不動産業界で49年目の私が<初年兵>の頃に収集した資料を振り返ってみています。 <マンションの財産価値> 最近におけるマンションの1年間の建設戸数は東京・大阪などを中心に14000戸に及び、過去12年間の建設戸数に匹敵するといわれている。(第1次マンションブーム) 20年~30年後の将来における <経済価値>に対して疑問を抱きながらも、ビジネスマンとして日々の活動のために、快適で職場に近接した <いこいの場所>を、求めたい気持ちから、マンションに魅力をが集中してきた感がある。 物理的には60年以上持つはずの鉄筋コンクリート造りのアパートも <設計・デザイン・建築材料の進歩>のために近隣環境にマッチせず <機能価値の低下~経済的価値>の面からみても30年余りで <耐用年数>の到来となる。 マンションに永住するといったケースは、まず予想されないだけに10数年後には、償却する事例が増えるだろう。 いわゆる<中古マンション>の流通についても研究してもらいたいものである。 中古マンションの経済価値、言い換えれば<市場価値の判定>といった点についての理論的な研究も必要となることだろう。 40年代前半では、新築マンションの販売は中堅デベロッパー(秀和・黒川建設・宮廷)が、主で大手のデベロッパーやゼネコンは進出していない。 流通最大の <三井リハウス>が、スタートしたのは45年?と記憶している 地場の有力業者と提携し<○○住販>の看板が東京地区で、展開された。 地元の零細業者の団体が <進出反対運動>をして大騒ぎになった。 改めてこの <記事>を読み返すと、40数年前に記事を書いた <敏腕記者の鋭い眼力>に、敬意を評します。