<スイカの嫌いな原因>
8月
26日
三弟は子供の頃から偶然重なったこの日に当惑して、何時も両親に不満・文句を言っていました。
昭和23年の夏休み小生と次弟は母親の実家(会津若松)で過ごしました。
都会とは違い農家の実家は野菜・果物が豊富で天国でした。
当時貴重品だった<卵>も毎朝食し、もぎたての野菜・美味しい会津米のご飯等も腹いっぱい・・
帰京の準備を始めた8月下旬、最初に小生が <腸炎から疫痢>に罹患し、次弟に感染しました。
医師の懸命の手当の効なくあっけなく一晩で次弟が亡くなりました。
次弟を犠牲にして、幸いに一命をとりとめた小生は、幼少時から今日まで次弟を背負って生きてきました。
嫌いな食物の無い小生がたった一つ嫌いなのは <スイカ>です。
真相は不明ですが <スイカの食べ過ぎが原因?>と何度も言われたので、幼ない小生の脳味噌に刻み込まれてしまいました。
親族が集まると必ず話題(弟を褒めたり・残念がったり)になるので長年 <トラウマ>になり <スイカ>を、見ると震えたり、吐き気を起こしたりの状態が成人するまで続きました。
最近年長組が全員 <三途の川>を、渡り日本在住の親族では最長老になりましたので <話題にならず>一息ついています??
今まで真相を公開しなかった <スイカ嫌いの原因>を、告白するのは66年ぶりです。