5月
3日,
2007年
湖南菜(こなん料理:ふぅなんつぁい)
広東省に接した内陸の地ですが、重工業も発達した
場所です。
馬王堆で有名となった長沙もここにあります。
中国の省は略称が使われ湖南は湘と表されます。日本では中国の地名を、中文の発音と日本語発音を
統一性なく使用してきたので厄介です。
湖南も中文ではHunan「ふぅなん」、広州は「こうしゅう」と呼ぶ
のに広東は中文の「ぐあんとん」が発音しにくいので、
「かんとん」と呼んだりで一貫性がありません、
※広州は「ぐあんちょ」湖南の地は学問都市としても名高く、古代は屈源、
毛沢東、周恩来もここの出身です。料理の事を中文では菜といいます、メニュは菜単です。
スパイシーな料理のTOPは湖南菜で四川菜よりも
強烈です。
四川は麻(しびれ)、湖南は辣(辛)と言われ、
本場の料理は日本人にはかなりハードルが高い
です。私の場合でも、シェフに「本当に大丈夫か?」と
念を押されて記憶があります。湖南菜の辛さは、インドの激辛といい勝負ですが、
味に確かな旨みがあり、食べ飽きません。日本人には湖南の地は「霊幻導士」の方が有名
かも知れません。
湖南では他の場所で死亡した場合、亡骸は防腐処理をして故郷に運ぶ習慣があり、これが映画の下敷きのようです。