わが家の周りに多いカナディアンメープルはもみじのように紅葉せず、黄葉する。写真のような景色を眺めていると、無粋な私でも少しは風流な気分になるとともに、今更の如く時の流れの早さと今年も残り少なくなったことを実感する。 しかしこの黄葉がすべて落葉することを思うとのんびりした気分にばかりひたっていることは出来ない。雨に濡れたおびただしい量の落葉を集めてヤードウェストの収集箱に入れることはかなりの重労働だ。 落葉を片付けている時はいつもこんな葉っぱを国旗にしているカナダ人の気が知れない、と思い、また子供の手のひらのような小さな日本のもみじ葉をいとおしく思う。
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