著者~アグネス・チャン <わたしもぼくも地球人~みんな地球に生きるひと> アグネスさんは、アイドル歌手としてデビュー・・現在は歌手活動の他に<日本ユニセフ協会大使>もされている。 <大使>として東日本大震災後被災地を度々訪問している。 ある避難所のことです。 私はそこにいた子どもたちを順番に抱っこして、みんなで笑って、そして最後に歌を歌って<帰るね>と言ったら <ちょっと待って、おばちゃん>といいます。 <何?>彼女はポケットから小さなお財布を出して、ひっくり返しました。 硬貨がコロンと落ちた。 11円でした。 それを拾って私に渡して <これでみんなを助けて>というんです。 避難所にいて何もないのに自分の全財産を出してまわりの人を助けようという気持ち。 彼女のその気持がうれしくて、抱っこして、涙が止まりませんでした。 親を探すとお母さんがいて <この子の気持ちだから、受け取ってください。役立ててくださいね>と言います。 私は泣きながら、その11円を預かりました。 そのとき、こんな子どももいるのだから、きっと東北は立ち直れると信じることができました。 鉄仮面と言われる小生も柄にもなく<うるっと・・>きました。 彼女は被災地にも度々訪問して、復興に協力されています。 アグネスさんは、偏見の塊・芸能村で <歯に衣を着せない大胆な発言>等を批判されて、度々話題になります。 多忙の中、大変努力して <トロント大学を卒業~スタンフォード大学博士課程修了の教育学博士>の才媛です。 今後も健康に留意して、活躍されるよう陰ながら応援しています。