◇内容◇
ヤクザ・ミーツ・キャット物語
コロナ禍で大学を中退した壮真は、金に困ってシェアハウスに移り住む。
同居人は無愛想な女の子と四十すぎのフリーター。
そこへ引っ越してきたのは30年の刑期を終えた元ヤクザの鳶伊だった。
壮真と鳶伊は仔猫を拾ったのをきっかけに便利屋で一緒に働くが、壮真の友人が闇バイトに手を出し、住人たちに危機が迫る。
昭和の極道が令和の半グレに戦いを挑む。
新しい家族を守るために――
新刊が出ていたので、さっそく図書館に予約して借りてきました。
今回も愉しく読みました。
本文より
「災難に遭う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
「やれることをやるにせよ、肚をくくれということじゃ。肚をくくれば迷いは消え、恐れもなくなる」
お京さん、ますます面白くなってきたよ。
【本】