梅雨の季節に華を添える花蔓草(ハナツルソウ)が、ポツリポツリと咲いてます。
目立たない花なのですが、毎年、自然に花を咲かせる逞しさです。
十数年前にもらってきた一茎から、ここまで大きくなりました。
アガパンサスの横で、元気に咲いていた西洋人参木(セイヨウニンジンボク)。
葉が朝鮮人参に似ているらしいです。
この葉、どこかで見た記憶があります。
気になる形の葉です。
花言葉「恋の季節」
ご近所の庭で、よく見かけます。
毬のような蕾の形が面白かったのですが、写真に撮れませんでした。
最近、ご近所に空き巣が入り、写真を撮るのは空き巣の下調べと思われるのでは・・・なんて、遠慮してしまいます(苦笑)
白いアガパンサスを見かけました。
薄紫色のアガパンサスよりも、豪華な雰囲気です。
すぐ横では、薄紫色のアガパンサスも咲いていました。
こういう穴を見つけると・・・
気になってしまいます。
それも透かしの縞々の穴なのです。
縞々だけれど、近付き過ぎると、透明になってしまいます。
その穴の中の小さな世界を美しいと感じます。
誰も気づかないというか・・・気にも留めないことが気になる性質なのです。
『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩著・理論社
群れが大きく激しく動く
その一瞬前にも
自分を保っているためにも
何と言っていいのか表現できないけれど、この本は、今の私の心の答えを封じ込めているような気がします。
集団から外れた個の魂を優しく包んでくれるような作品です。
改めて感じました。
2年前に出ていたなんて・・・梨木作品とは随分御無沙汰だったのですね。
二十四節気の【半夏生】
半夏生の頃には、天から毒気が降るとか?!
地面が陰毒を含んで毒草が生えるという言伝えがあり、この時季に筍・蕨などを食べたり、種を撒くことを忌む風習があったそうな。
井戸にも蓋をして毒が入り込まないようにしたそうな。
5月に見かけた半夏(烏柄杓)という毒草が生える多湿で不順な頃です。
↑何度、引いても、また顔を表しています。
20歳の時に出逢った千夏の誕生日でもあります。
お誕生日おめでとう!!千夏。
『雪と珊瑚と』梨木香歩著・角川書店
強くたくましく人生を切り開いていくシングルマザーのビルドゥングロマン!
友人のオススメ本でした。
早速、図書館で借りて、昨日午後から読み始めて、先程読了しました。
ご無沙汰していた梨木さんの作品。1年前に出ていたのに気付かなかった。
◇あらすじ◇
珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、
途方に暮れていたところ、
様々な人との出逢いや助けに支えられ、
心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになる……。
梨木さんといえば、摩訶不思議な作品が多いのですが・・・。
読み始めは、扉が開かなくて、本を閉じたくなりましたが、
途中から面白さが加速して行きました。
くららさんに憧れました。
梨木作品にしては、摩訶不思議感がなく、円熟したイメージでした。
梨木さんも50を超え、
宮本輝さんの作品のように、幸せの域に達したような安寧の境地を感じました。
文月はじまり。
凌霄花のオレンジ色の花が咲き誇っています。
この花を見ると、紺碧の夏空を連想します。
暑い夏がスタートするイメージの花です。
梅雨明けまでには、まだ時間がかかりそうだけれど・・・
梅雨と夏空の鬩ぎ合いの現場に立ち会いました。
六月と七月の鬩ぎ合いでもあるのでしょうね。
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