昨今は<少子化>と騒がれていますが、昭和40年代前半では<一人っ子の家庭>は少なく~<独身貴族>も少なかった。 <北関東に100万都市の開発計画> <首都圏整備委員会>では <北関東の再開発構想>を、練っていたが44年度の予算がついたので、4月から北関東3県に委託して大規模都市実現のための基礎調査を始める計画です。 首都圏から100キロ圏に、複合的機能を持つ~人口100万人程度の大規模都市を形成、首都の過密人口の分散を図る。 この地域を拠点にして大規模工業開発を計るという構想が各県から持ち上がってきた。 これとは別に北関東の開発を進めようとする、茨城・栃木・群馬・山梨四4県と学識経験者と自民党の研究会からなる<広域都市開発研究会>は、<首都圏新大規模都市建設基本構想>を打ち出し政府に実現を強く働きかけている。 構想は100キロ圏各県の 水戸・日立(茨城)~ 宇都宮(栃木)~ 那須(栃木)~ 大田(群馬)~ 赤城・榛名(群馬)~ 甲府(山梨)の六地区に、昭和60年までに人口50万~150万人の大規模都市を建設し、既存の人口を含めて約550万人を、この六つの地区で吸収しようというもの。 住宅団地~工業団地~研究学園都市~レクレーション施設等を整備する計画でいる。 これらの都市と首都は四本の高速鉄道と高速道路で結ばれる。 茨城の鹿島港付近から四県を横断して駿河湾に通ずる<新関東環状道路>の建設整備も推進する。 大胆で理想的な構想でしたが40数年経過した今日、実現したのは<水戸~高崎を結ぶ北関東横断自動車道路>位です。 特に山梨県は東京都に隣接しているのに取り残され、達成されたのは<中央自動車道>のみ??全県でも人口は100万人に届かない。 <首都圏一極集中>の弊害です。 <首都直下地震>が心配される昨今 <政府>も <首都移転>を、本気に考える時期だと考えます。