散歩道で
白花曼殊沙華が咲いています。
赤みが入ったものと、黄みが入ったものとがあります。
集英社 (2014/12/5)
エッセイは、あまり読まないのですが、
先日読んだ『草花たちの静かな誓い』の後ろに掲載されていた
この本の紹介文から、興味を持ち借りて読むことにしました。
◇内容紹介◇
「なにがどうなろうと、たいしたことはありゃあせん」
その父の言葉に、いつも励まされて生きてきた。
今まで語られることの無かった異父兄との邂逅を描く「兄」。
シルクロードへの旅にまつわる回想「星雲」。
小説『優駿』執筆当時の不思議な経験を描く「殺し馬券」。
ある老人の死に黙考する「消滅せず」など、
命の力を信じ、生の深遠を見つめる14篇のエッセイ集。
80年代に出版された『二十歳の火影』、
『命の器』などの名随筆の系譜を継ぎ、
満を持して書かれたエッセイ集。
大人のための滋味あふれる一冊です。
異父兄との邂逅を描く「兄」
これがとても気になったのです。
異父兄に会いたくて、家の前まで行き、偶然犬の散歩で出てきた兄の後ろ姿に
「〇〇ちゃ~ん」と声をかけて、兄が振り返ると同時に走って逃げ帰るという内容。
それ以前にも、以後にも、兄には一度も会っていないという。
呼びかけられたお兄さんは、狐に抓まれた気分で、声の主が誰だったのか、
ずっと考えなかったのでしょうか?
私のほうが気になって仕方がありません。
散歩道の先で
野萱草が咲いています。
そろそろ咲く頃だと思い、足を延ばしました。
友人とランチに行きました。
メニューを見て、迷ったけれど、
最近食べていなかったので、ハンバーグのランチにしました。
カニクリームコロッケがサクサククリーミィでとても美味しかったです。
ハンバーグは今一つでした。
展望の景色が楽しめるお店ですが、本日は雨で遠くが煙っていました。
残念でした。
2016.12.10
図書館で「み」の棚を眺めていると、この本に気付きました。
「ああ、新刊が出ていたのね。それも2016年の12月に」と。
この作者の作品は、テレビドラマ『青が散る』で見知って、
それ以来、初版本を買い求めていました。
終活に入って(まだ人生はこれからなのですが)、
もう本を増やすのは止めようと決意し、それ以来図書館で借りることにしています。
この本を開いた時、故郷に帰ったような気分になりました。
文章がしっくり来るのです。
でも、途中からは、作者の中だるみ時代の作品のように感じて、
少々興ざめしてしまいました。
◇内容◇
亡き叔母が遺した大きな謎と、幸せの種を探す旅。
生き別れた母子の運命の軌跡をたどる、最新長編。
ロサンゼルス在住の叔母の突然の訃報。
甥の弦矢が駆けつけると、27年前に死んだはずの叔母の一人娘が、実は死んだのではなく、
当時からずっと行方不明なのだと知らされる。
なぜ菊枝はそのことを長らく黙っていたのか。
娘はいまどこにいるのか。弦矢は謎を追い始める――。
生き別れた母子の運命を豊かに描き出す長編小説。
先日、稲刈りが終わった田圃が緑色に変わりました。
蘖の季節です。
今年は、無理にお願いしてお米を作ってもらったので、
新米が届かないようです。
17:32
青空に九夜月が見えました。
今日は一日霞んだ空でした。
霞んだ夜空に火星も見えます。
この夏は、火星とともに夜を過ごしました。
まだ見えているので嬉しいです。←友人のような気分です。
街路の花壇で
仙人草が絡まって咲いています。
久しぶりに咲いているのを見かけました。
雨や曇り空が続き、ようやく新しいお月さまを望むことができました。
既に上弦の月になっています。
これから、見る見るうちに丸くなっていきます。
2018.5.30
相変わらず、江戸の中で起こる事件は、遠野屋の座敷で起こっている感じがします。
今回は、事件の真相が最後の数ページで完結した感じで、
いつもの面白みに欠けました。
本の装丁も、拘りがなく、前回と同じ雰囲気でした。
◇内容◇
遠野屋の番頭、喜之助が病に倒れ、主の清之介が看取った。
彼の遺品から不思議な織の帯が見つかる。
一方、ある仕舞屋が燃え、焼け跡から女の死体と焼けた帯が見つかる。
信次郎と伊佐治は、謎めいた帯の奇妙な繋がりを探る。
「弥勒シリーズ」第八弾。
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