは泣きながら出て行った。
わたしたちは皆、何があったんだ・・・とザワザワしたが、誰かがL(Kの亡くなった孫息子)の誕生日だか命日だかだ、と話していた。Kは今でもLの話になるとすぐに涙ぐむ。
そのまま帰るのかと思ったが、気丈にもKは仕事に戻ってきた。そういう時わたしは、彼女を慰める良い言葉を知らない。なので、Kをhugし、自分にできることがあれば何でも言って欲しい、無理をしないで。とだけ言った。Kはわたしを強く抱きしめ、ありがとう、と言った。Lの誕生日なのか命日なのかは聞かなかった。多分、誕生日だったのだと思う。

帰りしな、Kにもう一度hugし、Take care! と言うと、今日は仕事帰りにそのままお墓に行って、家族皆が集まってLのために風船を飛ばすのだと言っていた。そして明日(つまり今日)は、どこかでLを偲ぶイベントを行うらしい。


幼い我が子を失うってどんな気持ちなのだろう、見当もつかない。
が、そんなことをぼんやり考えていたのだろう、昨夜見た夢にまだ幼い頃の娘が登場した。娘は6歳くらいだった。


わたしたちは大きな教会を借りて、そこを日本語学校として使っていた。わたしは講師として働いている。

その朝、「選ばれた者」たちは付いて来るように、というアナウンスが入った。外は長く続いた豪雨の後で、教会の近くを流れる川は氾濫寸前だった。
娘は「選ばれた者」のひとりだった。わたしは違う。違ったのだが、娘と一緒に行った、娘を守るために。

呼び出した人は笑みを浮かべた顔に冷たい眼光を光らせ、わたしをすぐに見つけた。そして、「あなた、あなたにしましょう、勇気のある者よ。」と言った。

わたしは彼女の前に出て行き、大人しくしていた。多分このままあの川に放り出されるのだろうと思いながら。
彼女は言った。
「能力のないあなたにします。能力のない者、選ばれた者ではない、あなた。」
わたしは、「娘とお別れをさせてください。」と言い、娘のところへ戻った。
娘は、何もわからない顔をして、わたしを見ていた。わたしは娘に、「ここを出よう」と言い、彼女の腕を引いて走った。

教会の窓から、轟々と流れる川が見えた。
どうせ殺されるのなら、最後まで抗ってからにしよう、と、心に決めた。それから、娘を誰か信頼できる人にお願いしなくてはならない。それまでは死ねない、と思って走った。

教会の1階にある広場では、生徒と親たちが集まってフロアに座っていた。
それぞれの教室は使えなくなっていたらしく、どの学年も皆が一堂に会していた。机も椅子もないところで、今日の授業は行えるのか、といった声が聞かれた。それどころではないわたしは、誰か頼りになる人を・・と探していた。その中に、なぜか姉3と、従姉妹のmがいた。姉は風呂敷に包まれた籠を持っていた。何かの差し入れらしかった。
姉の元へ行く直前で、追っ手に捕まった。

「助けてください!わたしは殺されます!誰か、助けてください!」

わたしがそう叫ぶのに、周囲の人たちは気が触れた人を見るかのような目で、まぁまぁまずは落ち着いて、といった顔をしている。
わたしは姉のところへ行かなくては、と思う。追っ手の腕を振り切って、人混みの中を、娘の手を引いて、姉の名を叫びながら走る。わたしのすぐ近くを、親戚のKおじさんが通った。教会では委員をしているような人だ。Kおじさんならわかってくれるかもしれない。でも、その前にまずは姉だ、姉に娘を頼もう。そして、出来ることなら、わたしも皆と一緒に逃げよう、逃げなくてはならない。こんな馬鹿げたことが実行されてなるものか。




・・・

この後、わたしは姉に追いつく前に目が覚めた。








#ユメモ #日記

ワオ!と言っているユーザー

仲裁

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10/14/2019







急遽、母が退院することになったらしい。
我が家ではワラワラとその準備を始めた。
とりあえず母の寝るところを確保しなくてはなるまい。
介護者の動線を考えながら、結局はオモテを片付けることになった。シンショウ(神床と書くのか?)に頭を向けるような形でいっか、と、布団をこしらえた。が、いや待てベッドも来るよね、きっと。と思いながら、でもとりあえず布団を準備。

どやどやとにわかに騒々しくなり、母が兄たちに担がれながらやって来た。母、何やら憤慨している模様。も、そういうのに気付かぬふりをしながら、「お帰りなさい、母ちゃん!」と、明るく迎える。
母は自分の周りの様子を見ながら黙っていたが、その様子は何か文句をつけられることがないかと探しているようにも見えた。


廊下の向こうでは長兄と姉1と3が母ちゃんとYおばさんがどうこう、と話し込んでいる。Yおばさんは母の幼馴染、一番の親友だ。母が島に引っ越して来てからはなかなか会えなくなっていた。そのYおばさんと母が電話で何やらちょっとトラった感じがどうのこうの?よくわからない。が、わたしはわたしで母の身の回りの色々を母の気にいるように、と整理していた。

そこへ姉3がやって来て、「あんたも一緒に行こう」と言う。どこに?Yおばさんのところ。はぁ?けど明日、補習校あるよ、休めんよ。休めるようにしてよ。いやそんな急に簡単には、、、、

と言いつつ、いや待て、補習校はないでしょう。ここは島じゃないか、と思う。
姉3は、誰かに頼むようにして。一緒に行く準備して。と言っている。
わたしは、でも母とYおばさんの仲裁なんて、わたしなんかが行っても無理だと思うんだけど、、、と、なぜか気が進まない。

寝床の母は、黙ったまま、天井をじっと見ていた。






 ・・・

昨夜見た夢。
仕事中にふと思い出し、Yおばさんの具合いが良くないのかな、と気になった。

ちなみに、この夢で目覚めて「あっ」と声をあげたのではない。
この夢は明けがたに見たような気がする。

 




#ユメモ #日記

ワオ!と言っているユーザー

現在過去未来

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8/26/2019






夜中に何度も目が覚めた。
それには思い当たる理由があって、1本の電話なのだけれど、voice messageを聞かずにベッドに入ったせいだと思う。聞いてしまうと思い悩んじゃうかなと思ってのことだったのだが、逆効果だったらしい。おかげでヘンテコな夢を見た。


 ・・・


学齢さまざまな子供たちと一緒にいる。その中でわたしは生徒なのか講師なのか?多分、講師だったのだと思う。が、なんとも講師らしくない。と言うのも、幼い子を相手に幼稚な話題を真剣に言い合っていた。

「あと1箇所を延長できると先端部分が完成するのだが、それが一番の難関だ。」
講師の一人が説明した。生徒たちは皆、口を開けてその帆先を見上げる。高い高いその先はもう見ることが出来ないほどだ。講師は空中に3Dでその帆先を取り付ける作業のイメージを映し出した。なるほど、最後の1箇所さえ出来たら支柱が整合化され、また新たにその先までも行けるということだった。

「あたしがそこへ上ってって取り付ける!」
幼い女の子が大きな声で言った。「そんなこと、無理よ!」わたしは思わずその子に反論した。「出来るモン!」「絶対に無理!あなたが行くくらいならわたしが行きます。」
そんなことを言いながら、母のことを考えていた。母は、高所恐怖症であるにも関わらず、高い高いあの場所の写真を見て、ここに上ってみたいものだと言った。「母ちゃん、それは無理っちば。」「無理っちはわかっとるよ。行きたいな、っち言っとるだけ。」
母があの帆先で横たわって微笑んでいる姿を想像すると、目が眩む。そんなこと、出来るわけないじゃないか。

「だから、わたしが行きます。」
そう宣言したわたしは、ふと、いや待て、これは過去の産物なのだから恐れることは何もないのではないか?と思う。わたしたちは未来からやって来て、この過去の産物の見学に来ているのだ。これは仮想空間なのだから、実際に(実際に?)上って行ったからって、落ちて死んでしまうこともないのだ。

じゃぁあの時の母はどうだったっけ?
もしかして母もそれを知っていたのか?だから行ってみたい、と言ったのか?

そんなことを考えていると、敵襲のサイレンが鳴り響いた。講師たちは生徒たちを誘導し始める。敵?いや違う、時間切れか。
そろそろ帰る時間なのだ。自分たちのもといた時間へ。


・・・

今朝になってvoice messageを聞いた。
「お墓参りをしようと思っています。」

あぁだから母が夢に出て来たのかー。









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ナンセンス

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6/3/2018






母が帰ってきた。
数人の男性陣によって丁寧に運ばれた母は仰向けにあまりにもまっすぐと横たわっていて、その姿勢は明らかにいつもの母とは違うのだが、それでも安らかな表情をしていたのでホッとした。

姉たちは台所で何やら準備をしていた。わたしは母のそばにいた。皆がそれぞれ色々な話をしていたが、わたしはぼんやりと母の顔を見ていた。
ふと、母の腕がかすかに動いた。ような気がした。と、間もなく、母の閉じられた瞼がほんの少しだけ、開いた。そして、ゆっくりと、その目が開かれた。
母ちゃん!!
わたしは思わず声をあげた。
母ちゃん、わかる?家よ、家に帰って来たんだよ!

姉たちもみんなやって来た。
母はしばらくはぼぉーっとしていたが、だんだん目に輝きが戻って来た。

母の頭の下には四角くて硬そうな枕が3つ重ねられていた。わたしはそのうちの一つを外し、「これでどぉ?少し楽?」と、母に聞いた。母は頷き、周りをゆっくりと見渡した。
皆で母の布団を整え、上半身だけを少し起こした。母は皆が集まってユラウのを眺めるのが大好きなのだ。

宴の準備が始まった。
わたしは、そうだ、記念撮影をしなくては!と、思う。
姉たちに頼んで、母とわたしのために飯椀を持って来てもらった。黄色い柄の入った飯椀だ。写真だけだから、中身はなくても良いよね、そんなことを言っていた。お箸も持った方が良いかな?わざとらし過ぎる?

姉が大きめの四角いお盆を持って来た。こっちの方が母ちゃんは楽でしょう、と言う。確かにそうだ。それから姉は、小さくカットされたレタスとコーン粒が混じったものをお盆の上に乗せた。黄色いコーンと薄緑のレタス。それらを飯椀に入れるのはちょっと変かな、と思い、そのままにしておく。でも、これって写真に写るのかしら?

母は、早くしろよ、という顔でわたしたちを見る。そうだ、早くしないと、母が疲れてしまうよ。写真、写真、早く、早く!
母はこんなの馬鹿げているね、と言って笑っていた。わたしも、ホントだよね、と言って笑う。ナンセンスな記念撮影。
でも、母はからからと笑っていた。
わたしたちは母の笑顔が嬉しくて、わはははははーと、笑いあった。








 ・・・

昨日、書いたユメモを書き直した。
消えてしまったやつ。
今回は保存ボタンを押す前に念のためコピーしておく予定。

昨日の朝に見た、とてつもなく変な夢。
母が生き返った夢。

The X-Filesを見てたせいだと思う。
特にLeonard Bettsとかいうエピソードのせい。死んだ筈の息子は生きていた、ってやつだった。癌を患っている人たちを犠牲にして、自分の肉体のコピーを創り出す、という内容。いつもあり得ない内容なのだが、息子を庇おうとする母の描写などは真に迫るものがある。


母の最期を看取れなかったから、こんな夢を見たのかなぁ。とも思ったり。

あと、本当は書き直すつもりもなかったのだが、昨日の朝、姉とSkypeで話して、書くべきかなぁと思い直した。母が消したのかも、と言うと、姉は「うがしちあんにゃちょ」と言った。それを聞いて、ああそうかもしれないな、と思い直した。

母が笑っていたことを伝えると、姉は喜んでいた。「うぐ、じつねぇ活躍じゃや」姉の言葉は最高だ。「いっちゃいっちゃ むじらさんばぁさんじゃ」







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オボクレルハハ

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3/23/2017









湖からNYへ行くツアーに参加することになった。わたし、母、姉1、姉2、姉3に兄1と4も一緒だったと思う。参加者のうちの誰か(アメ人)が、「こんなダサいツアーでNY入りするなんて恥ずかしい!」と冗談っぽく言っていた。
ここはペンシルバニア州の湖らしい。昔からある典型的なツアーなのだそう。

ボートに乗り込むと、それは案外小さな船で、え?こんなんで行っちゃうの?と、拍子抜け。昔、兄2が連れて行ってくれた加計呂麻島への渡し舟程度の大きさ。そこへ乗客がずらずらと乗り込んだ。

ガイドの案内とともに船が出航した。わたしは母と姉1と一緒に座った。水面が近い。深緑色。

と、そのとき。ボートがいきなり弧を描くようにカーブした、と思ったら、母がその動きに体を取られ、なんとそのまま上半身が湖に落ちてしまった。慌てて母を引き上げる。母はどっぷりと湖水の中に入り(母の顔がはっきりと見えた)、ぶくぶくと引き上げられた。姉もわたしも必死だった。

姉が母を介抱している間、わたしはガイドのところへ行って、自分たちだけ降ろしてほしい、と頼んだ。「母が溺れたんです!」
でもガイドは、ツアー中にボートを止めることはできない、目的地まで行ってもらう、と言う。「死にかけたんですよ!」わたしは激昂してしまった。

そうこうしているうちにNYへ着いたらしい。

あ、時間だ、残念。

とりあえずメモ。


ベッド
大型車


ジンくん
空の封筒










#ユメモ

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