<認知症患者への虐待・・>
12月
28日
著者~ 林 田俊弘 (はやしだ としひろ)さん~NPO法人ミニケアホームきみさんち理事長ならびに有限会社自在取締役社長。
林田さんは現在都内で計6か所のグループホームを運営されている。。
タイトルにある<鼻めがね>とは、クリスマスや誕生会などで用いられるパーティーグッズです。
これを認知症のお年寄りに付けさせて、<かわいい〜・・似合ってる〜>などと言って手を叩く。
悪気はなくとも、介護現場でよくみられるこうした習慣が、いつの間にか当然いなって<虐待>へと続くことが多い。
最近<介護現場>の虐待~死亡事故等のニュースを度々耳にする・・
小生の知識では・・過酷な現場でストレスがたまり、その捌け口として、<弱者の患者>に暴力をふ振るってしまう・・と考えていたが
* なぜ認知症の人は虐待を受けやすいのか・・
虐待や虐待に等しい<身体拘束>、不適切な対応。
これらを認知症状態にある方は被りやすい状況にあります。
その主な理由として、
1・ 言動が理解されない・・
2・ できないということが理解されない・・・
3・ 自分の意思を的確に伝えられない>の三つがあげられます。
● 何度も同じ話を繰り返す、何回も同じことを尋ねる
● さっき済ませたにもかかわらず、ご飯を食べていないと訴える
● もう今は存在しない、かつての自宅に<帰る>と言って出ていく
最近小生は、先輩方(予備軍)と話をする機会が多い・
ここまでは、症状がすすんでいないが・・会うたびに同じ話をされる・・現在と過去が混合した話が多い・・
近い将来自分もその組に入りそうなので・・時間に余裕のある時は、話相手になって勉強しています・・
小生は<せっかちの早とちり・典型的な猪武者>ですが・・仕事を離れると・・
昔話や講釈を、聞くのは苦にならない・・
今週図書館から借りてきた書籍は、なぜか<特健・認知症・貧困・>が多い・・
予約していた書籍が、大半ですが・・無意識ながら・・そろそろ怪しくなってきたのかな・・・
一抹の不安がよぎった。
<あとがき>から・・
一度起こしてしまった虐待は、償うのも、挽回するのも本当に難しいことです。
そのことを思い知らされる結末となりました。
私にせめてもの償いができるとしたら、介護を仕事と決めた皆さんに私の経験を正直に伝えることだと思っています。
それによって、虐待をすること、虐待が起きることの怖さに気づいてもらえれば幸いです。
虐待を心から防ぎたいと考え、行動してくれることつながるなら、これほどうれしいことはありません。
それが、これまで虐待を受けた数多の方たちに対する償いであり、この本を書いた理由でもあります。
折り込みチラシの<求人広告>を見ると、圧倒的に<介護職募集>が目につく・・
4K~5Kと言われる・・困難で過酷な現場なのに、<給与や待遇>が、今一ですね・・