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くまごろうのひとりごと

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Kindle
娘が年末にAmazonのKindleをプレゼントしてくれた。Kindleは本体にカバーを含めて縦17.5センチ、幅13.5センチ、厚さ1.7センチ、また重さは重さ300グラムある。因みに手許にある250ページの文庫本が一冊約210グラムだからそれより少し重い程度である。Kindleのスクリーンは電子ペーパーというもので、液晶とは異なり表示切替しなければ電池を消費しないそうだ。そのためかスウィッチをオフにすると、広告が画面に現れっぱなしになる。この広告は何種類もあるがすべてローカルの広告だ。この広告により本体価格を低く抑えている。

Amazonはまだ日本語の電子書籍を販売していないためちょっと使い勝手が悪いが、試しに青空文庫 から高校生の頃に読んだ夏目漱石の『坊っちゃん』と『我輩は猫である』をダウンロードしてみた。電子ペーパーは斜めから見てもはっきり読める。また活字もきわめて鮮明で読みやすい。このKindleは白黒だが、文庫本を読んでいると思えば違和感はない。くまごろうは還暦をとうに過ぎているので活字は大きなものにセットしたが、老眼鏡(この言葉は響きが悪い。英語のReading Glassの方がずっと良い。)なしでも何とか読める。

カバーにはバンドが付いており、そこに手のひらを差し込むとKindleはおさえている必要がない。シアトルではあまり必要ないが、東京で電車に乗っている時はつり革につかまっていても本が読める。スマートフォンよりは画面が大きく、またiPadよりはコンパクトで本を読むだけの目的なら便利だ。旅行に行く時は数十冊分の本をダウンロードしておけば読み物に困ることはない。

青空文庫は初めて利用したが、慣れないせいかルビの表示が少し奇異に感じた。また『坊っちゃん』ではところどころで行が抜けている。しかし無料で多くの名作がダウンロード出来ることは素晴らしい。このような公共電子図書館を運営している関係者、および電子化に協力しているボランティアに感謝する。
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