12月
2日,
2010年
今週末の山行きは要注意!
完全な西高東低の冬型気圧配置で、平野部でも
強風が吹き荒れそうです。
この時期の山歩きは低山でも注意が必要です。
危ないケース:
コットンのTシャツにトレーナー+ウィンドブレーカーまたはジャージ。
山はウォーキングと異なり、普段から脈拍を上げる運動をしていないと
多量の汗をかきます。
気温はそれほど低くないので、なれない運動をすれば確実に発汗します。
汗は確実にコットン系衣類に吸収され、綿の膨張で通気が悪くなります、
するとますます発汗します、喉も渇くので水分補給しますが、これを飲み
すぎるとさらに発汗します。
問題は休憩時や、下りの運動量が低下した場合です。
体内発熱は急激に低下し、強風のため、通常のウインド
ブレーカー程度では気化を止められず、急激に気化熱で体表温
を奪われます。
山用のウェアがゴアテックスを使用しているのは、汗を常時逃がし、
急速な気化熱を防ぐための仕掛けなんです。
体表温度が低下すると、寒さは勿論ですが、体のこわばり、腰痛、さらに筋肉の
痙攣に至り、下山時は転倒などの事故に直結します。
転倒しなくても、膝を支えるクッションがなくなり、膝を痛めるケースが多くなります。
低山ハイクで健康を目指したのに・・・・・・
こんな結果になる場合もあるのが、今度の週末です。
山行きの回数が少ない方、十分な装備の無い方は見合わせたほうが
よい状況と思われます。
ワオ!と言っているユーザー