夏休みや年末年始に日本への一時帰国やアメリカ以外の国へ旅行に行く際に必ず直面するのがインターネット通信に関する問題。
日本へ到着後、すぐにスマホでインターネットを利用したいけれど、docomoやSoftbank、auなど日本国内の携帯会社と契約していないため、接続可能なフリーWi-Fiを探すのには大変労力がかかります。
しかも、空港や駅の公共のフリーWi-Fiは、セキュリティが脆弱なので個人情報の漏えいが心配です。
しかし、便利なトラベルeSIMである「Saily」さえあれば、日本に到着後すぐにインターネット通信が可能になります。
この記事では、今おすすめのトラベルeSIM「Saily」の特徴やメリット、設定方法などについて紹介します。
旅行に便利なトラベルeSIMとは?
普段、私達が利用しているスマートフォンやタブレットでインターネットを利用するためには、端末に「SIM」と呼ばれる小さなカードを挿入する必要があります。
SIMとは、「Subscriber Identity Module」の略で、主に契約者の情報が記録された小型のICチップで、端末に挿入することで通信会社の契約しているプランを利用することが可能になります。
一方のeSIMとは、「embedded Subscriber Identity Module」の略で、前述のSIMに加えて「組み込み式」を意味するembeddedが追記されている通り、スマホにあらかじめ内蔵されているデジタルSIMのことです。
このeSIMには、SIMカードと同じく契約者の情報が記録されていて、SIMカードのように破損や紛失する心配がないのが大きなメリットといえます。
最近は、従来のSIMカードと比較してより便利なeSIM対応スマホが次々とリリースされているとともに、海外旅行に行く際に大変便利なeSIMである「トラベルeSIM」の需要が高まっています。
Sailyとは?
旅行中は、SIMカードを購入して面倒な設定をしたり、公共のWi-Fiスポットを探し歩いたりなど、インターネットを利用するための苦労が絶えません。
しかし、eSIMサービスアプリである「Saily」を利用することでこれらの無駄な労力が必要なくなります。
近年、eSIMアプリが通信業界に浸透し始めていますが、その中でもこのSailyは大注目のeSIMアプリのひとつ。SailyのeSIMアプリをお使いのスマホやタブレットに導入することで、世界150もの国や地域でモバイルデータパッケージが利用可能になります!
Sailyを使用することで、多額のデータローミング料金を支払う必要がなくなるだけでなく、異国の地で公共のフリーWi-Fiへの接続が不要になるため、脆弱なWi-Fiネットワークを標的にしたサイバー攻撃を避けることができます。
また、Sailyは、NordVPNの運営会社であるNord Securityが提供しているので、SailyとNordVPNを併用することで、海外でインターネットを使用する際の安全性がより向上します。
Sailyの主な特徴
以下では、Sailyの主な特徴をまとめました。
プランと料金
国・地域によって異なりますが合計4、5種類ものデータプラン(1GB/7日間〜20GB/30日間)があり、競合他社よりも平均で約10~15%ほど安いです。
日本の場合
1GB/7日間3.99ドル
3GB/30日間6.99ドル
5GB/30日間9.99ドル
10GB/30日間15.99ドル
20GB/30日間22.99ドル
対象国
日本を含む150の国と地域
ネットワーク
お使いのデバイスのeSIM機能を使用して現地のモバイルネットワークに接続
互換性
eSIMに対応しているすべてのスマホ
カスタマーサポート
アプリからライブチャットが利用可能(年中無休)
支払い方法
クレジットカード/デビットカード、Google Pay、Apple Pay、PayPal
Sailyのメリットとデメリット
Sailyは、数あるトラベルeSIMの中でも非常に多くの特徴があり、日本への一時帰国や海外旅行の際に最適といえます。以下では、Sailyを利用する際の主な長所と短所をまとめました。
<メリット>
到着後にすぐ利用可能
目的地に到着し、飛行機を降りたらデータ通信をオンにし、アプリで滞在先の国に接続するだけですぐに利用することができるので、異国で迷子になる心配もありません。
世界150もの国・地域で利用可能
SailyのeSIMアプリは、世界150もの国と地域で利用可能で、各プランは滞在先によってそれぞれ異なります。
デュアルSIMなので同時に利用可能
SailyのeSIMアプリは、複数のSIMを同時に使えるデュアルSIMなので、旅行先からアメリカに戻って来た場合でもSIMカードを入れ替える必要がありません。
格安プランがある
日本へ一時帰国するのが数日間のみという場合でも短期の格安プランがあるのは嬉しい限りです。日本向けには合計5種類のプランがあり、最安値は3.99ドル(7日間、データ通信量1GB)から利用可能です。
NordVPNの運営会社であるNord Securityが提供
インターネットセキュリティ業界の中でも最先端の技術を使った安全性の高いさまざまなセキュリティサービスを提供しているNord Securityが管理しているので、セキュリティは万全です。
主要なモバイルで動作可能
Sailyは、多くのスマホ利用者が使用しているiOSとAndroid端末の両方で動作可能です。eSIMが利用可能な全てのスマホと互換性があり、シームレスな通信を実現します。
年中無休のカスタマーサポート
Sailyは、ユーザーに対して年中無休のカスタマーサポートを提供しているので、何かアプリの不具合や料金プランの変更などでお困りの際はいつでもサポートを受けることができます。
トップアップが簡単
eSIMであるSailyは、データプランを変更した場合でも、新たにeSIMをインストールする必要がなく、同じeSIMで簡単にトップアップすることができます。
複数言語に対応予定
現在、Sailyのアプリは英語のみ対応していますが、今後はドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語などの言語に対応する予定です。
様々な支払いがある
クレジットカードやデビットカードをはじめ、Apple pay、Google Pay、PayPal、などの主要な支払い方法がご利用することができます。
<デメリット>
データ無制限プランがない
現在、Sailyで提供している各国・地域のプランの中でデータ無制限のプランはありません。
ウェブサイトでライブチャットが利用できない
問い合わせの際のライブチャットは現在、Sailyのアプリでのみ利用可能となっています。
利用可能な支払い方法が限定的
現在の支払い方法は上記で紹介したのみと限定的で、日本で主流のPayPayなどのキャッシュレスサービスや仮想通貨などでの支払いはできません。
国や地域によってデータプランが異なる
国や地域によって利用可能なデータ通信量やプランの価格が異なります。たとえば、日本はの5種類(1、3、5、10、20GB)のプランから選ぶことができますが、アメリカの場合はの4種類(1、5、10、20GB)しかありません。
電話番号は付与されない
現在、Sailyが提供しているのは各国・地域でのデータ通信のみで、現地の電話番号は付与していません。
Sailyの設定方法
こちらはSailyアプリを使い始める際の設定方法です。
1.Sailyのアプリをダウンロードする
まずはApp StoreまたはGoogle PlayストアでSailyのeSIMアプリをダウンロードします。
完了後、アプリを開いて目的地の一覧から旅行予定の行き先を選択します。
2.行き先を選び、購入を完了する
行き先を選んだ後、ご希望のデータプランを選択し、購入手続きを済ませます。
3.SailyのeSIMカードを有効化する
アプリが希望する目的地のデータにアクセスするためにeSIMをインストールするように要求してくるので、実行します。
インストール後、データプランを有効化することで、購入したプランを使用することができるようになります。
注意点は、インストールと有効化(アクティベーション)する際にはインターネット接続が必要なので、渡航前に必ず接続設定を済ませておきましょう。