シアトルは北緯47度37分と樺太並みの高緯度帯でもあり、移住して永らく冷房の必要性を感じなかったが、ここ数年、温暖化のせいか夏季に寝苦しい夜を迎えることが多くなった。今年は5月10日前後数日間最高気温が30℃近くに達し、もっとも暑い7月から9月が思いやられてシアトル在住41年目にして寝室にポータブル冷房装置を設置することにした。 Amazon PrimeでHoneywellの冷房負荷9,000 BTU/Hr(2.63 KW)を購入したが、このポータブルエアコンは引き窓や上げ下げ窓のための排気ダクト用スペーサーは付いてくるものの、わがやのようなケースメント窓では窓の上下に扇型の隙間ができてしまい、不都合である。このような場合に役に立つのがYouTubeである。ケースメント窓への排気ダクト取付けを検索すると、網戸のフレームを利用する方法が示されていた。早速網戸フレームに取付ける厚さ4.7ミリのポリカーボネートシートを購入し、それにコーナーがカーブした200ミリX86ミリの排気口をカットしたが、以前より揃えていた万能のこぎり、特殊ドリルビット、研磨用ドリルビットなどが役に立った。 空調機設置後は皮肉にも涼しいのを通り越して薄ら寒い日が続いているが、近々このエアコンに感謝する日が来ることだろう。