「私、プライド高いんだよね…」
夕飯後、いつものようにのんびり過ごしていた時、
子どもがふと、こんなことをつぶやきました。
「(どうしたんだろう?)」
イロイロ訊きたい!知りたい!情報収集がムクムク出そうになりましたが、
まずは、子どもの話を聴こう!気持ちを立て直しました。
私「そうなんだね。どんな時にそう感じる?」
子「うーん…友達に『カワイイ』って言いたいけど、うまく言えなくてさ。
思うことはあっても、なんか恥ずかしいんだよね。」
私「なるほどね。じゃあ、もっと上手に伝えたいなって思ってるのかな?」
子「いや、そういうわけでもないかも。
もしかしたら、そういうことにあんまり興味がないだけかもしれない。」
子「私、もしかして、人を認めたくないのかな…?」
私「そう感じることがあるんだね。
友達を認めている時って、これまでどんな場面だったかな?」
子「そうだな…走るのが早い友達には『すごい!』って思うかな。
自分がその子に勝てないって感じた時とか。」
私「そっか、その『すごい!』って感じる瞬間なんだね。
じゃあ、『認める』って、あなたの言葉でいうと?」
子「え?うーん…そうだなぁ…」
子どもは少し考え込みながら、黙ってしまいました。
でも、その時間も大切!
すぐに答えを出さなくてもいい。
自分のペースで、いつかその問いに向き合ってくれたらそれでOK。
今は、ただその考える時間を見守ることが、私にできることなんだなと感じました。
もしも、以前の私だったら…
「どうして?」
「ちゃんと答えなさい」って言ってしまっていたかもしれません。
怒りっぽい私もまだいるけれど、
子どもの話を聴こう!と、
行動をできる自分に対して、少しずつ成長を感じてもいます。
子どもが自分の言葉で気づきを得るまで、時間がかかっても大丈夫。
きっと、自分のタイミングで、答えを見つけてくれる。
ゆっくりと寄り添っていこうと思っています。
こんな何気ない日常の中の話にも
コーチングスキルを取り入れることで、親子の絆を紡いでいるのを感じます。