<知床の流氷>
3月
24日
著者~ 松本 穂高 さん~ 茨城県立高校教諭
発行所~ 二宮書店
読書感として・松本さんは、凄い人だ・世界30か国以上の国に出かけ体験したことが、詳細に綴られている。
小生は今までも、多くの国に住んだり・旅行した人の書籍を読んできたが・・レベルがまるっきり違う・・
世界に関しては、アジア、ヨーロッパ・アフリカ、アメリカ大陸・オセアニアに分類して35テーマ~ 日本に関しては13テーマ計48テーマ・・
<日本のテーマ>から抜粋・・
36~ 流氷はなぜ押し寄せる!?・・・知床の生態系
今なお原始の姿をとどめている知床半島・・
知床沿岸に広がるオホーツク海は、北半球の中で見られる<」流氷>の南限の海である。
北緯75度をこえるスカンジナビア半島北端でも見られない<流氷>が、北緯45度前後の知床で見られる。
ユーラシア大陸の西岸と東岸で気候が違うことが原因です。
西岸は、大西洋上を。吹いてくtる偏西風の影響で<海洋性>の気候となる。
暖流の北大西洋海流があるため、ヨーロッパは、高い緯度の割には温暖になる。
東岸では、夏に高温で冬に極寒となるシベリアの影響をうけた偏西風が吹いてくるため、気温の年較差が大きい大陸型の気候となる。
したがってヨーロッパより低い緯度の日本で<流氷>が見られる。
37~ <幻の湖>はなぜ出現するの!?・・ 日高山脈の氷河地形
38~ 標高1000mになぜ高山植物がある・・ 佐渡島の自然
39~ 日本に寒帯がある・・ 富士山の気候
40~ 扇央になぜ水田がある・・ 黒部川扇状地の水田開発
次から次に・不思議な自然現象が紹介されている。