約3年前にわがやのバックヤードの木を切ったことは2009年8月のブログルに書いた。たくさんに枝分れしたマドロナの老木や背の高いカナディアンメープルなどを何本も切ったことにより、バックヤードの日当たりとガラス張りのサンルームの景色が格段に良くなった。
そのおかげで翌年の春、わがやの境界のすぐ外にあるワイルドチェリーが見事に咲いているのを楽しむことが出来た。この桜はそめいよしのや枝垂れ桜が終わった後に咲く遅咲きで、日本の桜とは異なり花のもちが良い。背丈は20メートルを超えているが、多分野生の木だろう。この木から生まれたと思われる小さな木が数本わがやのバックヤードに生えている。
このワイルドチェリーが植わっている場所は隣家のガレージの裏側であり、隣家ではおそらく誰も関心を持っていないのだろう。われわれもバックヤードの木を切るまでは視界がさえぎられてこのさくらに気が付かなかった。
今このさくらは満開で毎日われわれの目を楽しませてくれる。
この1週間、雨の日も少なくなかったがそれほど強い降りではなく、にわか雨なので日差しもあった上、幸いなことに風も強くなかったのでわがやのさくらは今日、無事に満開を迎えることが出来た。昨年は4月8日、2010年は3月15日、2009年は4月11日が満開の日だったので、2010年を除けば平年並みと言えよう。
わがやはS字型にカーブしたやや急な下り坂の途中にあるため、坂のかなり上の方からわがやのそめいよしのの上品な桜色が望める。3軒上の家にはチャイニーズチェリーの濃い桃色がにぎやかだったが既に盛りを過ぎており、この道を下ってくる人々はさぞかしわがやの桜を愛でながら通り過ぎていることだろう。
このところシアトルには次々と前線が通過するため、雨の日が多い。もっとも1日中雨が降っているわけではなく、激しく降ったり小雨になったり、薄日が差したりと目まぐるしく変るのがシアトルの春の天気だ。それにしても3月の雨量は例年よりはるかに多かったそうだ。今日の土曜定例ゴルフも雨が激しく降る中でのラウンドとなったが、19番ホールでビールを飲んでいる頃には結構な日差しとなり、天はわれわれに試練を与えるために激しい雨をふらせたのだろうか、と少しいまいましく思う。
3月23日にはまだ蕾の固いわがやのそめいよしのであったが、連日の雨にもかかわらず春の息吹きを感じてかすこしづつ蕾がゆるみ、今日の午後には10輪以上が開花している。だからわがやのそめいよしのについて今日、開花宣言をせねばならない。
天気予報ではこれからの1週間も雨の多い日が続くようだが、このそめいよしのはそのような逆境の中で満開に近づいてゆくのだ。来週の週末には満開となるだろう。
今日は天気予報がはずれポカポカした春の陽気、気温もようやく10℃を超えた。陽気に誘われたわけではないが今日の午後、日曜日のマーサーアイランド10キロランに備え、最後の7.5キロコースを走ってトレーニングを行った。どこも痛いところはなく、これなら普通の状態でレースに挑めそうだ。
このところシアトルの街では色々な種類の桜が咲き始めているが、わがやのそめいよしのはまだ蕾が固い。去年のこの桜の開花宣言は3月28日で満開は4月8日、2010年は異常に早く3月4日の開花宣言で3月15日の満開、更に2009年は4月5日の開花宣言に4月11日の満開だった。
この週末は朝は冷え込むものの日中は10℃を越える日が続くとのこと、ならばわがやの桜は週明け頃に開花するだろうか。しかし来週の予報は連日にわか雨。せっかく咲くなら穏やかな晴天にしてあげたい。
今年に入って当地では氷が張ったり雪が降ったりして冬らしい日が続いているが、寒さに比較的強い柑橘類である柚子でも厳しすぎる気候なのだろう。ようやく実った三つの柚子の表面にあばたが現れたので今日収穫した。一番大きな実は直径が41ミリあり、ゴルフボールの大きさである42.7ミリには達しなかったが昨年12月はじめには35ミリだったので、寒い中でも少しづつ成長を続けていたのだろう。
寒さが厳しい中でも柚子の木には葉がかなり残っているので冬の間はのんびりと過ごし、春になったら新しい葉をたくさんつけて今年の秋には多くの実を実らせてほしい。
このところマーサーアアイランドの最高気温は5、6度、夜中には氷点下になる。また朝は7時半頃に明るくなるが、夕方4時半には薄暗くなり、日照時間もかなり短くなっている。このような環境では柚子もあまり成長出来ないだろう。
今日午前中の計測では3つの実はすべて直径35ミリ、ひと月前の計測では31ミリだったから少しは育っているが、ゴルフボール(直径42.7ミリ)まで大きくなるのは無理かもしれない。
実をよく見ると、その一部が少し黄色味を帯びているように思われる。小さくても柚子の子は柚子だ。
柚子の実がまた少し大きくなった。10月8日のブログルには20ミリ位と書いたが、今日計ってみると31ミリだった。9月4日には12ミリだったから、ゆっくりながら少しづつ成長していることになる。昨年の10月23日には直径70ミリ位の黄色く色付いた実が2個なっていたのだから、それに比べると今年は大分遅い。
さくらが咲いた4月はじめに、それまで鉢植えで室内に置いていた柚子の木をフロントヤードに植えたが、その後当地は例年になく寒い春となり多くの葉が落ちでしまった。5月になって暖かい日が続いたが柚子の木は元気がなく、枯れてしまったかと心配したが、6月になってようやく新しい葉が生え始め、その後はすこやかに成長を続けてきた。
春先にマーサーアイランドの気候に慣れるために時間がかかったので、柚子の実の生育が遅いのはやむを得まい。このまま順調に育ち、来年1、2月の鍋料理がうまい季節までに50ミリ程度の青玉でよいから収穫出来れば上出来だ。
9月4日付ブログルでは、わがやの柚子には2つしか花が咲かなかったと書いたが、実はもうひとつ咲いていた。ただこの花は早くに散ってしまい、くまごろうにはあまり花を楽しませてくれなかった。そのため、この花は実にはならないだろうと諦めていたのだが、9月中頃に柚子の木をよく見ると、もうひとつ実がなっているではないか。他の2つの実と遜色ない大きさですくすくと育っている。
この写真では前回紹介した実と、隠れていたもうひとつの実が写っている。この木にはこの他にもうひとつ実がなっている。実はいずれも直径が20ミリ位になっており、これなら12月頃にはゴルフボール程度に成長するのではないか、と期待している。1ヶ月の間に8ミリ程度成長したことになる。
昨年10月23日付のブログルの写真では黄色くなった大きな実がふたつなっているが、今年はこの大きさまで育つか自信がない。でも今から10年後にこの木がくまごろうよりも高くなり、たくさんの実をつけることを夢見て大切に育ててゆこう。
今年種を蒔いた朝顔が今、花盛りだ。
わがやのバックヤードには毎年、夏の花として大輪のあじさいが咲き乱れるが、洋子さんが少し変化をつけたいと、鉢に植えた朝顔を置いた。鉢には金属製の円錐形の枠を取付けたが、朝顔はすくすくと育ちこの枠では納まらなくなったので、針金や園芸用スティックで蔓をカナディアンメープルの方に誘導した。
朝顔の種の袋に書いてある説明書では多様な色の花が咲くはずだが、何故かほとんどの花が青色で、薄いそら色の花もいくつかついている。洋子さんの期待した色とりどりの朝顔は咲かない。午後も半ばになると青い花は赤紫色に変色し、夕刻にはしぼんでしまうが、翌朝にはまた咲く。
朝顔市は初夏の風物詩であり、夏の盛りに咲くものと思っていたが、わがやの朝顔は今頃咲いている。調べてみると朝顔は秋の季語となっている。ちなみに朝顔は英語ではJapanese Morning Gloryとのことだ。
7月13日のブログルに書いた柚子のふたつのつぼみはその後小さな白い花となった。この可憐な花は暫く見ない間に散ってしまい、他に花が咲くのではと待っていたが期待はずれに終わった。
8月中頃になるとふたつの花の咲いていたところにそれぞれ小さな膨らみが付いていることを発見し、引き続き観察していたが、最近になってこの膨らみが柚子の実であることがはっきりしてきた。今では直径が12ミリほどある正真正銘の柚子の赤ちゃんだ。小さいくせに柚子のあばたずらがはっきりと見える。
昨年8月にこの木を購入した時は青い柚子の実がついており、その時は既にゴルフボールより大きかったが、今育ちつつある実はずっと小さい。きっと温暖なカリフォルニアから移住してマーサーアイランドの土地や気候に順応するのに時間がかかっているためだろう。試練を経た柚子の木には今年は小さくても実が付けば上出来だ。大きな実の収穫は来年以降の楽しみにしておこう。
もう1本の柚子の木には今年は花が咲かなかった。でも新しい葉はたくさんついてきたので こちらもこの土地に馴染むのに時間がかかっているのだろう。
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