KENSA Fes 2023 〜What a Wonderful World②〜
1月
29日
(乳がん検診結果が「要再検査」だったため、1/27、生まれて初めて乳腺外科クリニックへ向かう。会社は有休を取った)
とても寒い日だった。
まず、喫茶店でモーニング。
それからスーパー銭湯へ。
この初めて行ったスーパー銭湯。のべ10個ぐらいお風呂があったが、10個とも湯温がぬるかった(笑)
仕方がないから、普段はあまり入らないサウナに入り、身体を温める。
ランチも初めての定食屋さん。
すると、何ともタイムリーな額が目に入る。
今、私以上にこれを身に沁みて感じている人はいないだろう。
焼魚定食をいただいた。
味噌汁は粕汁に変えてもらった。
クリニックへ向かう。
雨の中、得も言われぬ孤独感が纏わりつく。
これだけは誰も、1%も助けてくれないんだ。
行かなきゃ。
命への執着という深き罪の裁きを受けるために。
クリニックに到着。
スタッフさんが皆にこやかで、適切に対応してくれる。
少し心が和む。
まず、マンモグラフィ検査。
検査室前で1人待っていると、ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」がふと流れてくる。
緑の木々が見える
赤いバラの花々も
君と僕のために咲いているんだ
そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界だろうって
耳と涙腺が直結しているので、涙が込み上げてくるのを必死でこらえる。
検査の順番が回ってくる。
マンモグラフィは、人にもよるがとても痛い。
その痛さに4回耐える。
次は視触診と超音波検査(エコー検査)。
これは不快。
気持ち悪い。
そして、院長から結果報告。
審判が下る。
まず、右脇のしこりはただの皮下腫瘍で、何の問題もなし。
えー!何やねん。もう驚かせんといてよー。でもよかった。。。
しかし、別に良性の軽微な疾患が見つかり、これから半年ごとに検査して経過観察することになった。
結果、命に関わる大きな疾患はなかった。
よかった。
ほんとによかった。
まだ、“この素晴らしき世界”を味わえる。
乳がんは、日本女性のがん死亡原因第4位。依然リスクは高い。ちなみに、1位大腸がん、2位肺がん、3位すい臓がん、である。
(公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計2022」より)
検査は億劫だし、痛いし、しかもお金払わないといけない場合もあるけど、自分の大切な人のために、そして何より自分自身のために、定期的に受けることが必要なんだと実感した。
また朝が来た。
今日はどんな1日になるだろう。
(おわり)
★☆さわログ☆★