<国会でも高尾大雄ニュータウン>
10月
8日
昭和61年4月11日~第104回国会 建設委員会
当時当地から選出されいた<山花貞夫代議士(弁護士)>の発言につながった
* 山花委員
お手元にお配りいたしました高尾陣馬自然公園の右の下のところに大体の配置図を<高尾大雄ニュータウン基本計画>ということで、ちょっとわかりやすく書いてありますが、ちょうど<南浅川インター>を中心といたしまして、この右、左に約二万戸の住宅、ゴルフ場等を建設しようというのがこの計画であります。
思いがけないこの計画が出てきたわけでありますけれども、この圏央道のインターの計画が先にあったのか、二万戸のニュータウンの計画が先にあったのかということについてはだれが考えたってわかるわけでありまして、何もない山の中にこんなものをつくるはずがないわけであります。
後で御説明いたしますけれども、実は圏央道の計画のルート発表と並行して会社がいろいろ買い占めに走ったという状況になっているわけであります。
今大臣から非常に基本的な姿勢をお伺いしましてはっとしたところもあるわけでありますけれども、敵もさる者というか、そういう目をくぐってやるところがしたたかでありまして、実はこういう土地の登記の転売経過などをずっと調べてみたわけです。
既に五十億、百億と言われておりますけれども、登記簿上出ておりますのは、大手企業が五十億円ぐらいの金を出しまして下の会社にずっと買わせているという格好であります。
これだけの土地の大買収をやっている会社ですからさぞや立派な会社だろうと思って電話帳で電話番号を調べてもありません。
電話局に聞いたってありません。
しようがないから、失礼だと思ったけれども私はお訪ねをいたしました。
その本店のあるところにはほかの会社のビルが実はあったわけでありまして、そこに行きまして、受付のお嬢さんにお願いしましたならば・・、実はそういう会社はうちにはございません。
普通はダミーの会社だって、電話の一つに受付が一人、机の一つぐらいあるものですけれども、全く何もない。
こういう会社が何十億、何百億の金をつぎ込んで、土地の買収を行っているというあたりがやはり我々としては不安なわけであります。
まるで漫画の世界みたいのの話だが・・以前はこのスタイルが多かった・・